Season 4「NoX」 #079
第79話「戦乙女の招集」
旧ヴァルナ河口国際港湾区で八人の志願兵が始めた試みは、当初レイブンが想像していたよりも早く、帝国軍だけの話ではなくなっていた。
ルナ・クロウを中心に、カイ・ロッテン、セレス・アイレン、レン・シュナイダー、リリア・メイヴ、タルク・フェルナー、フィオナ・リューン、エリス・ヴァールが試験運用を続けていた河川特殊舟艇群。その運用記録は帝国軍技術部へ送られ、さらに旧抵抗軍共同司令部を通じて連邦共和国をはじめとする各国にも共有された。
第一次異界大戦が終結した現在、抵抗軍は戦時中と同じ形では存在していない。それでも、異界軍との戦争によって構築された国家間の連絡網や共同運用制度、装備規格の協議機関まで消滅したわけではなかった。
むしろ帝国と連邦共和国の和平成立後、それらは新しい役割を持ち始めていた。
災害救援。
国境を越えた輸送。
戦災地域の復旧。
異界門再出現に備えた共同即応態勢。
そして、どの国にも属さない危機が発生した時、かつて敵同士だった軍隊が再び同じ方向へ動くための準備。
その中で、旧ヴァルナ港から提出された一つの報告書が注目された。
陸路に依存しない部隊。
河川、湖沼、沿岸、港湾を一つの連続した作戦地域として扱い、偵察、救難、輸送、撤退支援、工兵支援、通信中継を舟艇群によって行う。
必要であれば戦闘も行うが、目的は敵の撃破そのものではない。
道を作ること。
そして人を帰すこと。
報告書の末尾には、試験部隊を指導していたレイブン・S・クロウの所見が添えられていた。
――実証継続の価値あり。
短い文章だった。
だが、第一次異界大戦で〔無名〕の名を知った者にとって、その一文は軽くなかった。
さらにエミリア・R・ヴァレンシュタイン〔猟鷹〕による技術評価が続いた。
舟艇そのものは旧式であり、全面的な近代化が必要。
しかし複数用途の艇を共通通信・補給体系のもとで統合運用する思想には発展性がある。
帝国単独ではなく、旧抵抗軍各国との共同任務にも適応可能。
そして何より、八人の志願兵が訓練を重ねるたびに、その構想を机上の案ではなく現実の部隊へ変え始めていた。
やがて旧抵抗軍共同司令部から、帝国軍へ正式な承認文書が届いた。
部隊名称。
河川特別舟艇隊。
STYX。
かつて境界を象徴した名。
それを彼らは、越えられない境界ではなく、境界そのものを道へ変える者たちの名前として受け取った。
部隊長候補には、ルナ・クロウ。
ただし彼女を含む八名は依然として教育課程の途中であるため、正式な指揮権限は段階的に与えられる。
そしてルナには、部隊内識別符号として新しい名が与えられた。
〔夜〕。
Nyx。
正式承認を告げられた日、ルナはしばらく何も言えなかった。
「……私が?」
「お前が」
レイブンが答えた。
「本当に?」
「承認書を三回読んだから間違いない」
「兄様が決めたんじゃなくて?」
「勤務中」
「クロウ教官が決めたんじゃなくて?」
「俺にそんな権限ないよ。推薦はしたけど」
「推薦したんだ」
「した」
「……ありがとう」
「礼はまだ早い」
レイブンは承認書を閉じた。
「名前を貰っただけで部隊が強くなるわけじゃない」
「はい」
「むしろここからが大変だ。STYXの名前を名乗るなら、それに見合う部隊にしろ」
ルナは胸元へ視線を落とした。
まだ新しい部隊章はない。
それでも、その場所へいつかSTYXの徽章が付くことを想像した。
「はい、教官」
その日から、八人は変わった。
正確には、突然強くなったわけではない。
失敗の質が変わった。
最初は艇を動かすことだけで精一杯だったカイが、後続艇の位置を考えて操船するようになった。
セレスは一隻の進路だけではなく、複数艇が河川のどこを通れば互いの行動を邪魔しないかを考えるようになった。
レンは水面だけでなく水中、岸辺、橋脚、河床といった別の視点から作戦区域を見る。
リリアは敵役だけでなく、味方の癖まで観察し始めた。
タルクは壊れたものを直すだけではなく、壊れる前に異常を見つけることを覚えた。
フィオナは一つの通信を繋ぐことから、部隊全体の情報を整理して必要な相手へ渡すことへ進んだ。
エリスは負傷者を受け取ってから救護するのではなく、受け入れる前から搬送経路を考えるようになった。
そしてルナは、命令することを覚え始めていた。
兄の真似ではない。
レイブンなら自分で前へ出る場面でも、ルナは仲間へ任せる。
カイに任せる。
セレスに聞く。
レンへ確認する。
リリアから情報を受け取る。
タルクの判断を待つ。
フィオナへ通信を繋がせる。
エリスへ負傷者を預ける。
自分が全部できる必要はないと理解し始めていた。
それこそが、レイブンが最も安心した変化だった。
「兄様!」
訓練後、ずぶ濡れになったルナが岸壁を走ってくる。
「勤務中」
「もう訓練終わった!」
「じゃあいいけど、走ると転ぶぞ」
「今日、全艇予定時間内に帰還した!」
「見てたよ」
「負傷者役も全員回収した!」
「それも見てた」
「褒めて」
「隊長候補が教官に直接褒めてもらいに来るなよ」
「今は妹」
「便利だな、その切り替え」
「兄様に言われたくない」
「はいはい。よくやった」
レイブンが白銀の髪へ手を置く。
「……本当に強くなったな」
ルナが嬉しそうに笑った。
少し離れた場所でエリシアがその兄妹を見ていた。
彼女はまだ知らなかった。
STYXの正式承認は、ルナたちだけに関係するものではなかった。
数日後。
国境地帯に建つクロウ夫妻の家へ、一通の封書が届いた。
その日の夕方、レイブンはISG-42A3《RAVEN》の整備を終えたところだった。
新しい散弾銃にも少しずつ慣れてきた。
SG-44は捨てていない。
父から受け継いだそれは今も装備保管室にある。
しかし、軍人として使う主力装備は少しずつ次の世代へ移ろうとしている。
「エリシア、郵便来てる」
玄関から声を掛ける。
「私宛?」
「連邦共和国軍の封印がある」
「……軍?」
台所から出てきたエリシアの表情が変わった。
レイブンが封書を渡す。
「嫌な予感する?」
「する」
「俺も」
「あなた宛じゃないでしょう」
「軍の正式封書にいい思い出がない」
「それは私も同じ」
二人で居間へ移る。
エリシアが封を切った。
最初の数行を読む。
眉が動く。
さらに読む。
今度は止まった。
「……何?」
レイブンが尋ねる。
「旅団」
「何が?」
「作れって」
「何を?」
「旅団を」
レイブンが黙った。
「……もう一回」
「私を指揮官として、特殊任務旅団を新編しろって」
「旅団?」
「旅団」
「班じゃなく?」
「旅団」
「中隊でもなく?」
「旅団」
「……連邦、思い切ったな」
エリシアは額へ手を当てた。
「しかもこれ、提案じゃない」
「命令?」
「命令」
レイブンが書類を受け取る。
そこには連邦共和国軍統合司令部の名があった。
第一次異界大戦における抵抗軍共同戦線の経験を踏まえ、国家単独で完結しない特殊作戦能力を整備すること。
新設部隊は旅団規模を基本とし、状況に応じて小規模任務群へ分割運用できること。
任務は戦闘だけに限定されない。
戦闘地域への突入。
孤立部隊の救援。
民間人避難。
重要人物保護。
異界由来脅威への即応。
友軍救出。
共同軍事作戦。
そして特に明記されていた。
河川特別舟艇隊との統合作戦能力を有すること。
「……ルナたちと?」
レイブンが読む。
「そうみたい」
さらに下。
部隊長には、第一次異界大戦で帝国軍特殊即応部隊と共同し、抵抗軍戦線において高い生存・救出実績を有したエリシア・L・ヴォルハラム=クロウを指名する。
戦場呼称。
〔戦乙女〕。
Valkyrie。
レイブンは妻を見る。
「隊長殿」
「やめて」
「旅団長殿?」
「レイブン」
「はい」
「笑ってるでしょう」
「少し」
「あなたもそのうち絶対何か来るからね」
「縁起でもないこと言わないで」
エリシアは命令書をもう一度読む。
「人員選抜権がかなり広い」
「本当だ」
「現役だけじゃない。予備役、第一次異界大戦経験者、一定条件を満たす志願者……所属軍種も問わない」
「連邦にしては大胆だな」
「第一次異界大戦で、軍種を分けすぎて困ったからでしょうね」
レイブンはその意味を理解した。
異界軍は、こちらの軍隊が想定していた区分に従ってくれなかった。
歩兵だけで処理できる戦場ではない。
航空支援が必要になる。
工兵が必要になる。
魔導技術が必要になる。
救護が必要になる。
通信が必要になる。
時には帝国兵と連邦兵が同じ建物で戦い、同じ弾薬を融通し、同じ負傷者を運んだ。
その経験が、今度は正式な組織へ変わろうとしている。
「どうする?」
レイブンが尋ねる。
エリシアは命令書を見る。
「命令だから、やる」
「そうじゃなくて」
「分かってる」
彼女は少し考える。
「誰を呼ぶか、でしょう?」
「うん」
エリシアはしばらく黙っていた。
やがて、小さく笑った。
「心当たりはある」
その夜。
エリシアは古い軍歴記録を開いた。
志願兵時代。
まだ〔戦乙女〕という名が、今ほど広く知られていなかった頃。
同じ泥の上を走った者。
同じ塹壕で眠った者。
初めて異界軍を見て震えながら、それでも逃げなかった者。
後に別部隊へ進んだ者。
負傷して前線を離れた者。
後輩を育てる側へ回った者。
第一次異界大戦を生き残った者。
そして、戦争中にはまだ若すぎて前線へ出られなかった次の世代。
「再招集するの?」
レイブンが尋ねる。
「ううん」
エリシアは首を横へ振った。
「命令で無理やり集めるつもりはない」
「じゃあ?」
「聞く」
彼女は最初の名前を選んだ。
「もう一度、私と来てくれるかって」
連絡は翌朝から始まった。
最初の返事は早かった。
『遅い。いつ呼ぶのかと思ってた』
エリシアが思わず笑った。
二人目。
『部隊内容を送れ。読んでから決める』
三人目。
『Valkyrieが隊長? だったら面白そうだ』
四人目。
『救出任務が中心なら参加する』
五人目。
『後輩を何人か連れて行っていいか?』
そこから人数が増え始めた。
かつての同期だけでは足りない。
旅団規模なのだ。
エリシアは昔の仲間たちへ、それぞれが信頼できる後輩を推薦するよう頼んだ。
ただし、条件を一つ付けた。
強いだけでは駄目。
撃てるだけでも駄目。
命令へ従うだけでも足りない。
仲間を帰すために、自分の役割を理解できる者。
それが最低条件だった。
数週間後。
連邦共和国側の旧軍用飛行場へ、各地から兵士たちが集まり始めた。
歩兵。
偵察兵。
戦闘救護員。
通信兵。
工兵。
狙撃手。
車両要員。
航空誘導員。
魔導支援要員。
第一次異界大戦の経験者もいれば、戦後教育を受けた若い兵士もいる。
軍服も完全には統一されていなかった。
所属していた部隊が違うからだ。
その中央へ、エリシアが歩いていく。
レイブンも同行していたが、少し離れた位置で止まった。
ここから先は彼女の部隊だった。
エリシアは集まった兵士たちを見る。
その中に、懐かしい顔があった。
「久しぶり、エリシア」
「……本当に来たんだ」
「呼んだのはそっちでしょう?」
かつての志願兵仲間が笑う。
「今はValkyrie隊長と呼ぶべき?」
「まだやめて」
「そのうち慣れるよ」
「慣れたくない」
「隊長になる人がそれ言う?」
別の兵士が歩いてくる。
「後輩を連れてきた」
「何人?」
「十二人」
「多い」
「旅団作るんだろ?」
「そうだけど」
「なら足りないくらいだ」
エリシアはその後ろを見る。
若い兵士たちがいる。
緊張している。
その姿を見て、少し前のルナたちを思い出した。
世代が変わり始めている。
第一次異界大戦を経験した者だけで、いつまでも世界を守り続けることはできない。
だから経験を渡す。
自分たちが失敗したことを教える。
そして、次の世代には同じ失敗をさせない。
それはヴォルターからレイブンへ渡された考え方と同じだった。
「全員、整列!」
声を上げる。
空気が変わった。
エリシア・L・ヴォルハラム=クロウ。
かつて連邦共和国軍の一兵士として戦場へ立ち、抵抗軍共同戦線でNoXと出会い、幾度も死線を越えた女。
今度は、自分が部隊を率いる側へ立つ。
「私はエリシア・L・ヴォルハラム=クロウ」
兵士たちを見る。
「コールサインは〔戦乙女〕」
その名を知っている者が多かった。
「今日から、私たちは新しい部隊を作る」
エリシアは続ける。
「ただし、ここへ集まった人数をそのまま一つの巨大な塊として動かすつもりはない。任務に応じて編制を変える。必要なら少人数で動く。必要なら複数部隊をまとめる。STYXの舟艇と共に水路から入ることもある。航空輸送を使うこともある。陸路を進むこともある」
少し離れた場所で、レイブンが聞いていた。
「目的は一つ」
エリシアの声が飛行場へ響く。
「誰かが帰れなくなった場所へ行く」
兵士たちの表情が引き締まる。
「戦闘が必要なら戦う。でも、敵を倒した数を部隊の価値にはしない」
それはNoXから教わった言葉ではない。
第一次異界大戦を共に生きた二人が、別々の場所で同じ答えへ辿り着いただけだった。
「私たちの仕事は、戦場に残された人間へ帰る道を作ること」
エリシアは息を吸う。
「そして、自分たちも帰る」
後方でレイブンが微笑んだ。
やっぱり似たことを言う。
夫婦になったからなのか。
戦場を共にしたからなのか。
もう本人たちにも分からない。
その日の夕方。
エリシアは国境の家へ戻ってきた。
「ただいま」
玄関を開ける。
「おかえり」
レイブンが台所から顔を出した。
「どうだった?」
「疲れた」
「旅団長殿」
「それ禁止」
「はいはい」
「あと人数が多い」
「旅団だから」
「知ってる」
「飯できてるよ」
「あなたが作ったの?」
「失礼だな」
「食べられる?」
「失礼だな!」
エリシアが笑う。
軍服の上着を脱ぎ、椅子へ掛ける。
「でも、いい人たちが集まりそう」
「昔の仲間も?」
「来てくれた」
「よかった」
「後輩も多い。若い子もいる」
「ルナたちみたいな?」
「少し上くらいかな」
レイブンは鍋を見ながら尋ねた。
「名前は?」
「まだ正式には決めてない」
「部隊の?」
「うん」
エリシアが椅子へ座る。
「連邦司令部の仮称は特殊統合任務旅団。でも、STYXみたいに部隊そのものを表す名前が欲しいって」
「何か候補ある?」
エリシアは少し黙った。
「一つだけ」
「聞いていい?」
「まだ秘密」
「何で」
「正式承認されてから」
「夫にも?」
「特に夫には」
「ひどい」
「あなた、ルナちゃんのSTYX承認の時も知ってたこと黙ってたでしょう?」
「……あれは教官として」
「便利な言葉だね」
「どこかで聞いたな」
二人は笑った。
だが、その名はすでにエリシアの中にあった。
死者を戦場へ送り出すための名ではない。
戦い抜いた者を、再び帰る場所へ導く者たち。
戦乙女のもとへ集い、戦場の最も危険な場所へ入り、それでも生還を諦めない者たち。
後に抵抗軍各国からその名を知られることになる、旅団規模の特殊任務部隊。
EINHERJAR。
その中心には、〔戦乙女〕エリシア・L・ヴォルハラム=クロウが立つことになる。
そして数日後。
旧ヴァルナ河口国際港湾区へ、一つの異様な光景が現れた。
河川にはSTYXの舟艇群。
岸壁にはルナたち八名。
その向こうから、連邦共和国軍の輸送車列が入ってくる。
先頭車両が停止した。
扉が開く。
最初に降りてきたのはエリシアだった。
ルナが目を丸くする。
「エリシア姉様?」
勤務中であることを思い出して、慌てて姿勢を正した。
「……ヴァルキリー教官!」
「今は教官じゃないよ」
「え?」
後続車両の扉が次々に開いた。
兵士が降りる。
一人。
十人。
二十人。
さらに続く。
歩兵だけではない。
通信、工兵、救護、偵察、技術支援。
複数の機能を持つ人員が集まっている。
カイが思わず呟いた。
「何人いるんだ……」
フィオナも数えるのを諦めた。
「STYXと規模が違いすぎる……」
ルナはエリシアを見る。
「これは?」
エリシアは川へ視線を向けた。
「あなたたちと一緒に行くための部隊」
「私たちと?」
「そう」
エリシアはSTYXの八人を見る。
「STYXが道を作る」
次に、自分の後ろへ集まり始めた兵士たちを見る。
「私たちが、その道を使って作戦地域へ入る」
ルナの表情が変わった。
「救助も?」
「する」
「撤退支援も?」
「する」
「戦闘も?」
「必要なら」
エリシアは微笑んだ。
「だから今度は、一緒に帰ろう」
少し離れた場所にレイブンがいた。
ISG-42A3《RAVEN》を携えたまま、二つの部隊を眺めている。
水を道へ変えるルナ。
その道を使って戦場へ入り、人を守るエリシア。
その二人を見ながら、レイブンはまだ知らなかった。
この時点で最後に欠けているものが何なのかを。
STYXには、水がある。
EINHERJARには、人を守り、支え、救い出す力がある。
ならば。
その二つが進むために、最も危険な場所へ先に入り、敵の防御を破り、帰還路そのものを切り拓く部隊が必要になる。
後に三つの部隊は、異なる役割を持ちながら一つの戦場へ集う。
ルナ・クロウ〔Nyx〕のSTYX。
エリシア・L・ヴォルハラム=クロウ〔Valkyrie〕のEINHERJAR。
そして。
レイブン・S・クロウ〔NoX〕が率いることになる、三本目の牙。
WOLF PACK。
だがこの時、レイブンだけはまだ、自分が再び部隊を率いる未来など考えてもいなかった。
「兄様!」
岸壁からルナが呼ぶ。
「何?」
「勤務中!」
「……そっちが兄様って呼んだんだろ!」
港に笑い声が広がった。
かつて帝国と連邦共和国を隔てていた国境の港で、後に幾つもの戦争を共に越える二つの部隊が、初めて同じ場所へ並んだ。
そして三つ目の部隊が生まれる日は、もうそれほど遠くなかった。




