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キャプテン・コンドル  作者: エコー太郎
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ダンスとシャカチキでパーリナイ 2

惑星U.S.……の大気圏に設置された入星管理ゲートで偽造の年パs……入星許可証をスキャンし、何とかバレずに侵入出来た。ああ、スキャンした時のSEが……もろ……。

「ディチータ。惑星U.S.Jに無事に入星出来てまずはひと安心ね。でも気をつけてねキャプちん、いま目の前にいる住人全員がコズミックテロリスト、ディマルズニー・ラマルドのメンバーよ。警戒は怠らないで頂戴。あ、あそこに変装にうってつけのネズミの被り物が!みんなの分も買ってくるわね!」

「やべぇよ……やべぇよ……見渡す限りどこかで見たことありそうでないやつばっかりだよ……パロディのオンパレードだよ」

『建物も全部どこかで見たことありそうでないやつばっかりですね……』

「テユウカ コノ駐船場 ス◯ーウォーズ ノ エリア ジャネ?」

見渡す限り、パクりパクりパクり、そしてパクり。

街中にはドキドキワクワクしそうでしなさそうな微妙に音程をズラした曲が流れ……。

遠くに見える城はドイツ風だったり、アラビアンだったり……もう帰っていいかな?

しかし俺の胃痛はそれで終わらない。街行く住人たちも……というか住人の見た目のクオリティが何というか……パロディのエロい動画のやつみたいな……。おいちょっと待て今目の前を鍵の剣を持った少年と犬とアヒルが通り過ぎ……やっぱ何でもないです。

『ねぇもう帰りましょうよキャプテン!ダメだってこの星!頑張って富◯急みたいなテロリスト探しだしてソイツらにしましょう!』

「落チ着ケOBF。止メヨウトシテルガ 逆ニ ボケニナッテルゾ。オマエノ仕事ハツッコミダ」

大声で騒ぐ声を聞いたオカPは目の前のショップから早歩きでコチラに戻り、

「ダンセン!お静まりオバファッ!敵に怪しまれるわ!他にアナタたちみたいに騒いでるテロリストたちがいて!?あ、テロリストは騒いでも問題ないか、うん。さあオカPが買ってきたこの現地住民の民族衣装に着替えるのよ!」

両手に例の買い物袋を下げながら戻ってきたオカPの格好は、キャラクターを模した被り物、そしてデカイサングラス、35周年と書かれたTシャツ、あとキャラクターつきの手持ち扇風機。

「いや現地住民っていえば現地住民だけどさ……普通の現地住民の格好は着ぐるみが正解なのでは……」

『……止めましょうキャプテン。精神がもう持ちません』

「デ、マズハ ナニヲ スレバイインダ?オカP」

「セッツァ。そうだったわね。いいことみんな。これから私たちはあの中央にそびえる城へと潜入するわ。あと城の手前の道中ガラスの靴の破片が散乱してるから気を付けてねって売店のねーちゃんが」

そういってオカPが指差した城は……メインシンボル。

「やっぱこっちでもあれが重要なんだな……」

「海ダッタラ火山ダッタナ」



その辺の建物の路地裏で現地住民の格好に着替え終わった俺たちは城へと向か……オカPがいねぇ……。

「あのオカマどこ行ったか見てたかオバファッ」

『誰がオバファッやねん。見てないです』

「オイ、アソコ」

ガゴさんが指差した方向を見ると、

「バルソー!アルドコォォォォッデックス!スパークリングフラッシュローリング!サンダーパンチキック!オカマ拳法奥義!たんぽぽは英語でダンデライオン!の構え!フゥッ!ハァッ!チィエストォ!」


オカマが現地住民と戦ってた。


「何やってんのお前ぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


謎の格闘術で暴れるオカPを羽交い締めにし止めようとするが、「イヤン!チカンンンンンンン!!」と叫ぶだけでオカマは止まらない。あと喘ぐのやめろ。

「キンバース!離してキャプちん!どうしてもこれだけは!これだけは許しちゃいけねぇ!許しちまったらオカPはもうオカマとして生きてはいけないわ!」

うまいこと俺の羽交い締めから抜けたオカPは、おい何しれっと一瞬の隙をついて俺の股間触ってんだ。「おっきぃ///」じゃねえよ。

「マモルッツォ!いいことキャプちん!コイツらはね!オカPが彼ぴっぴ待ちの間に好きな音楽聞いて「まだかな~。おそいな~。ウフ今日は奮発して床屋に行ってきたけど彼気づくかしら~」的なテンションで待ってたらいきなり難癖つけてきたのよ!オカPが聞いてる曲はディマルズニー・ラマルドが配信している音楽じゃないって!よそのジャンルの音楽に口出しするなんてナァンセンス!お前トマト嫌いだからってトマト好きなやつにいちいち難癖つけてんのか~?お?お?でもこれでディマルズニー・ラマルドの狙いがわかったわ!コイツらは宇宙中の音楽をすべてディマルズニー・ラマルドの曲だけにするつもりよ!CD販売で利益を得るしかないこのご時世によくやりますわ。コイツらは!いまハッキリと!オカPの敵だと再認識した!」

『すいません。早口で長くて何言ってるか全然わかりませんけど、とりあえず僕たちがテロリストじゃないことがバレました』

「サンズザンガ!ならばここで勝負をつけるのみ!とぅ!」

オカPはカッコつけながら跳躍し、建物のてっぺんに着地する。なんで特撮風?

「この宇宙からディマルズニー・ラマルド以外の曲を消し去ろうなんざ、あ!許しちゃあおけねぇ!オカPのダンスとミュジコのレッドホットなカァァァニバル!をもってして、お前たちの目を覚ましてしんぜよう!ミュージィック!スタァァァァァト!」

オカPが指を鳴らすと、どこからともなく音楽が流れ出した。というかよく見たらオカPの後ろにラジカセ持った黒子がいた。誰だよ。

流れる軽快な音楽に合わせオカPは指を鳴らし、腰を振り、リズムに乗る。

「サッシーノ。教えてあげるわテロリスツ。本物の音楽が持つパワーってやつを、見せちゃるかんね~!」



「こ、この曲は……!?」

「アア、間違イナイ」

『ま、まさか!?』



「シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカチキン」



「シャカシャカチキンの歌じゃねぇか!!」


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