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キャプテン・コンドル  作者: エコー太郎
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超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群 1

キャプテン・コンドルの体内には約6億9000兆もの細菌が、今日も元気に戦っています。

あれれ?でも、ちょっと様子がおかしいみたい。



「なんか……具合悪いかも」

何気なく放ったその一言で、辺りにいた奴らが凍りついた。

いつも通りキャバクラを満喫していたら、唐突に体の中がおかしい気がしてきたのだ。

というかお前ら固まりすぎだろ。

OBFはオイル片手に『明日またキャプテンの腹イタのせいでどこかの惑星が滅びるのか……』とでも言いたげな顔をしている。

ガーゴイルのガゴさんは石像のキャバ嬢(自由◯女神)の胸に手を置いたまま石像のように固まっている。あ、でも微かに指が動いている。この店おさわり禁止ですよ。

そしてソフトクリーム(ふわくもレインボー味)ちゃんは、あ、ちょ、このスキに乗じて高い酒持ってこようとしてる。やめて。キャプテンのサイフが死んじゃう。

『……で、どんな感じに具合悪いかもしれないんですか?』

「んとねー、えとねー、なんかねー……体内で芸術が爆発してる気がする……」

『いやわからん』

この芸術家気質な俺が具体的な表現なんか出来るわけがないだろう?

なぜなら俺はキャプテン・コンドル、好きな画家はモーツァルト。

『いやそれ音楽家』

「トリアエズ、ヘルスチェック デモ シタラドウダ?」

「あぁそうする……つーかガゴさんはいつまで揉んでるの」

「残念ダッタナ。石像ハ揉ムホド柔ラカクナイ」

「ソウヨ。ソレニオ代ハチャント貰ウワ。ヒトモミ 一万」

「ソンナニ!?」

石像には石像のやり方があるのだろう、ここはガゴさんに任せるとしよう。ちなみに金は貸さん。

俺はOBFからヘルスチェックマシンを受け取り、腕に装着し、マシンを起動させる。

『━━スキャン完了。体内構造がイミフなため、解析に10分ほどかかります』

『なっが。てゆーか体内構造がイミフとはいったい……』

「それじゃあ待ってる間にー、私お手製のパフェを食らいやがれー!」

元気よくナイアーラトホテップちゃんがわざわざ、忙しいのに、俺のために、時間を割いて作ってくれたナイアーラトホテップちゃんお手製のパフェを勢いよくテーブルに置いた。ぼくちんしあわせ。

「キャプテーン。これ食べて元気出してねぇ」

「ナイアーラトホテップちゃんが作ってくれたパフェを食べれば、元気無量大数倍さ」

『大丈夫なんですかキャプテン……。具合悪いかもしれないのにパフェなんか食べ……ナニコレェ!!』

OBFはナイアーラトホテップちゃんが作ってくれたパフェを見た瞬間飛び上がって天井に張り付いた。オー、ジャパニーズサムライ。

「いや忍者でしょ」

天井に張り付いたOBFの代わりにソフトクリーム(ふわくもレインボー味)ちゃんがツッコむ。ポジション取られたぞスクラップ。

『ナニソレェ!?ナニソレェ!?』

「なにって……私お手製の『SAN値ゴリ減り9h@cーsrパフェ』だよ?」

『なんて!?パフェの前なんて言ったの!?』

「うるさいぞOBF。ナイアーラトホテップちゃんが作ってくれたパフェだ。とても美味しそうじゃないか。そんじゃあ早速いっただーきまーす」

そうして俺がパフェにスプーンを伸ばした瞬間、トッピングのサイコロの形をしたお菓子から触手が飛び出し襲いかかってきた。

「おー、すごい新鮮なダイスhcx@bdy0pe2@zだな」

「うん、頑張って2@Zb\dqしたのー。SAN値チェックすっごい大変だったよー」

『何言ってんだコイツら……』

襲い来る触手を払いのけパフェを食べようとした瞬間、ヘルスチェックマシンから診断終了の音が鳴った。

『━━診断完了。シグナルヴァーミリオン、

超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群です』

「ナニ!?超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群ダト!?」

「超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群デスッテ!?」

「超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群ってぇ?」

「知らね」

『みんな超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群って言いたいだけじゃないですよね?』

超小型異星人体内潜伏侵略芸術作成症候群とは、簡単に言ってしまえば知能の高いミニクロンサイズの小型異星人が体内に侵入することである。

「ソンナトキハコレネ!」

そういって女神の石像ちゃんが大型の装置を持ってきた。それは物体の大きさを変動させる、原子間圧縮ビーム、破壊光線!マシーンである。

『なんでお店に原子間圧縮ビーム、破壊光線!マシーンがあるんですか?』

「コレハ大型ノキャバ嬢ヨウノマシンナノ。アノ子大キスギテ、オ店ニ入レナイカラ」

「これでキャプテンが良くなるんだね。早く私のパフェ食べれるようになってね」

「うん食べりゅー」

「つーかこの機械名前に破壊光線って入ってるんだけど。死ぬでしょ」

「大丈夫ヨ大丈夫。サァ、一列ニ並べェ!」

『じゃあキャプテン、いまから体内に入って異星人を除去しますからね』

「初めてだからぁ……優しくしてねぇ?」

『キモ』

そして原子間圧縮ビーム、破壊光線!マシーンから破壊光線が発射され、OBFたちはまばゆい光に包まれた。

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