2007年12月24日 ブラッド・イブ4
思い出せない。
なんでこんなところに倒れているのか。
地面に散らばる、かつてついていた四肢。
私は…なにかの命令をされた?
『なぜ…こんなところで…倒れているんですの?…思い…出せませんわ。』
壁にこびりついている脳漿。ここで頭を強く打ちつけたらしい。
暗い廊下。
穴の空いている壁。
土煙。
『…そうでしたわ。…確保、なにかの確保にここに来たのですわ。』
ニコラは地面に落ちている自分の銃を拾う。
奇跡的にSAM-Rにはダメージがなかった。
しかし、そのステンレスの銃身には赤い血がついている。
廊下から走ってくる音がする。
『…そうですわ。…確保しなくてわ。』
ニコラの目の前に現れたのは5人の少女だった。
メガネをかけた少女に声をかけられる。
『あなたもしかして…ニコラ?』
ニコラは銃を構える。
『…ここで捕まってもらいますわよ。…フレスベルグ、アンジェラ、アレクサンドリア、エレナ…それに。』
『…あなたは誰?』
ニコラには最後の一人がわからなかった。
最後の一人が答える。
『…リリー。リリーよ。』
『…新しいリフレインかしら?…でも容赦はいたしませんわ。』
ニコラは構えた銃の引き金を引いた。
その瞬間、リリーは一気にニコラの懐に潜り込み刀を振るう。
『…くっ!』
ニコラの両腕が宙を舞う。
しかし、ニコラの蹴りがリリーの脇腹にきまる。
鈍い折れる音が廊下に響き渡り、リリーは脇腹を抑え苦痛に顔を歪める。
『大丈夫⁈リリーちゃん!』
アンジェラが駆け寄り手を出す。
しかし、リリーはその手を払う。
『…大丈夫!だから、みんな先に行ってて!』
アンジェラはためらう。
『で…でも!』
『いいからはやく‼︎行って‼︎』
リリーはHK416をニコラに向け引き金を引く。
ニコラの足は折れ、脇腹はなくなり、首も切り裂いていく、しかし一瞬で再生してしまう。
『…そろそろいいかしら?』
ニコラは瞬時に間合いを詰めリリーの首を掴み壁に押し付ける。
『ぐぅっ、…かはっ!やめ…』
リリーは必死でニコラの手を振り払おうとするが戦闘用に作られたニコラの腕力にはかなわずビクともしない。
『…私の両腕のお返しですわ。』
ニコラはリリーの腹にナイフを突きつけ。
腹を切り裂き、手を切り口に入れる。
『ひぃっ…やだ…やめてよぉ…』
『…ほら、これがあなたの腸ですわ。…これを手で引きずり出したらどうなるのかしらね…。くすくす…』
リリーは痛みと恐怖で、失禁していまう。
『…さぁ行きますわよ。』
ニコラはカウントダウンを始める。
『…3』
『…2』
『…い』
ズダン‼︎‼︎
廊下に大きい発砲音が鳴り響く。
そして同時にニコラの頭部が消し飛ぶ。
『…リリーちゃん‼︎リリーちゃん返事して‼︎』
奥から誰かが走ってくる。
助けに来たのは、アンジェラだった。
リリーは息を切らしながら聞く。
『はぁ…はぁ、なんで…きたの…逃げてって言ったのに…』
アンジェラは、再生を始めるニコラの体を撃ち続け細切れにする。
『いっしょに逃げようって言ったでしょ!リリーちゃんだけ置いて行くなんて出来ないよ‼︎』
アンジェラはリリーを担ぎ上げ、みんなの元へ走り出す。
『ありがとう…ほんとに…』
アンジェラは頭をかく。
『えへへ〜、照れちゃうね♪』
一体何人バラバラにしたのだろうか
そろそろ疲れてきた
でも、そろそろさいご
これで
おわった
みんなバラバラにした
あとは、所長と何人かだけど
いいや
それはあとでで
だれ?
こわいなぁ、そんな顔でにらまないでよ
なにいってるの?きこえないよ?
そんなナイフでなにをするの?
ほらバラバ…
あれ?
消えた
いたっ
あれ?地面にぶつかる
どうして?
あー
首がきられちゃったのかな
でもね
でもね
ほら、元通り
ほら…
あれ?
腕がない、切られちゃった?
いたっ
目が見えない
目も切られちゃった?
でもね、元通り
じゃあ、そろそろ私の番ね
ほら、私
飛べるんだよ
あ、驚いちゃってるね
そうだよね、そうだよね
飛べる人間相手の訓練なんてしたことないよね
惜しかったね
もう少しだったのにね
ほら
バラバラ




