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第四話 殺したくて殺したくて殺したくて目が覚めちまったじゃねぇか

今回はゲーム、殺戮の天使のザックさんです。

ちょっと分かりづらいタイトルですがお願いします

それと

は何かの理由でナレーターが入る。つまり第三者視点になった時に使います

あれからいくら経ったのだろう。

俺はこの手で誰ひとり助けられていなかった。

立ち向かい勝負を仕掛け殺す気でやった。

しかし魔軍は圧倒的だった。


気がつけば人助けをやめ俺はただ単純にリリィを探し始めた。

しかしリリィさえ見つけることができない。

俺はどこかで勘違いをしていた。


今日の昼。圧倒的に強いと呼ばれた人間(・・)を倒した。

だけどそれは、人間(・・)。人間と魔物が同じレベルくらいなら別の生物の助けも得ているのだ、 とっくに魔軍を殲滅し俺たち、異世界人など必要ない。


俺の手は自分のか他人のか分からないくらい血で薄れ汚れ体は傷だらけ。

数分前のやる気や殺意は無く恐怖と後悔、そして情けなさだけが残った。


だけど、それでも俺は逃げない。

これが恋のチカラという奴なのかはたまた諦めが悪いだけなのか。

俺の足はまだ地を駆け俺の刀はできるだけの攻撃を続けながらリリィを探している。


「おい!助けてくれ!頼む!金な・・・」


「やめて!お願いだから!」


「頼む!子供だけはやめてくれ!!!」


「父さぁん!!うぐっ、ひぐっえっぐ」


周りは地獄絵図とかし悲鳴と許しをこう声だけが響いている。

無視をして走る。

重い地響きがなった。


目の前には明らかに今までの魔物とは違う魔物。

装備をしっかりときてでかい剣を持っている。

その巨体は高さ10メートルの建物を超え一振りで家を破壊した。

その化け物の足元に子供がひとり。


「ねぇ!やめてよ!私たちの家を壊さないでよ!!!!」


右手が刀へ行く。

さっき決めた。リリィだけを必ず助けると。

ここでこいつを相手にしたら助けるどころか俺まで死ぬかもしれない。


化け物は子供を持ち上げた。

そして口に運び出す。


「やるしかない・・・俺しかできないんだ!!!!!」


時間はない。他に人もリリィも危ない。

やつは一発で建造物を破壊する。

ならば全て避けるまで!!!


化け物は俺を敵と認識し子供を足元に投げ剣を高々と上げた。

こいつを相手にするなら一撃で。たった一撃で殺すしかない。


化け物が右からの剣を振る。

ゲームで何度も相手にしたことがある。弱点はわかる。

リアルで何度もこんなでかく強い敵を倒した。多数戦もやった。


その化け物には額に傷がある。

RPGのお約束。いや全てのアニメや漫画でも通じるお約束。

こいつの弱点がここじゃなかったらどこにある?


俺は奴の剣撃を防がずにその剣身にのり渾身の一撃を奴のひたいに決めた。

化け物は唸り声をあげそこに倒れた。


勝ったのだ。

何かがドロップしたらしい。

確認する暇はない。


「怪我はないか?」


子供は小さく頷く。


「お父さんとお母さんは?」


「どっか行っちゃった・・・」


「じゃあ行くぞ。お父さんとお母さんに会うまで守ってやる」


「いいの?・・・」


「さっさと行くぞ。その代わり白くて長い髪の美人のお姉さんがいたら教えてくれよ」


「うん!」


もう逃げられない。

周りのうるさい悲鳴は耳障りだ。

魔物の快楽に満ちた顔などうんざりだ。

リリィ、生きててくれ。


「ねえ!お姉さん・・・」


「は?」


「ほら」


子供はそういうと路地裏に指をさした。


「こっちにいるのか?」


「うん」


よく分からない。ここから見えない路地裏をさしこの子はなにを示すのか。

子供の戯言かそれとも真実か。

俺は真実とかける。

理由はない。ただこの子が嘘をつかないと思ったからだ。


「早く!早くしないと!!」


「よし、いくぞ」


路地裏の奥。俺は信じがたいものを目にした。

そこには魔物の集団に襲われ今にも食べられそうになっているリリィ。

装備は引き裂かれ剣は折れていた。



スフィアは自我を失った。

目の前にいるのはさっき戦った魔物よりも明らかに強いとわかっていた。

しかしスフィアにそれは関係ない。


愛するものが初恋の人が命を落としかけ汚されている。

その剣撃は技を超え術というには荒々しく暴力というには美しかった。


魔物は次から次へと増えていく。いつの間にか場所は町の噴水前に移動し、全ての魔物が集まった。


軍は外の魔物を倒しているのに精一杯。

ここでスフィアが倒れれば本当にこの町は終わる。


次々に斬り裂きスフィアの真っ黒な髪は赤に染まる。

銀に輝く剣身は魔物の黒い何かで染まる。


装備は返り血や体液で染まりかえり噴水前は次々に魔物の死体の山ができていた。

1時間の殺し合い。

その中でスフィアは一撃も攻撃を喰らわず最後の魔物を斬り裂いた途端にその場に倒れた。

殺し合いよりも前の傷。何千と魔物を相手した疲労。

そしてリリィの無事。それが重なったのだ。


糸が切れた人形のように動かなくなったが息だけは辛うじてしていた。

その姿は赤や黒に染まり人間ではなく魔物にそっくりだった。


しかし町にある皆が、もちろんリリィも含めスフィアを必死で看病し感謝し守られた命を使い尋常でないスピードで町を復興して行った。


スフィアが目覚めるには3日の時間がかかった。


そしてこの日が始めて魔軍に勝利した日であり人間や妖精、神までもたった1人で魔軍を殲滅させた黒髪の少年の噂が広がっていった。



黒の須佐廼零(スサノオ)と・・・

更新遅れました。ごめんなさい。もう少し早くします。

スサノオのやつは後ろのふた文字は当て字です。

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