ストーカー
「着いたぞ風倉。」
(ありがとうございます。でもなんで白龍様はいろんな動物になれるのですか?)
「ん?神やから?俺もわかっとらん。」
俺達は天狗山についた。すると天狗達が大きな声で俺の名前を叫んだ。
“バッサバッサ”
カラスの大群が群がってきた。風倉にも群がった。
(白龍様!これは一体何ですか?)
「こいつらは天狗の長、雪風のカラスだ。」
「おーい雪風!新人の烏天狗、風倉を紹介するから出てこーい!」
“ゴォーヒョロロロー”
木などが大きく揺らいだと思ったら、大きな烏天狗がやってきた。
‘ガァーガァー!’
【久方ぶりですな白龍殿。】
「お前もな雪風、この子が新しく入る風倉だ。人間から妖怪になった者だから優しくな。」
【承知】
俺は風倉を雪風に任せ、俺は家へと戻った。しかし、じつは先程から背後に違和感を感じているんだが、気のせいだろう。
「グルバット〜」
《ギュ?ギュルギィー!》
気を抜くと、微かに魔力を感じた。ストーカーの正体が分かった。
「お前、懲りねえ奴だなぁ。笑門。いい加減ストーカーはやめろと言ったろ?」
『あは!バレちゃった!だってギアの虫和菓子がおいしいのが悪いもん!早く頂戴!遅かったら雷落とすかんね!』
「わかったから、駄々をこねて雷を落とすなよ。お前は雷神だろ。制御出来るだろ?」
俺は水晶を見てまだあるかよく見た。よかった。まだまだあった。
「笑門、家に入れたるが和菓子食ったら帰れよ?」
『わかった』
笑門は雷神だがまだ未熟な子供だ。もう少しだけ甘えさせてやるか。
「あ、雪風の所に真水と緑蘭酒を持っていくとしよう。」
俺は笑門に和菓子が入った箱を一つやり、天狗山に向かった。
「おーい、雪風。真水と緑蘭酒持ってきたぞ!」
【おや、緑蘭酒ですか!有難う御座います。では某は戻ります。】
俺も戻ることにした。




