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無料ゲームを積みゲーしてたら学習型VRに取り込まれた件  作者: 灯坂ソラ


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【第7話】贈りもの、そしてステータス

ガシャッ・・・・ン


目の前の空間から現れたものは、光を失った直後、重力に従って地面に落ち、金属質な音を立てた。


警戒しすぎて、空中にある間に掴めなかった・・・・。


地面に転がったものは、鞘に納められた西洋風の剣、皮製のような若干の光沢感のある盾、そして白い勾玉が繋がれた数珠のようなものであった。


・・・・なるほどね、スキルを選択したことによる制作者からの贈りものか。


”珍しく”嬉しい方に予想が裏切られたな。


薄闇の中、石柱の光に照らされたそれらを、一つ一つ手に取って調べてみる。


まずは剣。


全長は70cm前後で、飾り気の無い革製の鞘に納められており、横に張り出した


無骨な柄に引っ掛けられた留め具によって固定されている。


留め具を外し、刀身を鞘から引き抜く。身幅は5cm程度の反りの無い両刃の直剣。


先端に行くに連れ身幅が狭くなり、切先を形成している。


傷の無い、新品のように見える。


刀身は鞘と同様に飾り気が無く、中心や刃先の内側に溝が彫られているが、これは剛性とか錆対策か?


材質は・・・分からんな、鋼でもはなく、鉄でもなく、それらの合金ってところか。


ともあれ鈍い光沢の鉄色だ。


重さは1kg程度。


大きさの割にずっしりしている。


重さを感じるとか、しっかり技術使ってやがる。


握りは革巻きで、滑らないようにされている。


右手でしっかり握り、振り下ろしてみる。


・・・・重さをしっかり認識しておけば使えるな。


これはいわゆる「ブロードソードに近いショートソード」というところか。


一応ブロードソードってことにしておこう。


刺突よりも両刃で引き切る、又は叩きつける感じか。


指を切らないよう気を付けながら、抜き身の剣を鞘に戻す。


よく見たら鞘には皮ベルトが付いており、腰に巻き付けられるようになっている。


これで片手が空くな。


とりあえず剣を地面に置き、次に盾を手に取る。


50cmくらいの円形で、剣と同様に飾り気は無い。


かなり硬質ではあるが革製の様で、握りの部分のみ金属製となっている。


重さは剣の半分くらいか。


左手で握りを掴み、左右、上下に振ってみる。


・・・・まあこんなものか。


皮製ということで耐久度、防御性に心配が残るが、これは相手次第だな。


まともに正面から受けようとせず、受け流す感じでの運用が良いか?


まあそんな技術はないが。


盾を置き、最後の数珠を右手で取る。


その瞬間、視界の左側に「癒し」という文字が浮かんだ。


・・・・まあ、アレだな、奇跡用の呪具ってところだろう。


数珠から手を放してみると、「癒し」の文字は予想通り消失した。


試しに足で触れてみる。


・・・・反応しないな。


あくまでも手に持って発動となるような制限があるのか。


数珠を今度は左手で取る。


後はスキルを試してみるかどうかだな。


発動条件は発声ではなく選択制の様なので、戦闘時、特にPvPの時は相手の動きには要注意だな。


恐らく魔法も同様だと想定しておく。


試しに発動させてみたいが、恐らくVPなるものを消費すると予想。


消費量も不明のため、空打ちが躊躇される。


・・・・保留だな。


装着に若干の苦労をしながらも帯剣を完了させ、数珠は右のズボンのポケットに入れておく。


・・・・盾は握りに紐を通して、たすき掛けにでもして背負うか。


頑丈で軽い紐を手に入れよう、メモメモ。


それまでは仕方無いので左手に握っておこう。


ん?


待てよ、剣はともかく盾は収納に入れておくのも手か。


まあ状況に合わせて対応しよう。


さて、スキルを取得したら、それに応じたアイテムが与えられるようだ。


これは初回だけのサービスか、毎回なのか。


まあ、あまり期待しない方が良いな。


やっと、初期設定が終わるか?


ステータス設定したいんだが・・・・。


再度石柱に触れる。


スキル一覧の表示と、保有スキル「1」を確認。


剣(片手通常)、盾(中)、癒しの後ろには、それぞれ「II」と表示され、グレーアウトしている。


その他には先程と何も変わらず、戻るも進むも無い。


・・・・


・・・


・・


・


先に進めねえ。ステータスどこ行った?

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