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ステータス2

いつもお読みいただきありがとうございます。

アインの話が終わると、メアリーと姉たちは涙を流していた。兄達は必死に怒りを抑えているのか、肩を震わせていた。アインはゆっくりと席を立つと、エミリーとエドガーに近づき優しく抱きしめる。


「エミリー、エドガー。辛い役目を負わせてすまない、出来る限りお前達をサポートするからな」

2人もアインにしがみつくように抱き着く。しばらく抱き着いていたが、エミリーがゆっくりと身体を離す。


「お父様、【錬金術師】は色々な物を作り出す事が出来るんでしょ。お父様やお母様の役に立つものを沢山作りますね」

エミリーはにっこりと微笑みながら気持ちを伝える。


「僕も、錬金術で色々な物を作って、ウィンザー領の人達が幸せになる物を作るよ」

エドガーも同じように笑顔で気持ちを伝える。


「ふふっ、頼んだぞ。お前達がどんな物を作ってくれるのか、楽しみにしている。だが、無理はしてはいかんぞ」


「「はい」」返事をした2人は、再びアインに抱き着いた。その2人を誰かが後ろから抱きしめる。


「私も、あなた達を守りますよ」

メアリーが涙を流しながら言う。メアリーに続いて兄弟達も次々に抱きついた。


《ふー、こわいわ。前の私だったらあんな事は、絶対にしなかったのに…なぜか自然にお父様に抱き着いていたわ》


《俺もだ、我ながらびっくりしたよ。でも、とても心地良かったな》

エドガーが先ほどの温もりを思い出し、自分で自分を抱きしめる。


《エド、気持ち悪いわよ》

エミリーがとても冷たい感情を乗せて、ツッコミを入れる。


《うるさいなぁ、良いだろ。前世では、長い間1人暮らしだったから家族の温かさがとても心地いいんだよ。エミリーだって、思いっきり喜んでいたくせに》

からかわれたエドガーが反撃にでた。


エミリーは、一瞬でエドガーに近づきグーで頭を小突いた。

《あんたね、生意気なのよ。今度また、からかったら殴るからね》


エドガーは、小突かれた頭をさすりながら

《もう殴っているじゃないか》


《聞こえているから》

”バキッ”エドガーは再び頭に衝撃を受け気を失った。


どの位気を失っていたのか、部屋の床の上で仰向けでエドガーは目を覚ました。ズキズキと痛む頭を手で押さえながら、ゆっくりと上体を起こした。


「あっ、やっと目を覚ましたわね。何時まで寝てるつもり? 早く起きてエドのステータスも見せなさい」

エミリーが目の前に、透明なタブレットを浮かばせながら言ってきた。


「ステータス?ああっ、ステータスね。えっと、ステータスオープン」

エドガーの前にも透明なタブレットが表れた。


「なんで、何も聞いてないのに分かるのよ!私はこれを出すまで、結構時間がかかっただけど…」


「だって、異世界物語のあるあるだろ。それよりもエミリーは、どんなスキルを貰ったのさ?」

エミリーの不満を聞き流しながら、エドガーは知りたい事をストレートに確認する。


「人に物を尋ねる時は、自分の事からオープンにするものでしょう?」

エミリーは、腕を組みドヤ顔で言ってきた。


「ハイハイ、こんな感じですよ」

エドガーは、タブレットをひっくり返してエミリーに見せる。


「どれどれ…


---

名前:エドガー=ウィンザー

年齢:5歳

性別:男

職業:錬金術師 Lv.1

スキル:【アーカイブ】【検索】【光魔法】【水魔法】【風魔法】【杖術】【身体強化】【アイテムボックス】【ソマリア語】【魔力操作】

その他:双子神の加護

---

「ふーん、中々じゃない。この【アイテムボックス】って何かしら?」

エミリーがエドガーのステータスを見ながら質問する。


「【アイテムボックス】でしょ?異世界テンプレの物を異次元に格納する能力だね」

エドガーが、近くにあったおもちゃを手に取り空中で離すと消えた。そして、再び現れた。


「今みたいに、物を異次元にしまったり、出したりするスキルだね」


「へぇー、便利ね。どんな物でも入るのかしら?」


「多分、非生物だけじゃないかな?あとで、実験しておくよ。それよりエミリーのも見せてよ」


「良いわよ。でも、泣いちゃだめよ」

---

名前:エミリー=ウィンザー

年齢:5歳

性別:女

職業:錬金術師 Lv.1

スキル:【探知】【隠密】【光魔法】【闇魔法】【火魔法】【土魔法】【格闘術】【身体強化】【鑑定】【ソマリア語】【魔力操作】【魔力増強】

その他:双子神の加護

---


「なんで、エミリーの方が2つも多いんだぁーーーー」

エドガーは、その場で崩れ落ちた。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

新連載を始めて3日ですが、いかがでしょうか。

続きを読んでみたいなど思って頂けましたら、ぜひブックマークのご登録お願いします。


別作品の「異世界領地改革 ~土魔法で始める公共事業~」も2巻まで書籍化しております、ぜひよろしくお願いいたします。

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