M2K3千日妖万両鬼6
〈サイド聖勇者 地球〉
俺はピュアランドから帰って清水さんに月姫ちゃんが今いる場所を聞き、待つことにしました。本社を出て、電車に乗っていると清水さんからメールが来ました。
『多分今電車だと思うからメールでごめんね?月姫ちゃんから通信が入ったの。支援要請よ〇〇神社の中に、妖怪が紛れ込んだみたい。行ってくれるかしら?』
『わかりました。今から向かいます。一応そのそばで待機しておきます。武器を使わせてもらいますね。』
と俺は通信を切るとちょうど神社の最寄り駅に着いたので、神社に向かう。神社は祭りの真っ最中でしたので妖怪がまぎれるのにちょうどいいですね。俺は人気のいないところに行き、だれも見ていないことを確認し、魔導銃ETOに魔石のカートリッジを入れモードを戌に、DWTを酉に変え、二つを合わせるとボウガンに変化しました。私はそれを上に放ち、妖怪を探せと命令する。
戌モードは隠れ変装した存在を見つけ、酉モードはホーミング弾で、二つを合わせると指定した存在を見つけ出しピンポイントで打ち抜きます。
俺は打ち出した矢を、探知で追いました。矢はそのまま一人の少年に向かい突き刺さりました。一見するとスプラッタな光景ですが、この矢は変装しているもの以外にダメージはありません。
その矢が刺さった、少年?を見ると、みるみるうちに姿を変えて、元が子供らしいふっくらした外見だったのが、骨が突き出て、猫背になり、肌の色が赤色に変わり醜悪な見た目に変わってきました。俺は辛うじて生きている妖怪に向かって弾を放つと妖怪悲鳴の断末魔を出す間もなく霧散しました。祭り会場からは離れていたため祭りの様子は変わらずにむしろ、俺の放った矢が流れ星に見えたらしくみんな空を見上げていました。俺は清水さんに終了したことを知らせてそのままついでに祭りを楽しむことにしました。
タコ焼きにイカ焼き、綿あめに射的、季節的な意味で人気のないかき氷。と、祭りの雰囲気を楽しんでいると、清水さんから再び通信が来ました。
『勇君今度は応援要請よいった世界で苦戦しているそうだけど行ける?妖怪とかお化けが苦手なのに』
『確かに俺は妖怪や、幽霊、お化けの類は苦手ですよ。今でもお化け屋敷に行ったら失神する自信がありますよ。ですが、後輩が困っていたら助ける。それが先輩ってもんでしょう。』
と俺はかっこいいことを言うが、実際は手足の震えが止まらないくらいビビりまくっています。
気を取り直し添付されていたデータをもとに簡易のゲートを開く子のゲートは、人が一人入れるくらいの魔力量しか込められていないため俺が入ればすぐに閉じます。
〈聖勇者、千日妖万両鬼〉
俺は、薄暗い森にいた。俺は、月姫ちゃんを探知魔法で探そうとしましたが遠くのほうで振動音がしました。俺はその方向に走っていくと、いきなり森が開けました。開けた森は大きな何かに抉られたような感じでした。その中心に月姫ちゃんがいて、見るからに絶体絶命だったので俺は酉モードで翼を生やして全力で飛び、月姫ちゃんを拾い助けて目をつむっていたので
「俺って月姫ちゃん目をつむれって教えたっけ?」
と安心させるようにいいました。
俺は、月姫ちゃんを離れた場所に移動させ、丑モードで回復させる。
「あれが今回の敵?」
と俺は山の上にいる藍色の怪物を指さしてそう言う。
「はいそうです。確か敵は怨鬼と言っていました。子供たちの悲鳴や絶叫などを合わせた存在だと敵の鬼たちは言っていました。気を付けてください先輩。」
「大丈夫大丈夫。月姫ちゃんはそこで待ってて。」
というなり俺は怨鬼に向かって走りながら、聖属性の魔力を込めた午モードの弾丸を放ちました。一応幽霊や妖怪などに効果のある聖属性なのでそれなりに効果を期待したのですが、形が不安定なのでそれほど効果が見込めませんでした。俺は舌打ちをして怨鬼の攻撃をかわしながら考えます。
考えがまとまったので、行動に移ることにします。俺はモードを申と、亥に変えて合わせるとロケットランチャーみたいな姿に変化する。申モードだと粘着弾が出る。二つを合わせると粘着弾が蜘蛛の巣みたいに広がる。それを聖属性の魔力を込めながら怨鬼目掛けて連続で発射すると、怨鬼の体にクモの巣が付着し固まる。心持ち小さくなり、怨鬼は、
「う、うぅぅうぅぐっぅぅ」
と呻き声をあげて苦しみだしました。
次に俺はモードを両方未モードに変えて、連続で怨鬼に向かい撃ちました。未は撃てば撃つほど威力が上がるもので。どんどん撃ちこみ怨鬼を外から一点突破でけずっていきました。削ると中に小さい角の生えた赤子がいました。俺は月姫ちゃんを呼び、
「怨鬼の核はあれだね、どうする?封印するなら協力するけど。」
「はい、封印します。すみませんがそのまま怨鬼の力を削ってもらえますか?」
「わかった、頑張ってね。」
と俺はそのままの状態でキープする。
〈藤井月姫 千日妖万両鬼〉
私は聖先輩の言葉を受け、カスミと一緒に和弓をつがえて破魔矢を構え中心の核を見据える。私は怨鬼の核目掛け矢を放ちました。怨鬼のまとっていた怨念は危険なものだと察知したらしく、止めようと怨念を伸ばして受け止めようとしましたが、先輩の弾丸がそれを阻みます。核に中ったのを確認し、私は二射、三射と次々に放ち、結界を張る。準備が終わったので、
「先輩!大丈夫です。結界を引き戻してください。」
というと先輩は無言でモードを申と午に変えて銃の姿がハープーンに変化する。そのまま結界目掛け撃つ。結界に命中して矢についているひもを引っ張り、核を引っ張り出す。
そのまま私に手渡してくれたので、私はそのまま紙に封印する。怨鬼のほうを見ると核を失って制御が聞かない様子でしたので、先輩に
「ごめんなさい先輩あとはお願いします。」
というと、先輩はそのままモードを子と、未に変えると、ショットガンとマシンガンを合わせたような見た目の銃になり、弾丸を放つと怨念の塊がどんどんと消えていきました。




