わたしは・・だれ?
「おかあさん」
「なあに?」
「あのね、れんげちゃんね、テラっていうなまえだったんだよ。
十五さいだったの。」
「てらちゃんかぁ、ずいぶん、おねえさんだったのね。」
「うん、ちきゅうっていういみなんだって…」
「へぇ、すっごーい、だれにきいたの?」
「テラのおかあさん・・・・・、ねぇ、おかあさん」
「なあに?」
「れんげちゃんは?どうしてれんげちゃんなの?」
「それはね、はすの花が、どろの中からきれいな花をさかせるからよ。」
「ふーん…」
「ね、じゃあテラっていうのは外国のひと?」
「そう。砂のお国・・・・。
砂の原っぱの中にね、
ひろくっておっきい道がね、ずんずーんって。
どこまでも、ずーっとずーっとあるの。
まわりはぜーんぶお砂なの。
くるまもいっぱいいるんだよ。」
「ふうん、北海道みたいねぇ、
おぼえてる?
れんげちゃん、きょねんのなつ、みんなでいったよね、
北海道。」
「うーん、にてるけどぉ・・・・・・・。
やっぱり、ちがーう!!
だってね、うんとう~んとあっついんだもん。
どうぶつえんのね、ラクダさんがね、おひるねしてる。
あっちこっちで見たよ。
おうちがね、みーんな白くって、四角だったの。
おーっきいおっきい川にね、
おっきいおーっきい橋があってね・・・
でもね、冬はさむいの。
ブルブルってなっちゃう。夜がとってもさむいの。」
おかあさんは、れんげちゃんがどうやらさばくのことを言っているみたいなので、
ちょっとびっくりしました。
だって、れんげちゃんは、さばくに行っていたみたいに話すんですもの。




