9話 闘技場
取り敢えず新しい義足を手に入れたいので、街を歩いていると、full portionと書かれている商品を見つけた。
もし、これが本当にフルポーションだったら、義足での生活が終わる。
一応値段を見てみると、10億マーターと書かれている。
値段は、ちょっと高い印象はある。
今手持ちには2億あるので、フルポーションを買うにはまだ5分の1しかない。
最終的にフルポーションを買う事を目標にして、取り敢えず新しい頑丈な義足を探す事にする。
装備品店に行き、義足を買う事にした。
「いらしゃーい」
店の奥の方から明るい声が聞こえ、若い店員が出てきた。
「何をお探しでしょうか?」
「左足の義足をなるべく頑丈なやつで」
かなり大きな店なので、品揃えは十分にありそうだ。
予算を聞かれ、その範囲で頑丈なものをいくつか出してもらい、1つ1つの特徴を丁寧に教えてもらった。
その中でも特に目を引いたのが、神経が通っている義足だ。
ロボットの足の金属部分が露出している感じだが、痛覚は10分の1に抑えられているので、もし折れる事があったとしても、骨にヒビが入ったくらいの痛みに軽減されるそうだ。
1億5000万マーターもするが、十分払う価値はあると踏んで、購入し付け替えた。
店を出た後、街を歩いていると闘技場参加者のポスターがあった。
優勝商品は願いを1つ叶えるという曖昧なものだった。
今回で5回目らしく、1〜4回目の優勝者が得た景品も書いてあった
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1回目:100億マーター
2回目:スキルの獲得→拒否
キュクロープス一門の剣
3回目:100億マーター
4回目:キュクロープス一門の大剣
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キュクロープス一門の剣は、剣にもよるが、50億から100億で取引されることが多いので、100億マーター分までなら叶えてもらえるらしい。
一回挑戦してみて優勝できたらラッキーぐらいの気持ちで挑んでみる事にした。
参加料は1万マーターなので、申請するとゼッケンが渡され、67-291と書かれていた。
「67ブロックの291番ってことは、もう6万人以上申し込んでるってことなのか?」
受付の人に確認を取ってみた。
「はい。最大ブロック数は100ブロックになり、最大人数は10万人で1ブロックごとに0番から999番までが割り振られております」
「ありがとう」
予想をはるかに超える応募者に戸惑うが、スキルをまずはマスターしなければ、優勝なんて万に1つも無い。
開催は3日後らしいので、それまで近くの森で特訓をする事にした。
街を出て、森の中で腕に前描いた文字のようなものを書こうとしてみるが、色彩スキルを使っても、自分の腕に落書きをするだけで終わってしまった。
しかし、特訓中に眼に変化が出てきて、敵の動きを見極め易くなった上に次の動きを予測できるようになった。
こうなったら、相手の動きを100%予測できるようにして、ステータスを強化し、スキルには頼らずに、勝ち進むしか無い。
そうして、ひたすら自分の体を鍛え、大会数時間前までステータスアップをした。
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モロス
ステータス
HP :1206/1206
筋力:83
体力:1123
敏捷:109
魔力:147/147
技能:スキル強化・成長″熾・色彩″熾
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色彩を鍛えているうちに、いつのまにか魔力残量も表示されるようになっていた。
筋力をかなりつけたので、筋力強化スキルなどを使って来なければ、力勝負には滅多に負けないと思う。
オーダーを済ませ、選手控え室に着くと試合形式の説明をしていた。
「‥ロス以上28名が今回の推薦者となります。続いて試合形式の説明に移ります。今回の試合は、ブロック内では、1000人1グループでのバトルロイヤルの形式を取らせていただきます。ブロックごとに勝ち残った1名の選手合計100名と推薦選手28名の合計128名で2次予選を行います。2次予選は4人1グループのバトルロイヤルの形式となります。各グループ勝ち残り1名合計32名で1対1のトーナメント形式となります。また決勝に進んだ32名には、希望者には第6回の推薦権を渡します。最後に武具は使用しても大丈夫ですが、2次予選以降は殺しを禁止します。1次予選では殺しの禁止などは行っておりませんので、自己責任でお願います。以上で大会説明を終わられていただきます。選手の健闘を祈ります」
推薦選手の名前は聞き逃してしまったが、どうせ知らないので、関係ない。
どうせ控え室にいても暇なので、選手専用の観戦席に移動して数分待つと、観客の大歓声と共に第1ブロックの開始のゴングが鳴った。
PVが少しずつ伸びていて嬉しいです。
この調子で頑張ります。




