王子の誕生日会
王子の誕生日会まであと3日となった今日、私は王子に媚を売る練習をしてるよ!
練習は大切だよね。たくさんのレパートリーを覚えておけば、スムーズに話せるし、雰囲気を身体が覚えたら、非常時の対応もある程度出来るようになるからね。
もちろん、怪しい人にならないように、誰もいない所でやってるよ。ちゃんとね!
昨日、一昨日と既に2日間練習したから少しは出来るようになったし。
残念ながら、家庭教師との勉強があるから1日中することは出来なかったけど、2日間で
「へぇ〜、凄いですね!さすが第2王子様です(ハート)」
「私、勉強好きなんです(ハート)」
「第2王子様は何か好きな食べ物はあるのですか?(上目遣い)」
等々が出来るようになったよ!
勉強が好きなのは本当だから嘘は言ってないよ。大丈夫。
あとは雰囲気作りをしなきゃいけないね。本番までには仕上げないと、、、、頑張ろう!エイエイオー!!
☆☆
遂にやってきました、第2王子の誕生日会!演技の練習もたくさんしたから、自信もバッチリ!有象無象の1人に今こそなるべきだ!よし、気合いを入れよう。ふぅ……
いでよ!練習の成果達よ!我がものとなりて、この身体に刻め!完璧演技!
恥ずかしい、、、恥ずかしいよぉ、、、アァ〜!!、やんなきゃ良かった、、、
まぁ、その事は置いといて、会場に着くまでに軽く誕生日会についての確認をしよう。
誕生日会は10才前後ぐらいで高位貴族の子息子女達が集まる。そして、この会が将来の側近や婚約者を決める第1歩という暗黙の了解の基に開催される。
もちろん、それが分かっているため、子女達の中で激しい戦いが眼圧によって繰り広げられている。
しかーし!それは子息達にバレないようにと創意工夫されていて、もしバレて変な目で見られてしまったら諦めなければならないという変なルールがあるのである!
だから、めんどくさくて初めから参加しない子女も数人いるのである!
このルールは子女しか知らないため、毎回数人の子息は会に違和感を感じているのだそう。
(ロサミーナ調べ)
そして今回私は、この眼圧戦争に参加します!いゃ〜大変だね。今夜は早く寝よう。
おっと、もう着いたみたい。今から(眼圧の)戦場に入るから最後に確認しようかな。ふぅ……
体調よーし!声帯よーし!暗記よーし!動き方よーし!全部よーし!全速前進! ヨーソロー!
☆☆
中に入った瞬間、すごく強い圧を感じた。
既に戦は始まっておったのだ!とそう感じてすぐに媚び戦争モードに切り替えた。
そして、第2王子が来るまで、裏の読み合い合戦が続いた。
ちなみに私は、今まで読書と勉強を中心として生活していたので、自ら有効範囲を広げたことは無い。
結果、良くも悪くもない仲なので、今の状態で話せる人がいない。つまり、ぼっちである。だから今は空気になるしかないのだ!
私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気、私は空気
あっ、第2王子が来た!




