年齢と身長
彼女は回復薬を塗った。血は引いたが跡は残った。普通は消すはずなのに…どうして?
とモヤモヤしていたら、理事長が、“優秀な子に付けられた傷は残しておきたいんだ。”と言っていたことを思い出
した。
僕は顔が赤くなった。ちらっと見たら、理事長がニヤ〜と笑っていた。
[なんで笑ってるんです?]
「別にいいでしょ?笑っても。」
そういえば理事長は何歳なんだろう?校長とサロ先生のことも気になってきた。
[あの…理事長は身長はいくらで、年は何歳なんですか?]
失礼なこと言ってしまった!早く謝らないと!
「180cmで、6億歳くらい?」
『俺は185cmで、4億歳くらいかな?』
〔私は160で、2億歳です。〕
思ったより大きかった。見た目よりずっと年上だった。
〈じゃあなんでそんな若いんだ?〉
[ミント!タメ口!?]
〈あ、いてぇ!〉
僕は焦ってミントの頭をコツンっと叩いてしまった。
「知りたい?いいよ。」
彼女達はこんな失礼な質問にも答えてくれた。
「言ったろ?俺ら妖怪だって、すなわち不老不死ってことなんだけど、この見た目で止まったわけじゃなくてね。俺達は性別、年齢、声、見た目、そして目や髪の色を変えれるんだ。」
『俺らは命が宿ったものだけに化けられる。ロボットなどの人工で作ったものには化けれない。』
僕達は本当に?と疑っているのが顔に出たのか。
「む、疑ってるな。じゃあ見せてやるからよく見ておけよ?」
{シュルルルルー}
何か抜けたような音がすると思ったら、理事長が男性の姿に変わっていた。
「なぁ?言っただろ?性別変えれるって。」
《ギュウギィ!》
グルバットも驚いていた。
すると理事長は元の姿に戻った。
〈マジかよ…スゲェ!それもっと前に教えて欲しかったぜ!〉
ミントは大声で叫んだ。
お前は本当にうるせえ奴だなぁ!




