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エルフの幼女(30)。異世界のんびり転生記  作者: 那田野狐


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冒険者ギルドの講習会その2

「以上駆け足だが、座学は終了だ。解らない奴は何度でも受講出来る。これからは武器の扱いを実戦形式で教える。ま、魔法は教える奴が居ないから6日後だがな。短剣はA。長剣はB。鈍器はCの部屋に行ってくれ」


 言われた通りAの部屋に行く。短剣の受講生は私以外だと小人族の女の人だ。


「ようこそ。B級のイライザです」


 青いショートヘアのお姉さんが待ち構えていた。


「まぁ、武器術のスキルは実戦形式の訓練で比較的簡単に手に入るわ」


 そう言って刃の潰れたダガーを渡す。


「好きに攻撃して」


「はい」


 ダガーを構える。


「やぁ!」


 突きさすようにダガーを出すがイライザさんは軽く受け流す。


「今から攻撃しますって宣言して攻撃するなんて酔狂ね」


 確かに!

 今度は黙ってダガーを出す。がこれも簡単に受け流される。


「視線でどこを狙ってるのか丸解り」


 うへぇ。


「う~ん。視線の矯正は数をこなさないと無理ね。しばらく素振り」


「はい」


 仕方ない。しばらく素振りだ。


「次はあなたね」


 小人族の方に視線を向ける。


「はい。攻撃して」


「解りました」


 小人族の人が切りかかる。

 私は横目で見ながら素振り。視線を反らしながら突き。横払い。

 素振りして、教官の実戦形式の訓練をして、また素振り。

 どれくらいダガーを振っただろう?不意に頭のなかに声がする。


【短剣術を覚えた】

【短剣術Lv.1】

 短剣を使いこなせる。


「あ、短剣術を覚えました」


 自己申告。


「おぉ筋がいいな。あがっていいぞ」


 イライザさんからお墨付きが出た。


「ありがとうございます」


 ぺこりと頭を下げ、教室を出る。これで護身術は手に入れた。

 まぁ、Lv.5ぐらいには上げておこうと思う。

 早速、森に向かう。



 ザシュ


 ダガーが角兎の喉を切りさく。これで3匹目。

 その場で喉を切って血を振りまく。

 そろそろ・・・きた。


 グルルル


 草むらが動き、ウルフが3匹姿を表す。血の臭いに釣られて出てきた。


「さぁ来い!経験値」


 まず火矢で一匹目を止める。


 ギャン


「2匹目!」


 2匹目も火矢で仕留める。


 がう


 3匹目が目の前に飛び込んでくる。


 ガキッ


 ダガーでウルフの口を止める。スキルのおかげか、動作に不安はない。


「えい!」


 ウルフを押し返し、ダガーをウルフに滑り込ませる。


 ギャン!


 ダガーは迷うことなくウルフの喉を掻ききる。

 ウルフ討伐完了。収納に納める。

 討伐部位を調べるの忘れたからね。

 そこからも順調に討伐数を稼ぐ。

 ウルフ10匹。兎5匹。ゴブリン2体。

 短剣術もLv.5まで上がる。

 まぁ、全体のレベルがいくつかと言うのは解らないけど、魔法の習得の時も思ったけど、スキルの成長が早いよね?神様補正入れてる?有り難いけど・・・


 日が暮れてきたので街に凱旋。冒険者ギルドに成果を報告する。

 まぁ、常設クエストを消化したともいう。


「全部で金貨1枚と大銀貨1枚。銅貨1枚」


 つまり、1日森に潜ればクエスト報酬とアイテム売却で10日ほど暮らせると言うことだ・・・

 まぁ武器や防具。回復薬などの消耗品、日々の食事代を考えると3日に一回は潜らないとジリ貧だ。

 しかも怪我の保証もないし、いざというときの事を考えると2日に一回は潜って稼がないといけない。思った以上にシビアな肉体労働だな。


「日々の食事代についてはほぼ心配のない私に隙はなかった」


 となると一年に一回の人頭税か・・・これも砂糖を売れば楽勝でしょう。


 さてうどんを作りますか・・・


 今度もまた鑑定さん頼り。うどんは原材料が小麦粉、塩、水。あとうち粉のコンスターチ。

 コンスターチはないので片栗粉で代用できる。

 塩水と小麦粉を混ぜて捏ねる。身体強化があるのでその辺は楽勝。

 ちょうどいい塊にして平らに・・・風魔法で均等に切って出来上がり。

 汁は鳥がらで作る。出来はいまいち。まぁ、うどんを知らない人たちにはどうでもいいだろ。

 でも明日は森でキノコを探してみよう。

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