ナハトムジーク国について
本日2話目です。よろしくお願いいたします。
ウィンザー公爵家の家族構成を確認した後は、ウィンザー公爵領の話になった。ウィンザー公爵領はナハトムジーク国の西にあり隣国ドネリーの伯爵領と隣接している。
ウィンザー公爵領には、4つの都市がありエミリーとエドガーが住んでいる公都ウィンザーが中心にあり西に国境の街アインマイム、北に迷宮都市クーリフト、南に農耕都市ハーベストがある。
ウィンザー公爵領は、迷宮都市に農耕都市もあるためか余裕は無いがそれなりに領地経営がうまくいっているらしい。旨く行っていると言っても公爵としての出資が多いようで、質素倹約をモットーに生活をしている。
《エド、この公都ってどのくらいの人が住んでいるのかしら?》
《確か、10万に行くか行かないかって言っていた様な?》
《エドの情報ソースって誰なの?》
《それはもちろん、メイドのアンだけど?それ以外に聞けないでしょう》
エドガーが何をいまさらと言う顔でエミリーに言う。
《やっぱりね、少し情報に偏りがあるのよね。アンはケイトお母様の輿入れ時に一緒に付いて来たメイドだから情報が少し古いのよね。最新は11万人を超えるらしいわ》
《えっ、エミリーこそ何処からの情報なのさ?》《私はお父様よ。お父様は、娘に甘いから。膝の上にのって上目遣いで尋ねると、何でも教えてくれるわ》
《それ、ずるくない?お父様、男には厳しいからな…》
エドガーは納得がいかないという表情をする。
《ウィンザー公爵領は、順調に人口も増えて行っているし農耕都市ハーベストの広大な農地によって自給率も120%を超えているからまだまだ、発展しそうだよね。このままだと平和に人生くらせるかな?》
エドガーは、前世のブラックな職場で心が擦り切れる経験があるため今世こそスローライフを夢見ていた。
《あんた、バッカじゃないの!貴族の4男なんて、学院にも入れないから貴族になれないのよ!知らないの?》
エミリーが目が、飛び出るのではないかと言うくらい見開いて詰め寄って来た。
《なんだってー!なにその生まれた瞬間に終了しているクソゲーは!! じゃあ、何で俺は生まれたんだぁー!》
ベッドの上でゴロゴロ転がりながらもがいた。
《決まってるじゃない、跡継ぎのスペアよ、スペアよ。アイザックお兄様に男の子が生まれたら私達はお払い箱。平民に落とされるわ》
エミリーが冷たい視線を飛ばしながら、最後は天井を見ながら呟く。
《エミリーはどこかに輿入れとかして貴族にとどまれないの?》
《うーん、その道もあるとは思うけど…どこかの顔も知れない年上の人と結婚するより平民でも恋愛して結婚したいわ、前世でも結婚してないから始めは恋愛結婚をしたいのよ》
笑顔でエミリーが話す。
《よし、お互い平民になっても不自由しない様に頑張ろう。家を追い出されるまでに公爵家の伝手を使えるだけ使って準備しよう!》
鼻息を荒くしながら、エドガーは言う。
《そうね、よろしくね。相方さん》
エミリーがにっこりと笑いながら言う。
《おう》とハイタッチをエミリーとする。
《しかし、この念話?すごく便利だけどこのままだと言葉がちゃんと喋れなくなったりしないか心配だよ》
「だってね、声ではなすとゆっくりにしきゃはなしぇないし。あかちぇんことばになりゅよ」
エドガーはうまくしゃべれないもどかしさからか、ほっぺをぐりぐりとする。
「しょがないわよ、わたしぇたちまだ3さいだもの」
エミリーも拙い言葉使いで返答する。
《うーん、毎日ちょっとずつでも練習しない?いつまでも2人だけで生活は出来ないし》
エドガーはエミリーを真直ぐ見て提案した。
《いいわよ、少しずつでも練習しましょう。それに、家族やアン達ともっと沢山話せばいいんじゃない?語学なんてしゃべって覚える物でしょう?》
《そうだね、がんばろーおー!》
エミリーとエドガーは次の日から早速しゃべる練習を始めた。まあ、あまりに色々な大人達にまとわりついて話しかけるので、数日後叱られるのであった。
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本日後1話あります。




