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つまらない
つまらない日常
捌け口のない鬱憤と吐き気を催すほどの社会
もうたくさんだと、何度も何度もループする思考
騙し騙され、好かれ嫌われ、
行き着く先は、天竺か、それとも、虚無か…
思考も定まらずフワフワと、
現実を突きつけられて、ただただ途方に暮れる。
俺はたった今、退職願を叩きつけて逃げ出して、途方に暮れている…深夜零時を回ってる。ついでに震えてる。
笑うがいいさ、これで無職だ。
ここから挽回するなんざありえない
それこそ世界が変わろうとしなければ、俺は変われやしないだろう。
いや…
何が変わろうと変わらないのかもしれない
この俺自身が変わらなければ、
そうだ、
我慢することに慣れるな。
しょうがないと諦めるな。
やりたい事を、やれる時に、生きてるならば、生きているうちに。
目の前にあるのは俺が夢見た光景だ。
やるなら後回し?馬鹿かよ、今だろ。
よーしいくぞ、
1、2、ぃの…さっ…あり?
…………………
おれ、しんだわ…
あら?
気づけば俺はダンジョンの中にいた。
あれだけ憧れてたダンジョンの中に入れた。
まじかよ。…震える!
震える…ぅぅう…まじかぁ…
武者震いがする。
どんなやつがいるのか、想像や伝聞でしか知らない世界に今俺はいる。
さいこ…ぅ…ん?
はて、しかしだ。
何故かダンジョン内部であるのは確かだが、雰囲気が予想外だ。
映像で見たことがあるが、
…ここまで明るかったか?
そしてだ、今しがた一歩を踏み出した俺が落っことした魔石はバラバラになって地面に転がっているが、魔力暴走を起してないな。
爆発した後…なのか?
はて?
…まぁいいか!やめだやめ!
やったぞ。
楽しい!ドキドキするぅ!
どんなとこだ。
どんな奴がいる?
ぅぅう。最高だ!
とりあえず帰り道ぐらいはわかるように目印置いとくか!
って、は?
で振り返った先には何やらワープゲートっぽい何かがあるんですが、
およそ、半径2m弱程の楕円形
外縁はウネウネ青とも緑ともつかぬ濃い色の電気みたいなので、真ん中は黒い…先が見えないな。
どこかに、つながっている?…のか?
まさか…
まさか?
俺の夢がもう一つ叶うのか。
あぁ諦めてたもんが一度に2つも。
でも、
あぁ
わかってる。そんなに甘くはないさ。
理解してる。
…けどな、こりゃだめだ。
可能性としちゃ恐らくごくごく微量でほぼないな。けど、ありがとう神様。
そして、
チャンスをくれたばあちゃん、
じぃさんは知らんがとりあえず!
いってきます!!
…………………………………………………
さぁ、歓喜に震えよう。
神を信じちゃいないが祈りぐらいは捧げよう。
おそらくはこれが、俺の最後のターニングポイント。
異世界転移の可能性!!!




