第五話 この素晴らしい世界に祝福を
ちょっと思い浮かばなかったんでこんな感じになっちゃいました
ごめんなさい
目が覚めると目の前にはこの前助けた女の子とリリィ。
2人が心配そうに座っていた。
「大丈夫ですか?!」」
「大丈夫だよ・・・ここは?」
「町長さんの家ですよ」
「何で俺はここにいるんだ?というか魔軍は?」
「覚えてないんですか?」
「ああ、リリィを見つけた後のことから全く記憶に無い」
「まものはね、お兄ちゃんがぜーんぶ、倒したんだよ」
「はは、俺はそんなに強くないよ・・・君を助けられたのは運が良かっただけだ」
「いいえ、スフィアさんは今はもう人類、全ての生き物や種族が知っているほどの有名人です」
「は?!ぐっ」
驚きのあまり体をあげると激痛が走った。
「だめですよ。まだ動けないはずですし傷口が開いてしまいます」
「わかった。その話は後で聞く。その前に・・・えっと君はちょっとあっち行っててくれる?直ぐに呼ぶからさ」
「え?うん!分かった」
俺が聞きたいことは、何よりも聞きたいことは女の子がなぜここにいるのか。最悪の事態が起きているんじゃないのか。
女の子が部屋から出て行くのを確認しリリィに聞く。
「あの子の両親は?」
リリィが顔をひきつらせる。
「まさか・・・」
「はい・・・魔軍が全滅した日に死体が発見され今はお墓も作られました」
「そうか・・・。あの子はどうなる?」
「まだ決まってないですよ。もともと身寄りが少なくて唯一の祖父は動けないくらいだそうです」
「じゃあ、どこの行くことになるんだ?こっちのことはよく分からなくてな」
「協会でシスターになったり役員として働いたり」
「じゃあ無事なんとかなるんだな?」
リリィは顔を曇らせた。
「いえ、それはある程度のお金があった場合。あの子は家や財産を全て壊されてしまっています」
「いくらだ?」
「え?」
「俺は、あの子がいたから戦えたしリリィをみつけたのもあの・・・」
「どうかしました?」
「あの年齢で魔法や何かが使える場合はあるのか?」
「え?女の子のことですか?ほとんどありえませんよ」
「あの子は噴水の近くから路地裏にあるといったんだ・・・」
「まさか」
「確信はない。けど俺はこの町でずっとあの子の面倒を見るわけにはいかない。金は相当かかるんだろ?」
「はい」
「なら、あの子がそれを望むなら・・・危険だが旅に連れて行く」
「何を言っているんですか?!危険すぎます!」
「危険なのは分かっている。だけどここで住み続けるわけには行かないだろ?」
「それはそうですけど」
「この町で放っといておくほうが可哀想だろ」
「ですが」
「私、たび行く!!!」
女の子はいつの間にか部屋に入っていた。
「凄い危なくて死ぬかもしれないぞ?」
「だいじょうぶ!だってお兄ちゃんが守ってくれるって約束したもん!」
「だそうだ」
リリィは女の子に近づき
「そっか、それじゃよろしくね!えっと何ちゃん?」
「私?私はエレナ、エレナ・アーサー」
「アーサー?!」
リリィが驚きの表情を見せた。
「あっ、でもアーサーってのはないしょってパパとママが言ってたから言わないでね?」
「ああ、約束だ。リリィ、どうかしたのか?」
小声でリリィに声をかける。
「偶然だと思うんですけど。アーサーって苗字は国王家の苗字なんです」
「なんだ、別によくある話だ。偶然だろ?」
「まぁそうですよね」
「よし、じゃあエレナ。これからよろしくな」
「うん!」
「あ、それと話を戻すが有名人ってのはどうゆうことなんだ?」
「これを読めば分かりますよ」
リリィは笑顔で新聞を渡してきた。
「なになに、『魔軍への初勝利。1人で魔軍を全滅。黒の須佐廼零現る』スサノオの字、間違ってるぞ」
「そこですか?!それとそのスサノオはこの世界の戦いの神の名前で須佐廼零って漢字で書くんですよ」
「なるほどな、でも、話を盛りすぎだ。俺はその時の記憶はないし外の魔物は軍が戦ってたんだろ?俺1人なら負けて・・・」
俺の話を遮るようにリリィが声をあげた。
「ちなみに軍の人はほとんど逃げ出しました。中には一般人を囮にしたり」
リリィの声は怒りで満ちていた。その言葉の意味は直ぐに分かる。
おかしいとは思っていたんだ。リリィはわざわざ行き止まりである路地裏になんか自分からはいかない。
「そうか。ごめん・・・」
「なんでスフィアさんが謝るんですか?」
「俺が一緒にいれば・・・」
「それじゃあ、足手まといじゃないですか?嫌ですよそんなのは」
「そうだな。悪かった」
リリィは少し笑顔で
「分かればいいんですよ。分かれば」
と言った。
それから俺たちは町長さんの気遣いで3日だけ泊まらせてもらった。
町長さんはいつまでもと言ったが元々1週間で旅に行こうとしたんだ。
だけど俺は良くも悪くも凄い光景を見たんだ。
今日の昼。
俺は久しぶりに外に出た。
そこでは軍の奴らが仕事を完全に支配しサボってばかりたった。
刀を手に回し軍の奴らに近づく。しかしそれはどうやらいらなかったらしい。
「おい!テメェラ!!サボってんじゃねぇぞ!」
「あ?」
その声は先日戦った黒のハート、いや元黒のハートで魔軍戦の時唯一逃げずに戦い続け何人もの住民を助けたらしくその功績が認められ今はトップ、勇気の隊だ。
「ちっ、黒のハートか。ならず者が何の用だ?」
だがそのことは軍の奴らは知らない。新聞など読む気がないのだろう。自分たちが逃げたと書かれている新聞など読みたくないな決まっている。
「黒のハート?それは前の話だな。この紋章。見えないのか?」
「あ?ついに盗みまでやってんだな。よし、やるぞ!」
結果は勇気の圧倒的勝利、俺はその光景を目にしそのまま立ち去った。
後日、新聞で確認すると勇気は町の復興を大いに助け人気者だそうだ。
俺達はこんなことがあり軍へのもともと信用してないが失望と勇気の期待が重なり夜に町を抜け今は洞窟にいる。
パーティーはエレナが加わり3人。
これからの冒険が楽しみだ・・・




