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将希の異世界日誌  作者: 雄太
最終章 リベリシュ編
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招待状

 

 そんな脅しをかけられれば文句を言えるのもはいない。もしギムレットがいればまた話は違うのだろうかここにいる馬鹿達だけではそんなこともできるはずなく、サンディのペースに乗せられる。


「昨日、リベリシュから伝書魔法が届いた。向こうの都合で今日の午後会いたいそうよ、だからその前に乗り込むわよ」


『『え?』』


 その前にと全員が思ったがやはりこれこれ以上は言葉にできない。


「そう、お昼に登城と書いてあっただから私たちは11時に乗り込むとことにした。多分登城したら同じ部屋に押し込まれると思うから三馬鹿、ギアラ、将希、そしてアリシアを部隊長にした臨時部隊で城内にあると思う不正の証拠を見つけ次第城を脱出してカイブロスに向かって。私とワジルと一部戦闘員で謁見に向かうことにしたから。異論は認めない」


 いつになく真剣な顔で作戦を説明しているサンディにワジルやギアラは一言も逃さぬように耳に入れて行く。珍しく三馬鹿たちも妨害することなく大人しくしている。



「それで、昨日から聴きたかっんだけど将希殿それは? 」


 さっきまでの厳しい表情を潜め、いつも通りの砕けた感じとなったサンディは将希の異変についてやっと聞けた。


 今の将希は身長が2mを超える大男に変貌を遂げ、全身が筋肉で覆われている。


「これですか、僕スキル食神って言うの持っててそれがすごくてですね、誰かに自分が作った料理を食べてもらうと経験値? て言うのが10倍になるみたいで、それで僕。食堂で料理出していたので事実上増えまくって気づいたこの状態で、ここ最近ドア破壊して外に出ることになって不便なんです! 」


「知りませんよ」


 将希の言い分は理解できないことはないがサンディは将希のことを黙らせる


「助けてください。」

「いや」


 ●



 翌日サンディたちはリベリシュ城に登城したが手荷物検査など受けることなくすんなり王城内に入って行った。


 案内されたのはサンディの予想通り、大広間に案内され、そこでリベリシュ領主カストロの部下によりカストロに会える人数に制限があることが知らされた、


「私とワジル、とそれと戦闘員が20名ね」

「わかりました。お待ちの方々はここにいてください。」


 カストロの部下はそう言うと一礼し立ち去る。

 サンディはそいつが外に出て行ったのを確認して捜索隊の6人に視線を向ける。

 昨日の作戦会議通り最初は別行動で行動、証拠を見つけた場合は連絡、誰かに見つかった場合はトイレはどことベタなことを聞くことにしていた。

 又は迷った。


「そっちはお願い。」


 ●


 さぁ、忍び足、抜き足、差し足、殺し足、


 将希は新たに見つけたスキル透明化を駆使して侍女たちのスカートの中を覗きながら不正の証拠を探す。


 もしかしたら王城でもこんなことをしているのかもしれない。もしそうであってバレたら将希は骨の灰すら残らなくなるだろう。


「おっ、ここ開いてる」


 先ほどからドアノブをガチャガチャ触り確認していた将希だがとうとう見つけた『楽園』をそこは侍女たちの更衣室であった。


 だが残念なことに誰も着替えてなかった。

 そして脱いだ下着なども置いてなかった。

 来ていた服だけでもとゲスイ考えを持ったがそれすらなかった。今日はここは使われていないようだ。


「チッ、なんだよ」


 将希は目当てのものがないと判断したのか次の部屋に向かう。


 ●


 三馬鹿トリオはエリシアの判断で3人一緒に捜索することになった。


 この三馬鹿が一緒にいるのも面倒だが、ここで3人を離すと何をしでかすか検討もつかなかった。だから3人いれば誰かが監視してくれると考え行動させたが裏目に出た。


 そしてその行動は文字にすることを拒否されるほど酷い行動であった。


 何があったかは想像に任せることにしよう。


 ●


 ギアラと行動を共にしていたアリシアはギアラに監視役を任せ、ミゲル・カストロの執務室に侵入を開始した。


「誰か来たら締め殺してね音出させないでねギアラくん」


 カストロが使っていると思われる机の引き出しを開けながらギアラに釘を刺す。

 アリシアの考えとしてギアラも三馬鹿と同類だと思っている。


「うちはそう言った体術系はやってないんですけど」

「大丈夫よ、のどに二の腕を押し込んで息できないようにして、失神させてから首を持って肩と首を逆向きに折ったら簡単に折れるから、」

「簡単……」


 ブラムの話だと直轄騎士団は最低最悪の騎士団だと言っていた、陛下にのみ忠誠を誓っているからどうにか首の皮が切れても存続出来るとも話していた。


「そういえば三馬鹿って何者なの? ブラム団長にサンディまで警戒している感じだけど?」

「あれはただの馬鹿ですよ、サムウェルさんはまだまともでブラットリーは風見鶏、1番やばいのがカールですよ。


 団長も本当は早くあの3人追い出したいみたいですけど運が良いのか悪いのか、わざと前線に出してもなかなか死なないんです。団長が自分で始末しようとしてましたが手を血で染めたくないからとそれも却下されて。退団も検討したんですが騎士団員を野放しにして野盗にでも入られたら面倒だと言って保留中の奴らですよ、俺をあの人たちと一緒にしないでください。直轄騎士団のお荷物なんですからあいつら、うちの団長でさえ、手をこまねいていて、早く殺したいと考えてるみたいですよ」


「そうなの?」


「ええ、だけど殺したら後処理面倒だし遺族に補償金払わないといけないし、面倒だからと諦めているみたいですよ」


 ついでに言うならレイピアを血で染めたくないのである。三馬鹿を消すならリベリシュからの帰り道であるともギムレットに漏らしていた。


「補償金?」

「えぇ、うちは出るんですよ、腕一本1000万、足一本2000万、死亡だと5000万ぐらいかな? 、王立騎士団は出ないんですか?」


「出ても数百万程度ですよ」


 ギアラは答える。

 何故騎士団によってこうも差が付くのか、理由は至って簡単である。

 王立騎士団はちゃんと金を払っている。

 一方直轄騎士団はサンディが秘密裏に処理していることもあり補償金が余っているだから補償金を高くして人を釣っているのである。


 アリシアは3段の引き出しの1番下の引き出しを完全に引き摺り出し、テーブルの上でひっくり返すと底板が外れた、


「あった、二重底」

「人の話!」


「不正名簿ね、ギアラ! カイブロスに向かうよ、アレクに引き渡してその後のことをそのあと考えるよ」

「えっ? 連絡は?」

「そんなことやってる暇はない」


 アリシアはギアラを押し除け慎重にカストロの執務室から出て外に向かう。


「変な感じは出さないで、私たちはサンディの指示で買い物に行く、と言うテイで行くから、わかった?、」


「え、えぇ」


 ギアラには選択権が与えられずに決定された。まぁいつも通りである。


 アリシアたちはその後どうにかリベリシュ城を脱出しアレクの元へ辿り着けたがギアラは人知れず、腕を失うことになった。

8ヶ月ほど投稿しました

調理、極めたらいつの間にか世界最強になっていた。は

今日20時30分頃の投稿を待って最終回となります。


今日まで読んでいただいた方へ

そしてこれから読んでくれるであろう全ての人へ


ありがとうございました。


細かいことは最終話で

それと忘れてる雑な伏線は忘れてください。

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