顔の傷
〈もう一個聞いていいか?〉
「なんか今日質問多いね。まぁいいよ。」
ミントの失礼な質問に何回も答えてくれるなんて理事長は器が大きいなぁ。羨ましい。
〈顔の傷も生徒に付けられたのか?〉
「…なぜ知りたいんだ?」
〈あぁ?何でって気になるかr…〉
ミントの様子が怪しくなったと思えば、理事長の顔が生気を失ったかのような表情になっていた。
「わかったよ。こういうの本当は話したなくないんだけど…。チーっと長いので別にたいして聞かなくてもいいんですよ?」
〈いや!聞く!だから早く教えろ!〉
[コラ、ミント!僕からもお願いします。]
理事長は分かったと言っているような顔で頷いてくれて話してくれた。
数百年前、俺は学校に通っていた時があったんだが、ある事件で学校から退学させられた。
その理由は顔の傷だ。生まれた時からあった訳じゃあない。いつできたかって?昔、火山工場見学に行っていたんだ。その時、一人の生徒が落ちたんだ。俺は助けに行ってその生徒はなんとか一命を取り留めたんだが、俺は火山の中の熱い熱い火花が右目に当たって、目が見えなくなってしまったんだ。
そして、その目の周りにあるやけど跡のような物は、セラダが手を滑らせて硫酸を俺の右目に浴びせたからだ。
俺は洗面台に行って顔を洗った。なぜかって?硫酸は有害で顔などを溶かしてしまうから、大量の水で洗い流さなければならないんだ。
俺は翌日包帯を巻いて登校したら、生徒達から嫌な視線で見られていて、先生達からもそう見られていて、校長にも思われて、退学してくれと言われた時は全員殺してさしあげましょうか?と思ってしまった。
俺が去ろうとしたら、セラダが来て、謝ってくれるのか?と思っていたのに、あいつは
{お前邪魔だったから丁度良かったぜ!乙乙w乙w}
俺はそれに腹が立ち、あいつの尻尾と髪の毛を引きちぎった。
あいつは悲鳴を上げていたが俺は去った。
「とまぁこんな感じ…ってあれ?泣いてる?」
〈だってよぉ〜ズビッ、そんな悲惨な過去だったなんて思わねぇだろうが!〉
僕達はポロポロと泣いてしまった。




