王子の隠し事
王子が何を話しているのかが気になる。本当はしちゃいけないけど、聞いてもいいよね。
おぉ、聞こえてきたぞ、、、
「あーダル。なんで今婚約者探しをしなきゃいけないんだよ。あんなに媚びを売っているやつを誰が婚約者に選ぶか!他の男どもも気づけよ!女の眼圧がめっちゃ強いことを!俺に嫉妬してるだけじゃなくて、もっと自分からアプローチしろよ!というかしてよ!俺の周りに居た女ども皆違うやつのとこ行ってよ!媚びたら逆効果なの気づけよ!」
わぉ
すごいストレス溜まってんじゃん。しかもほとんど婚約者探す気ないって言っちゃってるし、他の人が聞いていたら一発でショックと衝撃で失神しちゃうやつじゃん。
言葉遣いが王子ではないし、さっきまでの笑顔が欠片も残ってないからすごくビックリしたよ。
もう腹黒確定では?
「というかさっき、めっちゃ媚びるのが上手だった奴がいたな。誰だったっけ?ちゃんと聞いておけばよかったな。でもいっか、もう関わらなくてもいいだろうし。」
おぅふ
自意識過剰かもしれないけど、それ私じゃね?
バレなかったのは良かったけど、ある意味ダメだったのではないか?
もう関わらなくていいなら私も嬉しい。
「こんな会を開くくらいなら、その分民のために使った方がいいだろ。出来ることならもう二度ときたくないわ。香水の匂いもきついし、私は絶対選ばれるみたいな顔しやがって。選ぶわけねぇ・・・」ガサッ
「誰だっ!」
あっやべ。足動かしちゃった。
ごめんね。足がもう限界だったんだよ。
あっちょっと待って!来ないで!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ぎゃーー!もうすぐ来るー!
「あっいた〜♡。ヴォレアナンド様〜ここで会うなんて〜偶然ですね♡。ちょっとあちらの方でお話しませんか〜♡。」
「え、えぇ、良いですよ。行きましょうか。」
やったーー!助かったーー!
さっきの女の子に感謝!!話し方はあまり聞いてられない程だったけど感謝!!
もうホントに疲れたわ。早く帰りたい。あと何分で終わるの?知りたいんだけど。
1回隠れながら見に戻るか。
☆☆
今時間見てみたらあと5分だったよ。いやー早いものだね。
ここに来るまでにすごい時間がかかったのもあるんだけどさ。
最後にお菓子食べて帰ろ。
ん?なんか視線を感じる気がするんだけど、、、、あっ消えた。なんだったんだろう。
うん、とりあえず帰ろうかな。
☆☆
やぁどうもこんにちは。清々しい朝だね。
あの地獄から一夜明けて、私は今ハイテンションだ。そして学園に入るまでは何もしなくていいという天国を味わっている。
ちなみに、学園は16才から18才までの3年間所属することになる。
なので、あと6年は自由に生活して良いということだ。
ヤッホーイ!
これからは、もっと勉強していこうかな?
魔法も潜伏系と身体強化系を極めたいな。
武術系は、暗器を使ってみたい。ただの憧れだけど。
全部やってみよ〜〜




