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『ここね…』
少女は、ゴスロリに言われた港に着いた。
港と言っても、築地や市場のあるような大きく活気あふれる港ではなく、ひと気のない寂れた港で船も錆びた船が数隻あるくらいの港だ。
『この辺りのはずだけど…あれかしら…?
』
港の一番奥に一つだけ異様な雰囲気を放つ船がある。
それは、艶のない黒塗りでそれ以外は普通のクルーザーのようだがどこか近寄ってはならない雰囲気を漂わせている。
まるでそれに乗ったらもう戻れなくなるような感じがする。
『…でも、もうあんなところに戻りたくない。これに乗って何か変わるのなら…』
少女は恐る恐る船に近づき、そして足を伸ばした。
『…誰か?…いませんか〜?』
船室、甲板、トイレ、全て見たが誰も乗っていない。
『やっぱりからかってたのねもういいわ帰え…』
その瞬間、船のエンジンが作動し始め一人でに動き出す。
『え⁈なになに、なんなのよ⁈』
少女は、動転し壁に身体をぶつけそうになったが何かが身体を掴む。
『大丈夫…?』
それはあの時のゴスロリ少女だった。
『…⁈。いつのまにいたの⁈』
ゴスロリはクスっと笑う。
『さぁ…いつからでしょうね…♪まぁ、そんなことより今は休んだ方がいいわね、…身体濡れてるでしょ、シャワーがあるから使うといいわ。』
少女は、今更自分の服が濡れてることに気づいた。
『…じゃあ使わせてもらうわね、その…なんていうか…』
『…ありがと』
シャワーを浴び終えた、少女が船室に戻るとゴスロリは紅茶を用意していた。
『早かったわね、もう少し待っててもらえるかしら?』
少女は無言で頷く。
『…そろそろね、はいどうぞ。アールグレイよ、安物だけどね…』
『…ありがと、ねぇ聞いてもいいかしら?』
ゴスロリが紅茶を飲みながらこたえる。
『あの時言ったことかしら?』
少女は頷く。
『えぇ…核戦争って本当なの?…私が世界を救うなんて…信じられない。』
ゴスロリはカップをテーブルに置く。
『まだ、詳しくは言えないけど2013年12月24日、この日にアメリカのB-2、B-52Hに核が積まれるのそれも全機に…
そしてこの日に、オーバーロードと呼ばれる新人類のクローンが人類へのクーデターを起こす。
そして、別のクローンがそれに立ち向かうの。…ついて来れてる?』
少女はポカーンと宙を見ている。
『…ごめん、全然わかんない。B-2?クーデター?それに…新人類?』
ゴスロリはため息をつく。
『はぁ…簡単に言うわ。
2007年の12月23〜28日の間にこれから行く島にクローンが5体流れ着くの、それを保護して武器を提供するのがあなたの役割よ。』
少女は難しい顔をしながらも、なんとか理解する。
『…まぁ、わかったよ。でも、その島には私以外に誰かいるの?まさか…』
ゴスロリはクスっと笑う。
『…そう、あなた一人だけよ。でも、あなたが欲しいものはなんでも手に入るわ。
もちろんお給料も出すわよ、大事な仕事なんですからね…
そして、役割はもうひとつあるわ。』
『2013年12月24日までに
リーパー50機
ペガサス5機
ファイアスカウト10機
グローバルホーク2機
ブラックホーク1機
オプスレイ2機
を最低でも手に入れておいて頂戴。
お金は払ってもらうけど言ってくれればこっちが手配するわ。わかった…?』
少女はまた難しい顔をするが、なんとか理解をする。
『わかっ…たわ…。うん、大丈夫…』
その瞬間、少女を目眩が襲う。
『あれ…視界が…まさか、紅茶に何か…』
ゴスロリはまた、笑う。
『そう、ちょっとお薬を入れたわ。目的とは違うけど、あんな報酬じゃ満足できないしそれに…
…あなたなら私を満足させてくれそうだしね♪』
少女は頭の中が真っ白になる。
『え…なにをするの、離して!…やめてよぉ…』
そして少女は島につくまで気を失った。




