透明なガラスを作ってみる
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工房街をジャム用の瓶を求めてさまよう。が、ない。陶器の瓶はあったけど・・・なければ作る。
けい砂、ソーダ灰、石灰・・・ソーダ灰はけい砂の温度を下げるだけだからいらないか。
土魔法でけい砂を抽出するからいいか。石灰は・・・工房街にないかな?探すこと30分。おぉドウカランの武器店にあった。どうやら製鋼用に買い入れてるらしい。
取りあえず購入先を尋ねる。どうやら専門に扱ってる店があるらしい。
「嬢ちゃん石灰が欲しいんだって?」
「ガラスを作るんだ」
「ほいよ」
布袋に入った石灰を出してくる。
「頼んだら、ガラスで作ってくれるか?いや、工房産のガラス製品って高いからよ」
ガラス製品って高いのよね。1500度の高温で材料溶かすから燃料代も馬鹿にならない。
「試作品だから安くは出来ると思う」
「なら馬。そうガラスの馬とか欲しい。この街の工房にダメ元で聞いたんだけど、難しいって言われてさ」
「なかなか攻めた注文ね。承るけど、いつ納品出来るか解らないから口約束だけね」
多分出来るけど仕事にはしたくないので言葉は濁しておく。
「値段は勉強しておくよ」
2キロの石灰を銀貨30枚で仕入れて家に帰る。
家につくと土魔法でけい砂を抽出するように念じる。
【土魔法を覚えた】
【鉱物抽出Lv.1】
土の中から任意の成分を抽出する。
なんか都合のいい魔法が出来たぞ?
まぁ、これでけい砂が自由に取り出せるなら・・・待てよ?金とか白金とかが取り出せたら一攫千金では?
「金を抽出!」
【レベルが足りません】
【金がありません】
はい。ダメでした。しかもダブルでダメ押しです。
「けい砂を抽出」
こちらは出ました。山のように・・・折角なので庭に石の炉を魔法で作り、けい砂を2キロそして2キロの石灰と混ぜて火魔法で焼く。何故か焼けた。1500度だよ?なんでこんなに簡単に?
ドロドロのガラスが土魔法で形成されていくのは圧巻だった。
そう言えば馬なんてリクエストがあったな・・・
高さ5センチぐらいの馬をガラスで作る。
あとジャム用の瓶。ワインのボトルも作る。
砂を石に変えられるからこのくらい楽勝楽勝。
「ガラス・・・売れるかな?」
まぁ、明日商業ギルドに持っていこう。
「これは・・・」
商業ギルドの受付嬢アルマは目の前に置かれたガラスのボトルを見て絶句した。
ガラスと言えば色の濁った瓶というのが一般的だ。
しかし目の前には透明なガラスの器がある。
「これは・・・お酒入れに似合いますね」
ワインとか・・・
「魔法を鍛錬してたらね出来たのよ」
嘘は言ってない。ただ、ガラスがどういうものかが解らないと出来ないと思うけど。
「白金貨一枚。裕福な商人ならそれぐらい出すでしょう」
銀貨1枚2,000円。金貨1枚200,000円。白金貨2,000,000円。お、結構高く買い取ってくれるな。
「じぁそれで・・・」
コトコトとワインボトルを5本並べる。
「毎度どうも」
白金貨5枚と引き換える。
「次は石灰屋だ」
その足で石灰屋に向かう。
「ほいよ。ご注文の馬」
「早くねぇか?」
「魔法はね。理屈が合えば時間はさほど必要ないんだわ」
1500度の温度もガラスの成型も。想像出来れば
魔法の不思議パワーでなんとかなる。
魔法使いならね・・・
「今回は言い値でいいわ。お試しだし・・・」
「お?悪いね。金貨1枚でもいいか?」
「いいよ。はい。馬の置物。あと石灰を6キロ」
「ほいよ」
「ありがとう」
石灰とお釣りを受け取り収納に納める。
「おぉ、魔法使いなうえに収納のスキル持ちかお嬢ちゃん」
「まあね。荷物運びの仕事でも生きていけるわ」
「そのうち仕事依頼するかもな」
「その時は冒険者ギルドを通してね」
お決まりのセールストークをする。
「分かった。そのうち頼む」
お客様ゲット・・・かな?取りあえず帰ってワインボトルを作製しようか。




