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3/13

王子の登場



王子が登場してきた時、王子がすごくキラキラしていて、皆が見とれていた。

姿勢よく、歩き方よく、顔がよく、笑顔が良い。正しくキラキライケメンであった。

…………………………………


マジイケメンだ。やべぇ

だけど笑顔になんか違和感を感じる。やべぇ

なんかやべぇ。関わりたくねぇぇ

でも関わらないといけないんだー!!アァー!!

しかも思ってなさそうな事言ってんじゃん!


ヤバー、演技力抜群の私じゃなきゃ気が付かないところだったわー。私すごーい





はっ!、失礼。少々取り乱しました。今の状況を説明すると、めっちゃキラキラした王子さまが入場して来て、笑顔でありがたいお話をされたところです。

これからは爵位が低い人から王子へ挨拶に向かいます。

私は侯爵家の娘なので最後の方ですね。



ふぅ…ちょっと落ち着いてきた。なんか急に緊張してきたんですけど。こういう時ってどうすればいいんだっけ?まぁいっか、頼れるのは己のみ。


そういえば完璧(パーフェクト)演技(パフォーマンス)が剥がれてるじゃん。付ければいいの?そうなの?そうなのね。わかった。


いでよ!練習の成果達よ!我がものとなりて、この身体に刻め!完璧(パーフェクト)演技(パフォーマンス)


落ち着いてきた。今ならなんでもできるわ。

ちょうど順番が回ってきそうだから行ってこようか。

レッツゴー




☆☆



王子と話す時が来たよ。まずは挨拶だね。


片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたままあいさつをする。


「お初にお目にかかります、ヴォレアナンド殿下。バァルツニー侯爵家の次女ロサミーナと申します。今日はこのような会に招いてくださりありがとうございます。」


よしっ言えた!言葉遣い大丈夫かな?

というか、普通に言ってしまった気がするぞ。

次からは媚びよう。

「顔をあげてください。」


なんか少し驚いた顔をしてるけどいいよね。


「ありがとうこざいます。ヴォレアナンド殿下、ヴォレアナンド様とお呼びしてもよろしいですか?」


「良いですよ。」


「ヴォレアナンド様は、普段どんな事をされているのですか?」


「普段は勉強と、剣と魔法の鍛錬をしています。」


「まぁ!、さすがヴォレアナンド様ですね!」


「そんなことはないですよ。」


「いいえ。3つを両立できているのは素晴らしいことです。私は勉強ができるのですか、武術はできませんもの。」


「そうですか。ありがとうこざいます。」


「はい。後ろの人がまだいらっしゃるので、これで失礼します。」



はい、終わった。

媚びはあんまり売れてなかったし、あの練習時間の半分くらいしか使えなかった、、、

しかも演技のプロならひと目で分かってしまうほど出来てなかった。もう運に身を任せるしかないわ。

王子にバレてませんように。


あとはもう外で時間を潰そう。




☆☆

今外に出たんだけど、すごく綺麗な花が咲いていて、とても嬉しい気分になったよ。

もうホントにすごい。しかも一面っていうのがすごい。


ん?今なんか聞こえたような気がする。足音?しかも男の?誰?なんか悪寒がするんだけど。隠れるか。

えっ何処に?やばいやばいやばいやばいどうしよう。

あった!隠れるところ!

ふぅ…セーフだね。

あれ?あのままいたら媚びられたのでは?




ん?なんか言ってるみたいだよ。







今日から毎日20時に投稿します。

よろしくお願いしますm(_ _)m

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