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終幕

『本当に…こいつを殺せるの…?』

アンジェラは確かにニコラの首を飛ばした。

しかし、数秒で頭から身体が再生され何事もなかったかのように襲いかかってくる。

だがそれでもアンジェラは撃たなくてはならない。可愛い妹たちを守るために。

60発は撃っただろうか。ふとニコラの動きが止まる。

『…フレスベルグがやられた?撤退…するしかなさそうね。』

『…また遊びましょ。』

ニコラは瞬時に撤退していった。

アンジェラはマリーに無線を入れる。

『マリー!ニコラが滑走路から離れた!今ならいける!』

マリーが応答する。

『了解。ワルツ!X-47BのJDAM投下準備!』

『オ嬢様、オ言葉デスガJDAMデハ動ク目標二当テラレマセンヨ?ココハ『ヘルファイア

』ヲ使ウベキデハナイデショウカ?』

『この前ヘルファイアを撃って当たらないどころか追尾すらしなかったでしょ?もしかしたら何かジャマー的なものがあるのかもしれないわ。JDAMならGPSの座標のところに落ちるからいけるかもしれないわ。』

『ニコラの移動地点を予測してそこに投下してちょうだい。』

『カシコマリマシタ。JDAM投下準備。』

不気味な無人機から、JDAMが投下される。

JDAMが森に着弾し木々が薙ぎ倒される。

『グローバルホークカラノ映像ヲ確認…。JDAM、目標ニ命中シマシタ。映像ウツシマス。』

『ありがとうワルツ。…なにこれ。嘘でしょ…。』

JDAMは確かにニコラに命中した。

しかしそれでも彼女を仕留めることはできなかった。

映像には数箇所、くぼんだ地面と倒れた木々が映し出されていた。

所々に血だまりがある。

そのうちの一つが動き出す。そしてニコラの形を作り上げた。

『そんな…脳を破壊すれば確実に死ぬはずでしょ⁈なのにどうして…』

『…やっぱり、倒せなかったみたいだね〜。』

アンジェラが、エリとサーシャを担いで管制塔に戻ってきた。エレナはもう再生が終わってるようで、自分で歩いてきた。

『エリもサーシャも気を失ってるだけだから平気だよ〜。再生も終わったみたいだしね〜。いや〜久しぶりに興奮しちゃったよ。』

『そういえば、他の兵隊たちはどうしたの〜?揚陸艦が何隻も来てるんでしょ?』

マリーはそっけなく答える。

『…なんか帰っちゃったみたいよ。』

『え⁈』

『たぶん、何か想定外の事が起きたみたいね。それとも、何か意味があって撤収したのかも…』

エレナがアンジェラの袖を引っ張る。

『ねぇお姉ちゃん…。リリーお姉ちゃんとフーちゃんは…?どうしたの…?』

アンジェラはしゃがんで答える。

『リリーは絶対帰ってくるよ〜。もちろんフーも連れてね♪…絶対連れてくるよ…。絶対…』

エレナは泣きそうになる。

『お姉ちゃん…エレナわかるよ…。フーちゃんもう帰ってこないんでしょ…?フーちゃん悪い子になっちゃったから、もう一緒に遊べないんだよね…。』

エレナの瞳から涙が溢れ出る。

アンジェラは思いっきりエレナを抱きしめた。


アンジェラにはそれ以外どうすることもできなかった。




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