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株式会社エデン、異世界対策課  作者: 虎川 悟
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M0K5 地球侵略行為9 魔界4

「あの一つ聞くけれどあなたは武人とお見受けします。ですが、このような結界まで張るのはどうなのでしょうか?武人とは卑怯を忌み嫌い、互いに正々堂々と全力でというのがモットーだと思っていたのですが」


と聞くと周りの魔族からは笑い声の嵐が響いてきた。


「なるほど貴様の世界での武人とはそのようなものなのだな。しかしこちらの世界では卑怯という言葉は存在しない。よって策を弄することこそが武人としての誉れ。むしろ卑怯という言葉は誉め言葉だ」


という返答が返ってきた。なるほど確かにそうですね。と少し考えてから、不意打ちで長い棒を武人魔族に対して突く。

 武人は剣を斜めに構え、棒をそらし、バランスを崩すと予想した魔族はから竹割をしようとしてきたが、俺は懐からナイフを取り出して剣の一撃をそらして、剣の腹を蹴り棒を地面に突き立ててそれを軸に通り抜けると、後ろからつぶてが飛んできた。

 俺はそれに対応できず、後頭部に喰らってしまい、前にのけぞる。俺は一瞬何が起きたのかわからずは?という顔をしていると、つぶてを投げて来たであろう魔族がニヤニヤとした笑みを浮かべてきた。

 なるほどこれは正々堂々とは対極に位置しているな。そちらがそのつもりならこちらも遠慮なく、攻撃をすることにした。


「いやあ、すまんかったなこれじゃあ俺も本気を出さないとなぁ卑怯とか言うなよ?」


というなり、俺は棒を構えなおして魔力を流す。この棒はスペアがまだまだあるから本気で振るえるので、魔力を流しながら振るい、逸らそうとして剣を構えていた魔族の武器に棒の先端を巻き付けて雷の魔力を流して、感電させる。


「ガァァッァアァアァアァァァーー!!!!!!」


という悲鳴を上げて武人からは焦げ臭い臭いがする。武人の鎧を収納して武器を収納してから、ボロボロになった棒を収納して、新たな棒を取り出す。

 武人が死んだのを見た魔族の他の幹部たちは死体をじっと見つめて呆然としていたが、そのうちに一人の鎧を着た赤髪の女性が金切り声を上げた。


「キャーーーーー!!!!!!!アンタァ!!!き、貴様ぁーーー!よくも旦那を!!」


といって背中に背負っていた槍を手に取って俺に突っ込んできた。


「殺す!コロス!!貴様だけは!!!!」


ヒスってるなこいつ。というかアイツ既婚者だったんかと考えながら、俺はいたって冷静に槍を捌き受け流して凌ぐ。

 俺は棒に魔力を流して先端に魔力で作った刃を展開して簡易的な槍を作る。槍の形状はハルバードというやつだ。

 女は発狂しているが冷静に俺の隙をついて来ようとしているが、俺は女性の持っている槍を半ばで切り落とす。女性はそれでも魔力で無理やりつなげて襲ってきたので、俺は槍を使って一定の距離を取りつつ女性の槍をバラバラにして持ち手以外輪切りにして、ペットボトルキャップくらいのサイズにする。

 俺はせめてものやさしさとして旦那さんと同じ始末方法を取ることにした。槍の先端を胸に突き刺し電気を流す。


「アーーーー!!!アガァ!」


と苦しんでいるがこちらは全然焦げる気配がない。ですので俺は雷耐性が高いと判断し、すぐさま火属性に切り替えて流して死んだのを確認後槍を抜き、収納する。

 残り八体ですので次の相手を探しているとズズンズズン!と鈍い音が響いてきたのでゆっくりとその方向を見ると水晶を持って空中で胡座をかいているお爺さんがいた。その後ろには某竜の物語に出てきそうな金ぴかのゴーレムが出て来た。


「ゆけい!ゴーレムよ我が同胞を殺めた奴を殺してしまえ!」


という号令と共にゴーレムは俺の前に来てテレフォンパンチをしてきた。


「先程の戦いで貴様の弱点は見破った!貴様はただ速いだけじゃ!したがって硬いこ奴ならば対処できまい!」


といってゴーレムから隠れるように後ろに下がった。

 俺は槍で攻撃しようとしたが、ガキンッという高い音を立ててはじかれます。しかも魔力が少し吸われた気がする。


「ハハッハハヒーー無駄じゃ無駄じゃ!そいつは貴様の魔力を吸って更に硬くなる!貴様にできるのはいて無残に散るだけじゃ!」


といってゴーレムは殴りにかかったり、蹴ったりと肉弾戦しかしなかった。動きはかなり鈍いため躱すのは別に難しくないが、このままじゃじり貧だし面白くない。

 そう考えた俺は、わざと強い魔力の塊をゴーレムにぶつけることにした。ただ、練っていない魔力でX線の要領でゴーレムの体をスキャンする。清水さんがいればすぐに構造がわかるのにと考えながら、集中して構造を把握する。結構繊細な構造をしている。

 隙を見つけたので、ナイフを取り出して魔力を込めて、腕の一撃を紙一重で躱して関節の隙間に向かって投げると目に見えないくらい小さくなった。

 俺が離れるとゴーレムは殴りぬけたときのポーズでガタガタと動かなくなった。後ろで操作しているお爺さんは何が起こったのかわからずに何度も何度もゴーレムに命令をする。


「ん?何じゃ?動けゴーレムよ!あ奴を殺せ!動け!なぜ動かない!」


「無駄ですよ。そいつの体の魔法陣はもう壊したから動かない」


と俺は答えながらおじいさんの胸にナイフを突き立てて心臓を止める。

 鼓動が動かなくなったのを感じた俺はナイフを引き抜き空ぶって血を払ってから、その場を離れる。

 爺さんが死んだことで、結界にほころびが出始めた。俺は器用ではないのでこれで壊すことはできない。

 

「さてっと次はどいつかな?挑む方は手を上げてくださいね~なんちゃって、ッブワ!」


と調子に乗っていると急に突風が吹いて俺の頬から血が流れた。


「なんだにゃ?こいつ遅いにゃ。あたいの速度についてこれにゃいにゃんて。弱いにゃ(笑)」


と後ろから声が聞こえた。後ろを向こうとしたがまた見えなくなり今度は俺の服が少し切れた。

 なるほどこの前の四天王(笑)とは違うな。と考えて、魔導銃を取り出した。魔族たちは怪訝そうな顔や好奇心を抑えられないような表情に、楽しそうな表情をしていた。

 

「お?何にゃ?何にゃ?今度はそれで遊んでくれるのかにゃ?だけどあたいには当たらないにゃ♪」


といいながら俺の武器を奪おうとしてきたが、俺はわざと奪わせた。俺の武器には俺以外の誰かが触れるとすぐさま捕縛して魔力を吸いつくす効果がある。

 案の定猫娘は、俺の魔道銃を奪うことに成功してご満悦のご様子。俺の武器をつまんで俺に見せつけての構えるポーズを真似したりとやりたい放題。


「どうしたにゃ?ほーれほーれこっちにゃ?ここまでおいでーにゃ!」


と俺を挑発していると俺の態度にイライラしだしたのか、地団太を踏んだ。


「ちぇーつまんにゃいの!こんなもの壊してやるにゃ!」


と猫娘は俺の魔道銃を地面に叩きつけようとしたが、その瞬間にグリップ部分から、黒いロープが出てきて簀巻きにしてしまった。猫娘は突然のことで気が動転して足がもつれてこけた。


「こんにゃもの!すぐにほどいてやるにゃ!切れにゃい、助けろにゃーーーにゃふん」


とすぐに猫娘はくったりと横になってきて力が出ないようでした。

 俺がゆっくりと歩いて近づいて、ナイフで首を突き刺してとどめを刺して、銃を回収する。全くなんで幹部の中にはこんなにあほというか幼稚な奴がいるのか。

 残り六体かな、と俺は幹部を見ると驚愕していた。しかしまだ強そうな幹部はいっぱいいるのにおかしいなと考えていると、大きな本を持っている優男が出て来た。


「いやぁ素晴らしいです。あなた私の研究材料になりませんか?今なら好待遇をお約束しますよ?きちんと解剖をするときに麻酔をかけてあげるし、投薬もそれほどきつくないものを投与することを考えよう。もちろん餌にも気を付けてあげよう」


と変なことを言ってきた。

 俺は無言で優男を睨みつけていると、優男は肩をすくませてから魔法陣をいくつも展開し、俺を捕縛しようとしてきた。


「仕方がない、交渉決裂か・・・痛みは覚悟してくれよ?ぜひ発狂しないでくれたまえ」


といって、魔法陣からものすごい勢いで魔法が飛んできた。

 俺は冷静に走りながら躱しながら銃を撃ち魔法陣を壊す。しかし魔法陣は壊しても壊してもあたらしいのが生まれていきます。こいつ見た目に反して脳筋だなと考えながら魔力視をすると、彼の持っている本から魔法陣が出ていることに気づいた。

 そこで俺は魔道銃を申モードに変えて自分に使い、ナイフを取り出して本に向かって刃を伸ばして貫く。


「なるほどなるほど、この本に気づいたか?誉めてやろうだがな惜しいな。関係ないんだよなぁこれが」


というなり魔法陣は全く変わらずむしろ数と威力が大幅に増したような気すらします。


「褒美に教えてやろう、俺の魔法陣はな、この手から出ているんだよなぁハーハハ」


というなり、俺は刺していた刃先をさらに伸ばして本を持っている手ごと切り落とす。すると不思議なことが起きた。なんと血が一滴も出ていなかったことだ。


「ざぁんねぇん俺はショゴスだだから切られてもこの通りすぐに再生するんだよなぁ?わかったかぁ?実験動物ちゃぁん?」


という恍惚とした表情にイラっとしたので、魔導銃を取り出して、対不定形状態スライムモンスターの倒し方に移行する。

 俺は魔導銃を丑と巳モードに変形させて氷属性の魔力を流してからショゴス人間に向かって発砲する。ショゴスは自分の物理耐性に絶対の自信があるのか両腕を真横に開いて受け止める様な体勢になった。

 俺の放った弾丸はショゴスの体内に入ってから少しして効果を及ぼす。魔力の動きが止まってきたのだ。スライムやショゴスなどの生命体にとって魔力や魔素といったものはいわば血液や食事のようなもの。つっまり血液が体内で凍ってしまったのだ。

 

「なっなにがッ!、おこった?ごだべドぢンゲン」


「あ?簡単なことだよおまえの死因はそうだなぁ、薬物死ってところだな。研究者としては本望だろ?ああ礼には及ばないぞ?」


というやり取りをしてショゴスは崩れ落ちました。

 俺はすぐに収納しようとしたが、その前にショゴスの上には大きい影が出てきて、ショゴスを粉々に砕いてしまいました。


「どいつもこいつも弱えなぁ全く」


この話を書いていると「ブ〇ーチ」を思い出してきた。

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