↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エルフの幼女(30)。異世界のんびり転生記  作者: 那田野狐


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/33

オークションも終わって

 その老人曰わく。ここ数年、北部は寒冷にみまわれ、食糧が枯渇しているらしい。

 北部から大量の流民が発生。国境を越えて流入。それを誘拐だと主張して口減らしのためか国境紛争。今回は戦争をふっかけた地方領主の身内が捕まったらしい。


「末だが姫騎士らしいぞ」


「なんですと?」


「まぁ人身御供よの。戦争用の」


 惨い話である。


「それでも男よりはマシじゃよ。男は奴隷にすらならん」


 そういって自分の首に手刃を下ろす。もっと惨かった。


「戦意高揚に駆り出され失敗すると奴隷・・・救われない」


「まぁそんなもんじゃ」


 老人は笑った。



 経済奴隷は家族丸ごとがセットで競りにかけられた。数年家族ごと養ってもらってその間に生活を立て直すってパターンか・・・

 農業従事者ってことかな?森の恩恵とか享受出来ないところはそれなりにあるだろう。

 犯罪奴隷は賠償金を稼ぐ連中だ。というか男ばっかだな。女もいるにはいるが脳筋ばっかり。肉体労働なんだろう。

 そして特殊奴隷。うわっ。いかにもという鎧を着た金髪碧眼のお姉ちゃん。見るからにお嬢様。うん。これは晒し者にされるべく連れて来られたな・・・

 まぁ、物語的には奴隷との劇的な出会いがあるんだろうけど、特にそういったものはなかった。

 この国には奴隷制度があると知れただけだ。

 うん。非合法な組織による違法な奴隷もいるんだろうな・・・気を付けておこう。



 王都は色々なものが売っていた。その中にテイムモンスターの売買所なるものが存在した。

 ゴブリン。オーク。コボルト。猿人・・・所謂亜人というヤツだ。

 亜人とはなにか?というと、簡単にいうと言葉の通じない(意志の疎通は出来る)二足歩行の動物だ。

 こうしたテイムしたモンスターは売り買い出来るそうだ。で、テイム能力がなくてもテイムモンスターは飼い主に従順になるそうで・・・ノリとしては高級ペットみたいなものだね。まぁ、暫くすると飼い主もテイム能力が生えて来るらしいけど(スライムは除く)


「私は魔法を使うから前衛的なヤツが欲しいんだけど?」


「即戦力ならオーガ。忠誠心ならゴブリン。盾ならオーク。機動力ならウルフ・・・ゴブリンとウルフは複数欲しいな」


 ゴブリンが忠誠心?


「群れで生活するヤツは上位者には絶対服従だからな。ウルフも忠誠心は高いぞ?」


 へぇ~。


「あとゴブリンは上位種に多様に進化するのが魅力だな」


 ゴブリンはホブゴブリンから小鬼。鬼。大鬼。

 もしくはゴブリンチーフ。キャプテンゴブリン。ゴブリンコマンダー。ジェネラルゴブリン。ゴブリンキングに進化するパターンがあるそうだ。


「大鬼はソロ。ゴブリンキングは集団での進化だと覚えるといい」


 店の主人は言う。


「テイムは1だけど持っている。スライムをテイムした。で、ゴブリンとウルフ行ける?」


「ちょっと厳しいかもな。レベル2は欲しい」


 どうやらモンスターのレベルとテイムレベルがイコールというのが適正らしい。ゴブリンとウルフはランクレベルが1なので不安定らしい。

 ちなみにオークはレベル2でオーガはレベル3らしい。ダメじゃん。

 なお、進化してもランクレベルは上がらないとのこと。テイムで育てた方がお得らしい。


「値段は?」


「ゴブリンが銀貨20枚。ウルフが銀貨30枚」


 ゴブリンは雑食でウルフは肉食なので維持費がかかっている分ウルフが高いらしい。


「ウルフをお願い」


「あいよ。で操具はいるかい?」


「操具?」


「鞍と手綱。ゴブリンがウルフ種に騎乗するためのものだけど、お嬢ちゃんなら使いこなせるだろ?」


 なにそのロマン装備。


「いくら?」


「金貨3枚だな」


「買った」


「まいど。ま、将来的にゴブリンを飼うなら無駄にはならんよ」


 店の主人は笑う。まぁ、そうなんだけど・・・


「ちょっとこっち来て」


 店の主人は店の奥にいざなう。そこは犬舎になっていて、たくさんのウルフがいた。


「気に入った孑を連れていってくれ」


 言われて犬舎の中を散策する。どうやら気に入った孑を貰えるらしい。


「うん?アルビノ?」


 犬舎の奥に隠れるように身を身を震わせる真っ白い孑ウルフを見つける。


「まさかね・・・鑑定」


 なんでこんな所にフェンリルが?という展開などなく、普通にアルビノのウルフだった。しかし足が太いな・・・足が太いのは大きくなる証だっけ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。