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突き進め頂点へ! 日本競馬のゆめへ!  作者: シャルシャレード
1章 当歳〜2歳
13/37

落とし穴 重賞初挑戦

ゲートが開いた。


ホワイトジェムは落ち着いてゲートを出た。まずまずのスタート。


問題はポジション取り。

ホワイトジェムは予定通り手綱を引き、下げていく。


内からは二頭の人気薄の馬が好スタートから逃げる。

2番人気ドーランジェードはその後ろを追走。

1番人気のクラブストが予定の通りの後方から。

マーク屋、的矢騎手鞍上の5番人気ダマスカスローは、その後ろをピタリとマーク。

そして、その前、後方から5番手の位置で最内を通ってレースを進めていく。



よしうまくいった。 これなら行ける!

後はタイミングだけ。


清弘にとってこれは予想通りの展開となった。



残り600、直線の手前で前に行くクラブスト。ダマスカスローもそれに連れて前に行く。


それにやや遅れて、鞍上は仕掛け始める。

ホワイトジェムは内からスルリと抜け、

先頭から6馬身ほどの位置に来た。


しかし、清弘は予想外の事態に直面する。


おかしい、あれだけリードして逃げていたのに。

逃げ馬の足が衰ない。前が壁になり行けない。

横に行こうにも同じタイミングで上がってきた。フルカウントが邪魔で外に持ち出せない。


残り200mになっても前は逃げ粘る。

ホワイトジェムは必死に前に行こうとする。

まだ前は開かない。



ーーー8着、完敗だった。

その後は何も考えられなかった。


敗因は至ってシンプル。

超がつくスローペースであったが仕掛けが遅く、さらに内から進出したことにより逃げ粘る前の馬が壁になり前に出れなかった。



『お疲れ様です。』

厩務員の中島はそれ以外何も言わなかった。



翌日もレースのため調整ルームに行だ後、今日のレースを振り返った。


人気はしてなかったとは言え能力と調子を見れば間違いなく上位であり、勝つ自信はあった。


騎乗ミス。


その言葉が頭を廻り続けた。









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