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ポーションを作ってみよう

いつもお読みいただきありがとうございます。

チャーリーとの体力訓練が始まって半年がたった。この半年、毎日ランニングをしていたので大分エミリーもエドガーも体力が付いてきた。チャーリーには、まだばれてないが2人共【身体強化】のスキルも使える様になっていた。


ランニング中にばれないように【身体強化】を使って、周回遅れにならない様に対策をしていた。ただ、毎回【身体強化】を使ってしまうと自分の為にならないと言うエミリーの考えにより、持久力を上げるためにひたすら頑張っていた。


最近はエミリーが教官になり、組手をエドガーが習っている。まだまだ、始めたばかりなので型が中心だが、エドガーのスキル【アーカイブ】により型は直ぐに習得した。しかし、型だけでは身を守れないとのエミリーの言葉により、応用できるように体に組手を行い身体にしみ込ませていた。


「ねぇ、エミリー。最近打ち込みが強い気がするんだけど」

内緒の組手訓練が終わり、エミリーの打ち込みにより出来た体のあざを触りながら文句を言う。


「何を言っているの、まだ半分も力を込めてないわよ」

エミリーが衝撃な事を言ってくる。


「まだ、半分?全力だったら、俺の身体壊れちゃうよ」

表情を引きつらせながら、エドガーが一歩下がる。


「ん?、何を逃げているの?そんなんで私から逃げられると、」

そこまで言うとエミリーは、一瞬でエドガーに近づきその勢いのままパンチする。


エドガーは「うぐっ」っと呻き吹っ飛ぶ。そして、着地に失敗したエドガーは尻もちをついて転がった。

「いったいなー、いきなりは、やめて。本当にやめて」

半泣きになりながら、エドガーはそれでも立ち上がった。


「へぇー、ちょっとは強くなってるんじゃない?次はもう少し強くしても大丈夫かな?」

エミリーはちょっと嬉しそうにエドガーを見ながら呟く。


「もう。これは、早めにポーションくらい【錬成】出来る様になってないと怪我した時に大変だよ」

ブツブツ文句をエドガーが呟く。


「そうよ!私達は、錬金術師なんだしポーションを作っておけば怪我しても大丈夫じゃない!エド天才!手加減も結構疲れるのよ。早く作るわよ!!」

エミリーは手のひらを握った拳でポンッと叩いた。そして、絶望で白目になっているエドガーを引きずりながら部屋を出ていく。


エミリーは、エドガーをそのまま屋敷の外に連れ出し裏庭に端まで連れ出した。まだ、お昼ご飯が終わったくらいなので、2人が屋敷を出ても特に咎められる事なく出る事ができた。


「どこまで行くんだよ。痛いからもう引っ張るのやめてよー」

エドガーはエミリーにつかまれている手を振りほどく。


「もう、よわっちぃわね。早くきなさい、あなたの為に薬草を取りに行くんだから」


「薬草なんて、庭に生えている訳ないじゃないか。何を言っているの?」


「それが、少しだけど生えているのよ。この前見つけたの、良いから来なさい」

エミリーは何時ものランニングコースからちょっと離れた、藪の方に向かって歩いて行く。そして藪の前まで来ると、地面を指さした。そこには雑草と思われる草が生えていた。


「この、雑草がどうしたって?これが、薬草とかいわないよね?」


「そう、これが薬草よ。そうか、エドには【鑑定】のスキルが無いから分からないのね。この手のひらみたいに葉っぱが5個に分かれている草が薬草よ」

エミリーが濃い緑色の”もみじ”の様な草を採取する。


「えっ、まさか?これが薬草なの?」

手渡された、その”もみじ”の様な草をまじまじと見ながらエドガーが呟く。


「そう、これが所謂薬草よ。どうも、ここではこれ以上大きくはならないし、増えたりもしないみたい」

周辺を見渡しながら少し残念そうにエミリーが呟く。


2人は、3枚ほど薬草を採取し部屋に戻った。錬金術の本にポーションの作り方は載っていたが、材料が揃わなく試す事が出来なかったのだ。エドガーは少しでも早く試して見たくてしょうがないのか、率先して錬成板の用意や魔力水を創るために水を用意した。


「それじゃ、魔力水から創るからエミリー品質を見てね?」

エドガーは錬成板の上に用意した水が入った器をのせ、両手をのせゆっくり魔力を流していく。錬成板の魔法文字が光り出した所で【錬成】と唱えた。


水の容器からの光が収まると、少し虹色が混ざった様に光っている魔力水が出来ていた。


「相変わらず、良くそんなにすんなりと最高品質の魔力水を作れるわね」

呆れながら鑑定の結果をエミリーが教えてくれた。


「よし、次は薬草をなるべく細かく切り刻んで混ぜるんだよね」

ポーションの創り方が載っているページを見ながら、エドガーは嬉しそうに薬草を刻む準備をする。


みじん切りよりも細かく、細かく切り刻んだ薬草を魔力水に入れる。次は薬草を入れた魔力水を魔力を流しながらゆっくりと混ぜる。特にどのぐらい魔力を流すなどは、この本には書いてなく少しずつ、少しずつ慎重に魔力をエドガーは流していく。


そして、エミリーが「今よ」と合図するとエドガーが【錬成】と再び唱える。今度は少し緑色に発光した後、奇麗な青色の液体に魔力水+刻んだ薬草は、変わった。エドガーは、結果を聞くためにエミリーを見ると。


「成功よ。全く何でいきなり高品質のポーションが出来るのかしら?」

Why?とジェスチャーをしながら呟いた。


エドガーは、「やったー!」と飛び上がって喜んだ。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

段々と【錬成】出来る物を増やしていく予定です。

続きが気になる、もっと読みたいと思って頂けましたら、ブックマークの登録をお願いします。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「成功よ。全く何で生きあり(いきなり?)高品質のポーションが出来るのかしら?」 Why?とジェスチャーをしながら呟いた。 誤字?
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