青春
僕達が泣いていたら、彼女も泣いていた。
『姉さん!?大丈夫ですか!?』
「えぇ、大丈夫です。」
どうやらもらい泣きしてしまったようだ。
『姉さん、早く涙を拭き取ってください。海が氾濫します。』
〈う、海?なんで海が氾濫するんだ?〉
「あぁ言い忘れていました。俺、大体の大きさが100,000mくらいなんだ。だからその状態で泣いたら、涙の一滴が海を氾濫させてしまうんだ。」
怖い!!それめちゃくちゃ怖い!どうやったらそんなことになるの?まず、泣き所がわからない。
「そういやルルトとミント、君達卒業したけど、結婚とか考えてる?ここで卒業した生徒はほぼ結婚したよ。」
〈き、気になっていた奴はいる…〉
え!こんなミントにも好きな子がいるのか!知らなかった。こんな口悪くて、クッソマイペースな奴に…スゲェ!
〈キ、キラール〉
[僕はユライナ]
「へぇ〜綺麗に対立したね。」
理事長は涙が引っ込んだようだ。
「そういや、キラールはミントが好きで、ユライナはルルト好きって言ってたで!両想いやん!ええやん!結婚前提に、告ったらどう?」
この人どストレートに言ってくるやん。
たしかにこれはまたとないチャンスかもしれない。
よし!告ろう!
[行こう!ミント!」
〈おうよ!〉
僕達はダッシュで走って行った。
『姉さんちょっと大胆過ぎでは?』
「いいんだよあんなんで、男はこういう時に決めるのが良いんだからさ。これが青春ってやつよ!」
〔うふふ、でも少し寂しさを感じます。〕
「それはそうだ。俺達はそれを何回も見ている。こらぁどうしても慣れね〜んだよな〜」
俺達は不思議と人間に近づいたように感じてしまった。




