マッカランに帰る
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結局アルビノの子ウルフを気に入りテイムモンスターとして迎え入れる。
操具は大きくなってからということになった。
「帰るか・・・」
香辛料とか果物の苗、珍しい野菜をたっぷり買い込んでから王都をあとにする。
途中村に寄って襲って来て奴隷落ちした奴の賞金を受け取り・・・(村長も代わっていた)マッカランに帰る。
「早かったですね」
冒険者ギルドの受付嬢に言われる。
「空をびゅーんと飛んで行き来できるようになったからね!」
「それは便利!」
冗談のように言ったつもりだけど、本当のことを言ってると信じているな・・・まぁ、王都の両ギルドから書類を預かってきているから信じるか・・・
「これ、氷華です」
ついでにアルビノのウルフを紹介する。
「テイムモンスターでアルビノのウルフです」
「ひゃん!」
氷華も吠えて挨拶する。
「可愛い・・・けど、大丈夫?」
自然界で白いというのは発見され易いということだ。狩りに連れていくにはリスクがある。
「まぁ、その辺は寄生とパワーレベリングで?」
「パワーレベリング?」
え?
「強い冒険者がひよっこ冒険者を牽引して育てる文化とかない感じですか?」
「あぁ、それならありますよ?先輩冒険者が後輩冒険者を教え導くのは義務ですから」
あぁ、良かった・・・私は手を差し伸べて貰ってないけど、そういう文化はあるんだ。
「あなたは声をかける前にさっさとー人で森に入って成果を上げてるじゃないですか。あと、見た目がね。森に連れて行くには小さ過ぎる」
受付嬢は言う。
「普通、新人はパーティーとか組んで先輩から教えて貰うのよ?モンスターの捌き方とか植物とか鉱物の発掘とか・・・そりゃガイドブックはあるけど、大抵は先輩から手ほどきを受けるわ」
受付嬢は笑う。まぁ、その辺は全部、鑑定だよりだわ・・・
「こんな見た目だけど、知識とかある・・・新人だけど新人と見られてないと」
「でしょうね。普通の新人はポーションで成果物を納めたりしないし、王都までー人でお使いなんて行かないわよ」
けらけらと受付嬢は笑う。まぁ、いいか・・・
家に帰り王都で買った麻の袋に砂糖を取り分ける。3キロ分。商業ギルドに卸す奴だ。
「白過ぎるか?」
王都で見た砂糖は茶色かった。おそらく精錬がよくなく雑味が多いのだろう。
「ま、いいか・・・」
どうせ元は無料だ。気にしても仕方ない。
「アルマさ~ん。望みのブツ仕入れてきたよ」
商業ギルドについて、受付の机に収納から麻袋を出す。
「本当に仕入れてきてくれたんですね!」
「え?それどういう意味?」
「半年か1年先だと思ってました」
まぁ、王都でも100グラムとかの単位だったもんな・・・
「うえぁ?この砂糖白いですよ?」
「うん。白いね・・・それも砂糖だから」
「本当だ甘い!」
アルマは袋の中の固形物を舐めて驚く。
「私が仕入れる砂糖はそれね。ダメなら引き上げるけど?」
「いえ。これでいいです。ありがとうございます」
そう言って白金貨2枚と大金貨1枚を出してくる。
「多いけど?」
「白いですからね。その分高く買い取らせて貰います」
なるほど、まぁ、高い分にはいいか・・・
あと、王都のギルドで預かった手紙と書類も渡す。
「早くて助かる。あ、C級に昇格ね」
「早くないですか?」
「砂糖3キロの取り引き先をF級ましてやE級D級に留める方が商業ギルドとしては損失です。それだけの実績ですよ?」
「C級のメリットは?」
「街の一等地で店は・・・あまりメリットがありませんね?」
場所はともかく店はあるからね・・・
「ギルドからの仕入れが安く・・・もあまりメリットじゃないか・・・」
今のところギルドを通して買い取るものなんてないよね・・・
「オークションに自由に参加出来るぐらいですね・・・」
ふ~ん。出品者じゃなくても参加出来るんだ。
そこで欲しい物を手に入れると。
「冒険者は?駆け出しもいたような?」
王都のオークションでそういうの見た気がする。
「冒険者は・・・一応、出品者ですからね。オークションにならない物でも出品できます」
グズみたいな魔石でも数があると出品者にはなるらしい。オークションするまでもなくギルドで取り引きする額で商人に引き取られるけど、オークション会場には出入り出来るらしい。
「私も冒険者なんだけどね・・・」
つまり商業ギルドでC級になってもメリットありませんでした。




