ギャンブラーならトキメキを賭けろ 2
俺たちは近くの着衣麻雀が出来る店まで案内され、四人で席に座る。
俺、1919のJB、4545のKK、そしてさっきその辺で誘った修学旅行生のイモーティくん。
「ゴメンな~イモーティくん急に誘ったりしてー。修学旅行中なのにいいの?」
「いや大丈夫ですよ。だって俺ホントはヌーディストじゃなくてオルモテラスに行くハズだったんですけど、船間違えてみんなとはぐれちゃって迎え待ちなんで。大丈夫っす!」
『えぇ……』
「オルモテラス ト ヌーディスト真逆ジャナイカ」
「では……そろそろ始めるとしよう」
全裸の群衆に辺りを囲まれた状態で4545のKKが合図し、全員で麻雀を始める。
観客は多ければ多いほど盛り上がる。
牌を並べ、俺は勝利を確信し、相手を挑発する。
「俺に勝てるとは、思わないことだ」
『キャプテンよっわ!』
「圧倒的速サデ自滅シタゾ」
「だって俺……麻雀のルール知らないもん」
『なんで勝負受けたのマジで!?』
「ですが……一敗は一敗……ルールには従って貰いますよ……」
不適な笑みを浮かべながら、4545のKKは何かを投げつけてきた。
手に取ってみるとそれは、下着だった。
『いやなんでブラジャー!?』
「うるさいぞOBF、敗けは敗けだ。おとなしく着るとしよう」
そう言って俺はブラジャーを装着した。
「ちょっとガゴさんブラのホック留めて」
「ホラヨ」
「どうやら……勝利の女神は俺たちにアナルフィストファックしているようだな……ブラザー」
「油断するな1919のJB。勝負は終わるまでが全裸……結果は分からない」
変態紳士二人が目を合わせ、頷いた。
恐らく次に何かを仕掛けてくるだろう。用心しなければ。
「あれぇぇ!?なんでぇぇ!?」
第二回戦、イモーティくんの勝ち。1919のJBの敗け。
「やった勝てた!これで一勝だ!」
「わぁイモーティくん純粋」
『そんな水晶のような輝きも全裸で台無し……』
「まさか……この俺が服を着ることになるとはな……」
動揺を隠しきれてない1919のJBは、4545のKKにブラのホックを留めて貰う。
『だからなんで先にブラジャー』
「イイカ キャプテン。コレデ ロン」
「ほーん」
「チー」
「へーん」
「ツモ」
「ふーん」
「ドラ」
「ひーん」
「コレヲスルト上ガリ」
「はーん……よっしゃぁ!完璧に理解したぜ!」
『あーこれ解ってませんね』
第三回戦、4545のKKの勝ち。キャプテン・コンドルの敗け。
「ちっ、これで二枚目か」
『なんでインナーウェア?パンツはけよ』
「圧倒的!」
「インサイクロペディア!」
「ボッチハイデックスブルク!」
「ジャンガリアン!?」
『いやこれ何の時間』
「ヨク見テオイタホウガイイOBF。コレホドマデニ次元ヲネジ曲ゲル戦イハ、俺モ初メテ見ル」
「謀ったな!?……ブラザー!」
「ハッハッハッ……油断大敵と言ったハズだ1919のJB……ホラ……おとなしくこの下乳丸見えのセーラー服を着ろ」
「ちょっと恥ずかちいよぉ……」
『キャプテンコイツら仲間割れ始めましたよ』
「ガゴさんこれは何?」
「コレハ3ターン後ニ ギャラクシーブレイク。止メルニハ コスモスノカードヲ3枚召喚スルシカナイ」
「はい、ユノって言ってなーい!」
「言ったもん!……4545のKKユノ言ったもん!……」
「砦を守るワイバーンの効果!39%の確率で敵の攻撃を回避!━━成功!」
「おい誰だいまの赤甲羅ぁ!」
「ハッハッハッ、俺じゃよ」
「イモーティくん貴様ぁ!」
『この人たち何してるの』
「コレハ麻リカーダナ。真ノ麻雀ニストノミガ タドリ着ケル宇宙ノ境地ダ」
「愛してるぞ……1919のJB……」
「俺もだぜ……ブラザー」
「それではここに神の名の元に、二人が穴兄弟であることを誓いなさい」
『キャプテンが神父なのね……いやちょっと待って!さっきからコイツら麻雀してなくない!?てゆうかここどこ!?海岸!?』
「感動デ前ガ見エナイ」




