ステータス2
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アインの話が終わると、メアリーと姉たちは涙を流していた。兄達は必死に怒りを抑えているのか、肩を震わせていた。アインはゆっくりと席を立つと、エミリーとエドガーに近づき優しく抱きしめる。
「エミリー、エドガー。辛い役目を負わせてすまない、出来る限りお前達をサポートするからな」
2人もアインにしがみつくように抱き着く。しばらく抱き着いていたが、エミリーがゆっくりと身体を離す。
「お父様、【錬金術師】は色々な物を作り出す事が出来るんでしょ。お父様やお母様の役に立つものを沢山作りますね」
エミリーはにっこりと微笑みながら気持ちを伝える。
「僕も、錬金術で色々な物を作って、ウィンザー領の人達が幸せになる物を作るよ」
エドガーも同じように笑顔で気持ちを伝える。
「ふふっ、頼んだぞ。お前達がどんな物を作ってくれるのか、楽しみにしている。だが、無理はしてはいかんぞ」
「「はい」」返事をした2人は、再びアインに抱き着いた。その2人を誰かが後ろから抱きしめる。
「私も、あなた達を守りますよ」
メアリーが涙を流しながら言う。メアリーに続いて兄弟達も次々に抱きついた。
◇
《ふー、こわいわ。前の私だったらあんな事は、絶対にしなかったのに…なぜか自然にお父様に抱き着いていたわ》
《俺もだ、我ながらびっくりしたよ。でも、とても心地良かったな》
エドガーが先ほどの温もりを思い出し、自分で自分を抱きしめる。
《エド、気持ち悪いわよ》
エミリーがとても冷たい感情を乗せて、ツッコミを入れる。
《うるさいなぁ、良いだろ。前世では、長い間1人暮らしだったから家族の温かさがとても心地いいんだよ。エミリーだって、思いっきり喜んでいたくせに》
からかわれたエドガーが反撃にでた。
エミリーは、一瞬でエドガーに近づきグーで頭を小突いた。
《あんたね、生意気なのよ。今度また、からかったら殴るからね》
エドガーは、小突かれた頭をさすりながら
《もう殴っているじゃないか》
《聞こえているから》
”バキッ”エドガーは再び頭に衝撃を受け気を失った。
◇
どの位気を失っていたのか、部屋の床の上で仰向けでエドガーは目を覚ました。ズキズキと痛む頭を手で押さえながら、ゆっくりと上体を起こした。
「あっ、やっと目を覚ましたわね。何時まで寝てるつもり? 早く起きてエドのステータスも見せなさい」
エミリーが目の前に、透明なタブレットを浮かばせながら言ってきた。
「ステータス?ああっ、ステータスね。えっと、ステータスオープン」
エドガーの前にも透明なタブレットが表れた。
「なんで、何も聞いてないのに分かるのよ!私はこれを出すまで、結構時間がかかっただけど…」
「だって、異世界物語のあるあるだろ。それよりもエミリーは、どんなスキルを貰ったのさ?」
エミリーの不満を聞き流しながら、エドガーは知りたい事をストレートに確認する。
「人に物を尋ねる時は、自分の事からオープンにするものでしょう?」
エミリーは、腕を組みドヤ顔で言ってきた。
「ハイハイ、こんな感じですよ」
エドガーは、タブレットをひっくり返してエミリーに見せる。
「どれどれ…
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名前:エドガー=ウィンザー
年齢:5歳
性別:男
職業:錬金術師 Lv.1
スキル:【アーカイブ】【検索】【光魔法】【水魔法】【風魔法】【杖術】【身体強化】【アイテムボックス】【ソマリア語】【魔力操作】
その他:双子神の加護
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「ふーん、中々じゃない。この【アイテムボックス】って何かしら?」
エミリーがエドガーのステータスを見ながら質問する。
「【アイテムボックス】でしょ?異世界テンプレの物を異次元に格納する能力だね」
エドガーが、近くにあったおもちゃを手に取り空中で離すと消えた。そして、再び現れた。
「今みたいに、物を異次元にしまったり、出したりするスキルだね」
「へぇー、便利ね。どんな物でも入るのかしら?」
「多分、非生物だけじゃないかな?あとで、実験しておくよ。それよりエミリーのも見せてよ」
「良いわよ。でも、泣いちゃだめよ」
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名前:エミリー=ウィンザー
年齢:5歳
性別:女
職業:錬金術師 Lv.1
スキル:【探知】【隠密】【光魔法】【闇魔法】【火魔法】【土魔法】【格闘術】【身体強化】【鑑定】【ソマリア語】【魔力操作】【魔力増強】
その他:双子神の加護
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「なんで、エミリーの方が2つも多いんだぁーーーー」
エドガーは、その場で崩れ落ちた。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
新連載を始めて3日ですが、いかがでしょうか。
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