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株式会社エデン、異世界対策課  作者: 虎川 悟
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M0K5 地球侵略行為18 魔界13

  アイアンメイデンに隠された扉をくぐると大きい部屋につながっていて、そこはさっきまでの城とは想像もつかないくらいキレイなラボがあった。

 ラボを見て回ると培養液に満たされた水槽がいくつもあり、その中には人間や魔物が一つ一つに入っていた。どうやらここでは合成獣キメラの研究をしているようでした。

  そして近くにあった端末を見て見ると地球で見たことがあったようなわかりやすい端末だったため、自然と操作ができた。

 水槽の中に入っている人間の下のその端末を操作してみると『チキュウジン テンイシャ オトコ キメラ化マチ』と書いてあった。うん?少し待てよ?何でこの世界に転移者が多いんだ?さっきの魂もそうだったけど。

 他の端末を探っているとここの研究所はあのショゴスのものだということが分かった。

俺はショゴスの端末を探り、研究をさかのぼってみることにした。


「え?これって、もしかして魔王の正体って神?!嘘、でもそれ以外は考えられないし。じゃないとこんなに転移者が集まるなんて考えられない。しかも地球にバレないようにするなんて」


「ほう。よくわかったな貴様。そんな少しの情報で吾の正体に気づくとは。誉めてやろう」


は?声がした方向に振り向くとそこには真っ黒いローブを着込んだもの静かに拍手をして佇んでいた。


「おまえはなんだ?気配がしなかったが?入った形跡もないし」


「よかろう。吾の正体に気づいた褒美に教えてやろう。確かに吾は魔王と名乗っている神だ。もっとも元神で今は堕神と言ったところだな。ここに入ったのは吾が元神だからだ」


俺はいつでも戦えるように銃に手をかける。


「やめておけ、貴様では吾に傷一つつける事すらかなわん。唯一可能性があるのはこの男くらいだ」


といって、手を横にかざすと鎖で拘束された男性がいた。


「社長!何で捕まっているんですか?」


「ほう。やはり知り合いか?」



俺はすぐに銃を抜き素早く辰モードに変えて鎖めがけて放ちます。

 魔王の顔は見えなかったが、口元がニヤリと笑ったが見えて不信がっているとシューンという吸収する音がして、鎖には傷一つつきませんでした。


「残念だったなぁ、せっかく不意を突いたつもりなのに効かなくて」


といってオーバーなリアクションを取り出した。

 それなら直接狙うとばかりに両方を辰モードに変えて合わせ、ビーム砲を魔王に向かって放ちますが、魔王はローブを翻すだけでビームを打ち消した。


「無駄だ。神たる吾にそのような低俗な攻撃は通用しない。それでは吾のばんだ」


といって腕をこちらに向けると、後ろから影が出てきました。

 俺が後ろを見るのとその影が襲ってくるのが同時で俺は対応できず影の一撃を貰ってしまった。だが痛みも傷もなかったため、俺はすぐに立ち上がり、銃を構えトリガーを引くが、カチッカチッという音がした。弾丸が出てこなかったのだ。

 この魔導銃は球切れということはまずないためこんなことはあり得ない。と俺ははっじめてのことで困惑していると、理由に気が付いた。魔力がなくなっていた。


「貴様の魔力はいただいた!」


という声を聴いていると俺は意識がもうろうとしてきて、倒れてしまった。魔力欠乏症だ。と俺は意識を手放した。

 

「みんな、気を、付けて」



〈清水 彩〉


 綿貫さんが出ていってからしばらくして私はようやくすべてのパネルを組み立て終わった。本当に人の人生を修復するのは精神がそがれます。

 私は次に指揮棒を振って、パネルを吟味して年代が古い順、つまり幼いころの記憶から少しづつ天井に当てはめていく。

 思い出のパネルを一つ繫げては、柱を立てて固定をし、次のパネルを張り付け、感覚的には精神を支える柱を中心に渦を巻くように設置していき、うまく設置するとそのパネルが輝きだし、はっきりと動き出します。

 一歳二歳と張っていき、遂に綿貫さんが封印した記憶のパネルになりました。そのパネルを私は仕方がなく張り付けると、真っ暗だったパネルに靄がかかり一見するとわからなくなりました。

 そして先輩の最後の記憶を張り付けた時、急に周囲が薄明るくなり、まるで分厚い雲で覆われた空みたいな色でした。先輩の精神が戻ったのです。

 私が先輩の精神の世界から出てくると、周囲にいた治療班の女性たちがたくさんいて、全員驚いていた。


「あの清水様いかがいたしましたか?」


と代表して一人が声をかけてきた。


「ええ、それはね先輩の精神が安定したから帰ってきたのよ」


と説明していると先輩に動きがみられました。

 



〈伊澄 日向〉


 わたくしは一体?記憶がありませんわ最後の記憶は、、、えっと思い出せませんわ?うっすら覚えているのは確か任務中に、、、誰かを、助けて…はっ!頭が痛い


「絵____はね__精神が____て来たのよ」


聞き覚えがある声がいたしますわ。だけど彼女はもっとお若かったような。あら?少し体が動き出しましたわ?


「せ__い?せん_い?せんぱい!先輩!伊澄先輩!」


聞き覚えがある声がわたくしを呼んでおりますわ。

 わたくしはうっすらと目を開けると、スーツ姿の女性がわたくしを呼んでおりました。私のお知り合いには彼女のような素敵な女性はいないはずですが…。


「先輩?意識はありますか?私です大丈夫ですか?」


返事をしなくてはいけませんね。あら?声が出ませんわ?なぜでしょう。体が痛いですわ?喉も、足も痛くて動けませんわ。

そのようなわたくしを見て何かを察したその女性は


「先輩!私の声が聞こえたら一つ瞬きをしてください」


はい、聞こえますよ、という意味を込めて瞬きをすると、女性は嗚咽を漏らし、その場で号泣しだしました。


「伊澄先輩!よかった、よかったです」


とどうやらこの女性はわたくしの後輩のようです。わたくしは自分の記憶をたどることにしました。

 えっとわたくしは伊澄日向で、株式会社エデンに所属して5年ですわね。そしてこの女性は一体?もしかして彩ちゃんかしら?まぁまぁ大きくなって立派な女性になりましたわね。抱きしめて声をかけられない現状が歯がゆいですわ。


「先輩はゆっくりここで体を癒してくださいね今はボロボロなので」


 あらあら、わたくしは後輩に愛されていたのでしょうね。あら?わたくしの記憶にほころびがありますわね。おそらく彩ちゃんがしてくれたのでしょうか?上手になったわね。

 わたくしはお言葉に甘えてゆっくり休むことにしましょう。

 あら?わたくしは先程目を閉じて休んだはずですが、、、あれ?この記憶は靄がかかって思い出せませんわ?この仕掛けは綿貫様がやっていただけたような気がいたします。あのお方はこの手のプロだと伺ったことがございます。

 気にはなりますが、綿貫様が厳重に包んだものなのでわたくしは無理に思い出そうとせずに時に任せることにいたしました。

 翌日わたくしが目を覚ましますと、昨日よりは体がいたくありませんでしたので、少し体を動かそうとしたします。リハビリの開始です。

 指に意識を集中させて、少しずつ動かそうとしましたが、ここの聖女隊は優秀ですね。昨日とは打って変わって神経が回復しています。

 えい!と頑張ってみると激痛と共に指が少しだけ動いたけど、ぴくっと動いただけでした。

 私はほかにできそうなことがないか、自分の体を探りましたが、全然体が動かない。おそらく体の先は回復しやすくなっていて、のどや体のほうは表層しか回復していない。わたくしも回復を志しているのでわかりますが、魔法を使ってもこんなボロボロな体を一気に回復させるのは、わたくしの体力的に厳しいですの。

 

ここで言っていた聖女隊とは治療班のことです。聖女も召喚されているので。

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