愚痴再びのち身バレ
「あ〜、なんでまたこんな会が開かれてるんだよ!嫌だってちゃんと言ったじゃんかよ!有り得ねーよ!誰がいいんだよ!分かんねーよ!」
苦労してますねぇ。大変ですねぇ。
なんか私にも刺さってくる気がするねぇ。
でもなんかおもしろくなってきたかも。
「いっその事罠はって俺の前で本性出させるか?大体のやつは引っかかるだろ。えっ、めっちゃいいじゃん!そう思うよね?バァルツニー嬢。」
うわ、バレてるー。終わった、、、
この場合どうすればいいの?今出ればいいの?不敬罪になっちゃう?
「もう判明しちゃってるんだから、何しても無駄だよ。というか、わざわざ危険に身を晒してまで実行してるから、早く出てきてもらわないと、あなたの婚約全て潰してしまうかもしれないな。」
やばい。それはまじでやばい。一生独身は、肩身が狭すぎる。出るしかないね。隠れるのはやめよう。
「それだけは勘弁してください。生命の危機にまで発展してしまいます。」
「やっと出てきたか。前も同じ場所にいたのかな?」
そこからバレてんのね。1回しらばっくれよう。
「前?とは何ですか? 何かあったのですか?」
「あぁ、そういう感じ?そういうのいらないんだけど。影が見てたから、覆せないよ。」
わぉ、影さんですか。余計なことをしてくれますね。睨んででもおきますか。
なんか、ビクビクしてる。ちょっと面白い。
「そんな睨んであげないでよ。仕事なんだからしょうがないじゃん。」
うぉ、バレてる。ならもう、どうにでもなってしまえ。諦めた。
「確かにそうですね。前もあの場所にいました。で、なにか御用ですか?」
「もちろん。見られちゃったのならば、誰にも言えないように、手元に置けばいいと、君は考えないのかい?」
「考えますね。」
「ということで、バァルツニー嬢を本日をもって、第2王子の話し相手に任命する。存分に俺の愚痴を聞きたまえ。」
「えっ、本当に仰っているのですか!?」
「もちろん。君のデメリットは、王族からは、俺の想い人だと認識されることだね。せいぜい頑張りたまえ。」
「それは致命傷ですよ!出てこなかった時と変わらないではないですか!」
「しょうがない。好奇心に負けた3年前の自分を恨め。これからは、7日に1回来るように。もしかしたら、緊急招集がかかるかもしれないが、その時はちゃんと来てくれよ。今日はこの会が終わったらバァルツニー侯爵と王城に来るように。」
「拒否権はないんですよね。わかりました。でも、お父様は知っているのですか?」
「それはもちろん。知らせなければ問題になってしまうからね。」
「問題?」
「第2王子が我が娘をさらいましたって言うだろうよ。」
「そんな問題にするのですか?」
「君は溺愛されていると自覚した方がいい。ただでさえ顔が整っているのに、暗殺も得意ときた。溺愛以外なにがあるんだ?」
「そんなに得意ってほどでは、、、」
「人を簡単に壊せるやつが何を言う。さっき君を呼んだ時、本当はどこに居たのか分からなかったんだよ。しかも今俺に付いている影も7位の実力を持っているやつだ。見つけられるのはおかしい話なんだよ。」
「えっ!」
まじか。私天才だったりしちゃうやつ?
「いや、なんでそんなこと知っているのですか!?」
「君は王族が貴族の暗殺者を把握していないと思ったのか?もうこの話は終わりだ。俺はもう戻るから君は後で戻れ。」
「あっ、はい。」
何この展開?




