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株式会社エデン、異世界対策課  作者: 虎川 悟
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M2K3千日妖万両鬼5

 怨鬼は高い位置にいて、踏み込みこちらに突撃し、拳を突き出してきました。私はそれをジャンプしてかわし苦無を和弓に変えて怨鬼に向かって放ちました。矢には魔を祓う清めの効果があります。

 怨鬼は突撃の衝撃で拳が地面に埋まっており動けないようだ。そこに私のはなった矢が次々に命中しました。一発一発が30㎝の鉄板を貫く威力があります。それが次々に中りました。場所は肘裏や、脇などの間接や骨の間を狙いましたが、結果は、カランカランという音とともに結果が一目瞭然でした。土煙が晴れると怨鬼が立っていました。


「どうした?そうだ、俺はここから動かない。好きなだけ攻撃するがいい小娘よ。」


と挑発してきました。

なので、私はカスミと一緒に攻撃をし続けることにしました。矢を一転で攻撃し、小太刀で切り刻み、槌で潰し苦無で刺し、薙刀の先を口の中に入れ切ろうとしましたが全く切れる様子がありませんでした。

 カスミも爪や牙で攻撃をしようとしましたが、


「獣風情が我に触れるなああぁぁぁあ」


と反撃を食らいました。


「いいか!獣にもわかるように言ってやる。我が許可したのはこの小娘だけだ!」


というわけです。

 カスミは私に近づきそばに寄りそう。カスミの状態を確認すると少し切り傷と毛に汚れがあるくらいです。

 私は少し冷静になることにしました。攻撃をしながら相手を確認すると、怨鬼の中の妖力が練られていくように見えました。ほかには私の体の動かし方を観察しているようだった。なるほど勉強中か。

 なら私は短期決戦が一番かと考え、蓬莱の玉の枝を取り出して、カスミに

「カスミ、あれで行くよ!」

とカスミに合図をするとカスミは私に向かい走ってきて私のぶつかる瞬間に、辺りが真っ白になり、次の瞬間私の髪色がカラスの濡れ羽色から、ブロンドヘアに変わりました。さらにキツネ耳が生え、キツネのしっぽまで生えてきました。この姿はあまり好きではないんですがね。そのまま私は蓬莱の玉の枝を怨鬼に向けて、力を籠めると、先ほど撃ったよりも光が強くなり、それぞれの色をした炎もまとい、まるで人魂のようだ。それを怨鬼に向けて放ちました。赤の球が怨鬼を焼き、蒼の球が凍らせ黄色が凍った手足を雷で砕き、紫が蝕み、銀が邪気を払い、金が溶かし、緑が生命力を吸い取りました。

 身体がボロボロになりましたが、まだ原型は留めていました。ですが、集まった妖力がほぼ霧散したようでした。 

 怨鬼は私とカスミの攻撃を受けて相手に対する傲りを実感し、自分が本気を出す前にここまでやられてしまったことへ対する謎の感情へと戸惑いを隠しえない表情を向けていました。その時です。怨鬼の中にあった唯一歓喜、つまり『喜び』の感情を持つ魂が怨鬼に語り掛けました。

「怨鬼様、それが怒りという感情です」

そう、怨鬼は生まれてまだ数分しかたっておらず、その感情の正体がわからなかったのです。

「貴様は?なんだ?何故我の中から語り掛けてくるのだ?」


「お忘れですか?怨鬼。私は怨鬼様に食べていただいた鬼です。肉体ごと食べていただいたので、意識が残ったようです。」


「ほう、そうかして、この感情はどうすればいい?どこに向ければいい?」


「そこはあの女に向ければいいんです。思い切り怒りましょう。そしてその怒りをあの女に。」


というと、怨鬼は底知れぬ怒りと恨みなどを込めてこちらを見る。その時、蓬莱の玉の枝のせいで空いた体中の穴という穴から藍色の煙が噴き出しました。その煙が怨鬼を包み込みどんどん濃度が上がり、建物がぐらぐらと揺れだして、慌ててその場を去る。

 山を下りると、怨鬼が体が膨らみに膨らみこちらを睨んできました。ちょっとまずそうだと感じた私は本社に応援を要請しました。大体十分くらいで返信きますので、その間我慢することにしました。

 私はカスミと合体したまま、龍ノ頚ノ珠を、和弓に変えて、浄化の力を最大にしながら隠れては撃ちを繰り返し、時間を稼ぎます。私の放った矢は、あまり怨鬼には効果が見られませんでした。

 十分くらいして、本社から通信が来ました。

『救援要請を承諾しました。今ちょうど近くにいたものを派遣いたします。今しばらくお待ちください。』


 やっと来た。怨鬼は現在暴れているけど、私には攻撃は当たらないけど私の攻撃もあいつには効かないし、私にできることは、時間を稼ぐことだけ。

 体感でさらに10分が経過した時です。怨鬼の暴れているように見えていた行動の正体がようやくわかりました。奴は森を丸裸にすることでわたしの位置を簡単に察知できるように攻撃していたのだと思い知りました。私は誘い込まれたようです。怨鬼は私を見つけ恨めしそうな嬉しそうな表情をしました。怨鬼はさらに私のほうに手を伸ばして掴もうとしてきました。私はそれを跳んで避けるとそれを読んでいたかのように口から謎の球を放ってきました。球は怨念を固めたような見た目でしたが、小さく、そして素早いため避けられないと思い、とっさに防御の体制を取りましたが、衝撃を殺しきれずに吹き飛んでしまいました。さらに怨鬼は追撃をしてきました。流石に躱せないと思い、目をつぶると、

「俺って月姫ちゃんに目をつぶれって教えたっけ?」

という言葉と共に私は宙に浮かぶ感覚と、聞き覚えのある声で、目を開けるとそこには、私の先輩である聖勇者先輩がいました。聖先輩は確か空を飛ぶことができると聞いたことがあります。


藤井月姫は、まだ新人です。ですが、今回は相手が悪すぎました。あくまで指数はその世界がどれだっ地に傾いているか、魔法、妖力があるかなので、その世界の厳しさとは無関係です。

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