表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/29

初めての錬金術

いつもお読みいただきありがとうございます。

錬金術の本を部屋に持ち帰ったエドガーは、本をエミリーに見せた。


「エミリー、錬金術の本をやっと見つけたよ。この錬成板を使って錬金術を使うみたい。やってみない?」

エドガーは早く錬金術を、使ってみたいのか声が少し弾んでいた。


「ちょっと、エド。落ち着きなさい、そんないきなり使って失敗したらどうするの?例えば、爆発したり。使ってみるのは、良いけどこの部屋じゃなく裏庭とかにしない?」

エドガーの提案にエミリーが冷静に指摘する。


「う、うん。確かに、じゃあ明日とかできないかアンに相談だね」

エドガーが見るからに落ち込みながら呟く。それを見たエミリーは小さくため息をついた。


エミリーとエドガーは、アンを部屋に呼び錬金術の本を見つけた事と錬金術を使ってみたい事を伝える。アンは、自分では荷が重いと言い執事長に相談に行き、最終的には、メアリーの立ち合いで実施が決まった。


「しかし、錬金術の本なんてどこにあったのかしら?結構古そうだけど、誰が購入したのかしらね?」

メアリーは、錬金術の本を見ながら呟く。


「まあ、じゃあ、早速試してみましょうか。まずは、魔力水だったかしら?」

気持ちを切り替えたメアリーは、錬金術の試行を始めようと言う。


魔力水は、ポーションなどを作る際に使用する水で、井戸などの水を錬金術で錬成して作り出す。この魔力水の品質によって、ポーションの品質が左右される。コツは水の中に魔力を均一に混ぜる事が重要らしい。


錬成の仕方は、錬成板の魔法陣の上に水を入れた入れ物を置き、錬成板に両手をついて魔力を流しつつ【錬成】と唱える事と書いてあった。エドガーは本に書かれている通りに、水を置き魔力を流しながら【錬成】と言ってみる。


魔力が錬成板の魔法陣に流れて淡く光るが、魔法陣上の水には何も変化が無い様に見える。


「エドガー?これは成功なのかしら?」

メアリーが確認をする。


「メアリー母様、これは失敗です。成功すると水が淡く光るそうですから」

エミリーが本を見ながら、錬成板上の水と見比べながら言う。


それから、エドガーは10数回魔力を流しては、【錬成】と唱える。しかし、一度も水に変化は現れなかった。エドガーは、「僕には才能が無いのかも…」と落ち込む。


「エドガー、何をあきらめているの?まだ、10回でしょう?そんな弱気では、領民を笑顔になんてできないわよ」

メアリーが落ち込むエドガーを鼓舞する。


《エド、魔力の量が少し足りないのかも。それともっと出来上がりをイメージした方がいいじゃない?魔法の時は、もっと明確なイメージをして使ったでしょう?》

エミリーが念話でアドバイスを伝えた。


《分かった、もう少し流す魔力を増やしてみるよ。出来上がりのイメージか…分かった。水の分子に魔力の分子?を追加するイメージでやってみるよ》

エドガーがエミリーのアドバイスで思い付いた方法をやってみると言った。


「はい、メアリー母様。成功するまで、何度でもあきらめません」

エドガーは、メアリーにそう宣言をしもう一度錬成板に手を付き先ほどよりも多めに魔力を流し始める。


《水の分子と魔力の分子が同じだけくっつく事をイメージして》

「よし、【錬成】」

エドガーが【錬成】と唱えると今度は錬成版の水が淡く光った。


「や、やったー!メアリー母様!水が光りました!」

エドガーが振り向きながら、嬉しさの余り飛び上がって報告をする。


「良く頑張りましたね、水は光ったけど成功したのかしら?」

エドガーをほめつつ、メアリーが半信半疑の表情で呟く。


「メアリー様、多分、成功しています。水が魔力を含んでいるのが分かります」

一緒に実験を見ていた、メアリー付きのメイドが発現した。


「そう、【魔力感知】のスキルを持っているあなたが言うのだから、大丈夫ね。エドガーおめでとう。それで、スキルは取得できたかしら?」

メアリーがエドガーにスキルの有無を確かめる。


エドガーが「ステータスオープン」と唱えるとステータスボードが表れる、ステータスボード上には今迄なかった、【錬成】のスキルが追加されていた。


「メアリー母様、【錬成】スキルがあります。見てください」

エドガーが嬉しそうにステータスボードをメアリーに見せる。


「あら、本当。良かったわねー。でも、あまり自分以外にステータスボードを見せては駄目よ」

メアリーが優しくエドガーをたしなめた。エドガーは「はい」と返事をしまだ嬉しそうにステータスボードを眺めて喜んでいた。


しかし、エドガーの喜びもエミリーが1回で魔力水の【錬成】を成功させ、スキルを取得するまでであった。エドガーは、今後もこの様な目に何度も合う事になるのであった。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

エドガーは今後も、今日の様な挫折を受け続ける事になります。

でも、くじけず頑張ると思いますので、続きを読みたい、気になると思いましたら

ぜひブックマークの登録お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] エドガー頑張れ・・・(´・ω・`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ