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2007年12月24日 ブラッド・イヴ 1

研究所の中に多くの建物が建造されている室内訓練室。そこで四人の少女が訓練を受けていた。

『いいか!今日は初めての合同訓練だ、初めて顔を合わせるメンバーだが君たちのコミュニケーション能力が試される。全員気を引き締めろ‼︎』

少女の一人が気だるそうに返事をする。

その瞬間、教官はホルスターから銃を抜き一人の脚を撃ち抜く。

『うあぁあぁぁ‼︎』

『気を引き締めろと言っただろう馬鹿者が‼︎…くそっ、今日の訓練は中止だ‼︎各自この場で命令が出るまで待機だ‼︎いいな‼︎』

教官はドアを蹴り開け訓練所を出て行った。

三人の少女が撃たれた一人に駆け寄る。

『大丈夫⁈しっかりして!』

撃たれた少女は脚を抑え目に涙を浮かべている。

『うぅ…こんなの…もうやだよぉ…』

『私だってこんなところ…出て行きたいよ…。ところで…あなた名前は?』

脚を撃たれた少女が答える。

『R-103アレクサンドリア…保護観察官からは"サーシャ"って呼ばれてるの…。あなたたちは?』

背の低い少女が答える。

『私はR-104エレナ!よろしくね、サーシャお姉ちゃん!』

背の高い似たような顔つきの二人が続けて答える。

『私はR-101アンジェラだよ〜、よろしくねサーシャにエレナちゃん♪で、こっちの眼鏡っ娘の方が双子の妹のフレスベルグだよ〜♪』

『眼鏡っ娘…。お姉ちゃんは適当だなぁ…、私はR-002フレスベルグ、名前が長いからフーって呼ばれてるよ。みんなよろしくね♪』

四人はすぐに打ち解けあった。






別の実験棟にて。

一人の研究員が注射器に薬を入れる。

ベッドの上には他の少女達と変わらないくらいの少女が拘束具で縛られていた。

『これは…なんの注射なの?』

研究員が準備を進めながら答える。

『ちょっとした検査用のお薬だよ。…心配しなくても大丈夫だよ。』

『…嘘をつかないで。』

部屋のガラスがピシッと音を立てる。

『この前にこの部屋に連れて来られた女の子は、生気を失った目で出て行った…。もう一度聞くけど…なんの注射なの?』

研究員が舌打ちをする。

『ちっ…その通りだよ、これはニコラに使ったものとおなじ薬だ。洗脳薬…と言ったところか、まぁ言っても大丈夫だな。君はどうせ抵抗できないんだからね…私は急いでるんだ、早く打たせてくれ!』

(…そんな、いやだいやだいやだ‼︎洗脳なんてされたくない‼︎

…なんで私がこんな目に

…なんで

…殺してやる、殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる‼︎)

『…殺してやる‼︎‼︎』

少女が叫ぶと同時に部屋のガラスが粉々に砕け散った。研究員は焦りはじめる。

『覚醒を始めた⁈誰か!助け…』

瞬間、飛んできたガラス片が研究員の首元をかする。

ガラス片はまるで意思を持っているようだった。

跳ねるような音がなり、少女を抑えてる拘束具が弾け飛ぶ。

『…その薬、お前に打ったらどうなるんだ。』

研究員は首元を抑え後ずさりする。

『いやだ…やめろ!助けてくれ!』

少女が手をかざすと、注射器は宙に浮き研究員を刺す。

研究員は目が虚ろになりその場に座り込む。

少女が歩み寄り研究員に耳うちをする。

『お前はガラス片で喉をかきむしる。』

研究員は頷いた後、落ちてるガラス片を掴み取り首をかきむしり始め、血まみれになりその場に倒れた。

アラームが鳴り響く。

《実験棟にて非常事態発生!非常事態発生!R-105のいる実験棟にて問題発生!警備員は直ちに配備につけ!繰り返す…》

『ははは!そうこなくっちゃね‼︎たのしくなってきたんだから!』

少女は返り血を浴びたまま部屋を出て行った。


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