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キャプテン・コンドル  作者: エコー太郎
18/30

ギャンブラーならトキメキを賭けろ 3

そして8時間後。


長い死闘の末、イモーティくん以外の三人は極限まで上半身を着込んでいた。

残るはパンツを履くのみ。

『いやパンツ最初に履けよ』

次が最後の一局、次で勝負が決まる。敗けるわけにはいかない。なぜなら俺はキャプテン・コンドル。宇宙最強の決闘者(デュエリスト)

「スタンドアップ!パンカード!」

『麻雀しろよ』



「モグモグ。この勝負……貰った!焼きたてクリームパンツインズをlv2で召喚!焼きたてクリームパンツインズの召喚時効果!場にいるすべてのブレッドのカードを処分場送りにする!ゴクン。これで貴様のカードはすべて処分場送りだぁ!キャプテン・コンドル!貴様の敗けだぁ!」

「モグモグ。まだだ!まだデュエルは終わっちゃいない!トラップカード発動!地獄ベーカリー!」

「モグモグ。なに!?地獄ベーカリーだと!」

「モグモグ。地獄ベーカリーの効果発動!処分場に廃棄されたヘルズキッチンのカードをカビのパンとして再召喚!」

「モグモグ。マズイぞブラザー!……いやこのパンはおいしいけど!」

「モグモグ。慌てるな1919のJB!コチラにはまだ……キメラブレッドが場にいる!コイツを倒さない限りヤツは勝てん!」

「モグモグ。フッ……そいつはどうかな?」

「モグモグ。な、なにぃ!?貴様……そのカードは……!」



『キャプテン終わりましたかね? あ、ロン』

「イヤマダダ。パンカードノ勝負ハココカラガ本番ダ。アト三時間ハカカル。ポン」

『えぇ……』



「どうやら二人は下のフロアにいるな……行くぞイモーティくん」

「キャプテンAK頂戴、AK」


「ブラザー……俺スナ使いたいんだけど……」

「お前先週使ったからダメ……今度は私が使う」


『今度は何してるんですか……』

「FPS麻雀」

『麻雀要素皆無なのですが……』



「グホァッ!」

「ブラザー!クソ、ブラザーがやられた!」

「どうやら俺の勝ちのようだな。当然だ。俺のサンバの腰使いに勝てる者などブラジルの人たち位だ」

「参ったよ……これほどまでにレッドホットなカーニバルは初めて食らったぜ……オェッ」

「ブラザー!もう口を開くな!さっき食べたおいしいパンの頭がもう見えてる!」

『もうこれどこからツッコめばいいんだ……』



最終局。キャプテン・コンドルの勝利。

「フッ……まさかこの4545のKKがスカートを履くことになるとは……とんだ快感だぜ……」

『パンツ先に履けや』

4545のKKはフルチンの上にスカートを装着した。その動作ひとつひとつが洗練されている。なんて紳士的なんだ。

「ブラザー……」

「なんて声出してやがる1919のJB……それにこれはこれでお股がスースーして気持ちいい……」

4545のKKの表情は清々しいといったものだ。そして右手を差し出し俺に握手を求める。

「いい勝負だったキャプテン……今度会ったら……着衣バックギャモンでもしようや……」

俺はその手を取り、4545のKKと硬い握手を交わした。

「ああ、臨むところだ。次も俺が勝つけどな」

二人の笑い声が町にこだまし、遠くから太鼓の音が聞こえてきた。

そこには移動式やぐら太鼓に乗った1919のJBがリズムを刻んでいた。

「さあテレビの前のみんな!コンドル音頭の時間だよ!振り付けは……もうバッチリかな!?それでは第一曲目!レブンはレブンでもマカキットボーイ!行くぞぉ!」

周りの全裸の群集も次々とやぐらを囲み、輪になって歌って踊り出す。

「はーレブン!レブン!マカキットボーイィ!!パァン!」

「ソルバー!レブィン!レブォン!マカキットボーゥイ!パァン!パァン!」

「レボ!レボ!レボ!レボ!レボ!レボ!レボ!レボ!レボ!パァン!パァン!パァン!ンッ!」

「マ・ガ・ギ・ッ・ド・ボ・ー・イ!!」

「俺たちレブンは突き進む!マカキットボーイを倒すため!ブィ!」

「マカキットボーイになり代わるために!寝る間も惜しんで生け花だ!ラォ!」



「フフ……ヤハリ着衣麻雀ノ後ハ、レブンハレブンデモマカキットボーイニ限ル……OBF、俺タチモ行コウ」

ガゴさんも祭りに混じるため足早に歩き出す。だがOBFからの返事はない。

「OBF?ドウシ……アッ」

ガゴさんが振り返ると、OBFは頭から煙を噴き出しながらつっ立っている。

「……回路ガショートシテヤガル」


『━━麻雀ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?ハ?』

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