マッカランに忍び寄る影
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え~永らく悪徳宗教の座についていたあーめん教はその地位を追われました。これからはこら~教がその地位につきまーす
C級になった証として証書と銅の商業ギルド証を貰った。これを店頭に飾っておくのが商人の誇りらしい。
ちなみにD級は鉄。E級は石。B級は銀。A級は金らしい。
扱いはC級で一人前だそうだ。これは冒険者ギルドでもそう。
なお、冒険者ギルドで冒険者F級からE級に上がるにはD級以上の推薦と実務3カ月以上が必要らしい。無理じゃないかな?特にD級以上の推薦。私は他の冒険者との付き合いがないから。
でもまぁ、D級以上のクエストが受けられないぐらいなのでいいか・・・なお、Е級のクエストは受けれる模様。
「ストーンアロー!」
魔法の石の矢がホーンラビットの後ろ足を射抜く。
「いけ!氷華」
ワウン!
藪の中、待機していたウルフの氷華が矢のようなスピードでホーンラビットの首筋に噛みつく。
体が白くて隠蔽が上手くいかないなら、直前まで森の迷彩をした布を被って隠れていればいいのだ。
「よしよし。次行ってみよう!」
そうやって10匹ほどのホーンラビットを狩る。ホーンラビット以外にも雉やウルフ、ゴブリンも狩った。
ウルフを狩ったとき同族狩り?と思ったけど、そういうのは気にしてない様子。まあ、蟻も巣が違えば同族で争うものだから、そういうものかもしれない。
「おぉ?育った?」
気のせいか、氷崋の体つきが一回り大きくなったような?
【テイムのレベルが上がりました】
【テイムLv.2】
おぉ?テイムが育った。
【テイムLv.2:モンスターレベル0の動物を3匹。モンスターレベル1のモンスターを2匹。モンスターレベル2のモンスターをテイムできる。】
なんか説明が長くなった。そして、仲魔になるモンスターが増えた。やったね。
さて、どうしようかな?もう一匹ウルフを増やすか、別のモンスターにするか・・・モンスターレベル0というのはスライムやクックのことだろうから家畜をテイムするのも手か?牛系の動物もしくはモンスターが欲しいところ。
「でも高いんだよね」
牛型のモンスターいることはいるけどマッカランの森には生息してないらしく、家畜として飼われているのしか居ない。
しかも数が少ない。
砂糖ほど希少ではないものの常食するには高い。
出産する数も年に数頭。
まぁ、定期的に市場に出まわるほどにはあるんだけどね・・・出来れば欲しい。料理の幅がぐんと上がる。
「ん?」
マッカランの街の門に近づくと奇妙な一団が門兵と口論しているのを見た。
浅黒い肌の髭面の男が2人と黒いテルテル坊主みたいのが3人だ。厄介事の予感。
「我々の宗教では、女性が人前で素顔を見せることは禁じています!」
「お前らの宗教がどうであれ素顔を見せないヤツを通す訳にはいかん!」
門兵が怒鳴る。まぁ、門兵の言い分の方が正しい。
犯罪歴が解る水晶があって犯罪歴がないと解っていても顔を隠した人間が街に入るのは防犯上良くない。しかも性別もはっきりしないのだ。男たちが女性だと言い張っているだけだ。怪しいことこのうえない。
「あの・・・通っていいですか?」
こそこそと男たちの横を通り抜ける。
「なんだお前は!?」
髭面の男が怒鳴る。
「なんだ!と言われても、私はここの住人だし」
そう言って冒険者証を門兵に提示する。
「森に狩りに行ったのか?うん。通っていいぞ」
門兵が私の顔を見て冒険者証を見る。
顔を確認するという行為を男に見せるというパフォーマンスをしたことになる。
「女の職員を呼んでくれ。それで妥協する!」
髭面の男はそう言った。
随分偉そうだけど何様?
まぁ、とりあえずなんとかなりそうなので門兵に頭を下げて門をくぐる。
「何だろう?見た感じ旅人みたいだったけど?」
髭面の一行の素性を考える。なんというか、元の世界のとある宗教の信者っぽかったな?
特に目だけ出した黒いテルテル坊主。




