姉弟神
“ココンココン”
おや?誰か来たね。こんな時間帯に何の用だろうか…。
【姉さーん!よーす!瓦樂だぞー!】
《これロン毛!姐さんお久しぶりです。香蘭です。》
“キィー”
「嗚呼、君達か、久しぶり。今日は何の用だい?」
《実は……》
「えぇ!?家がぶっ壊れた!?たかが喧嘩で?」
俺は思わず叫んでしまった。
「だから居候したいと?」
《…や、やっぱりダメだよね。》
「いいよ別に。ただし!俺の家壊したら追い出すからな?」
俺は忠告して瓦樂と香蘭に言った。
「お前ら…、とりあえず風呂入ってこい。その後飯を食え。」
【飯食ったら煎餅くれ!もちろん醤油だぞ!】
《あ、私は最中で、形はなんでもいいです。》
2人は風呂場へ行った。さて、瓦樂と香蘭について話すことにしようか。瓦樂はスサノオだ。香蘭はイザナミだ。…この子らは俺が路地裏を見て歩いていたら、ガリガリに痩せ細って、食料をめぐって欲しそうな顔をしていて、俺は2人を抱き抱えて家に連れて行ったんだ。そして体を洗ってやり、飯を食わせて遊んでやったりしてあげて、18歳位になった時に空き家に連れて行って、そこで生活しなさい。もういい歳なんだし。と言って去ったんだ。…あれから今まで会いに来なかったことにホロリと涙が出た。
《姐さんごめんなさい。いきなり押しかけて。》
「べつにいいよ。できたから食いな。ちょうどブリが釣れてなぁ!今日はブリのテリヤキだ!」
【え!?ブリ!?やったぁー!!】
こうやって瓦樂の顔を見たのは久しぶりだなぁ。
{何してんだ?白龍。}
「ウボォア!!なんだ笑門か。お前も食うか?」
{食う!!}
俺達は晩飯を食ってのんびりと過ごしていた。すると案の定2人が菓子を要求してきた。
「煎餅と最中だろ?台所の机の上に置いてあるよ。」
2人は煎餅と最中を持ってきたら、俺の隣に座ってきた。
【いや…久しぶりにくっつきてえなぁと思ってよう。…駄目か?】
「いいよ。…ふぅ。懐かしいね。こうやってくっつくのは…」
俺らは昔のようにくっついて眠った。




