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エルフの幼女(30)。異世界のんびり転生記  作者: 那田野狐


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13/33

ブドウとかイチゴとか

閲覧・感想・ポイント評価・ブックマーク・誤字報告・いいねありがとうございます。

 という訳でブドウを含む果物類を求めて森の中へ。

 ブドウがあることは市場で調査済み。いや、何でもあるなこの森。そして季節感が全く仕事をしていない。しろよ!いやしなくていいです。

 ブドウはちょっと奥地に自生しているらしくちょっとお高め。

 まあ栽培も盛んなので栽培されたブドウも売ってるんですけど、野生のブドウと栽培のブドウでは旨味が違うそうです。


 森の少し奥に来ました。Fランクではギリギリ入れるところですね。


「蛇、ですか・・・」


 新たに出てきたのは蛇です。モンスターではないようですが、大きいです。


「土矢(ストーンアロー)!」


 指差した先には大きな蛇。見事頭を木の幹に縫いとる。


「鑑定」


【アニメニシキヘビ】

【毒なし。食可。蒲焼きにして食べる。鳥のささみのような味がする】


 なるほどいいことを知りました。収納にしまいしまい。


「鑑定」


 見える範囲の森全体に鑑定をかける。


「ハイヒール草。ブドウ。リンゴ。トウモロコシ。イチゴ・・・本当に節操がないな」


 鑑定した結果、有益なモノを集めていく。ブドウはワインに適した種類らしい。


「そういえば卵がなかったな・・・」


 唐突に思い出す。


「鑑定、卵」


 森全体に鑑定をかける。


【アニメニシキヘビの卵】

【アニメニシキヘビの卵】

【アニメニシキヘビの卵】

【アニメニシキヘビの卵】


 あーそうよね。親がいるってことは卵もあるってことだ・・・


【クックの卵】


 おや?

 気になる卵があるぞ?鑑定の出たところまで歩いてみる。


 コケッー


 鶏みたいな鳥が飛んで逃げていく。


「おぉ卵だ」


 鶏みたいな鳥がいたところに巣と卵が・・・


「あるじゃん」


 巣から卵を取り出す。


「って収納に入らないな・・・」


 取り上げた卵が収納に入らない。


「あぁ、生物だからか」


 数多のWeb小説の設定のご多分に漏れず収納に生物は入らないようだ。

 この卵たちは孵化寸前なのだろう。


「しょうがない」


 卵たちを巣に入れ直し巣ごと持ち上げる。


「クックを捕まえるか」


 そう言うと卵の入った巣を抱えた。



 街に帰りワインを仕込む為の樽を購入。

 そして家に・・・


 コケ


 鶏に良く似た鳥クックが部屋の隅っこにある卵の入った巣に腰を据える。魔物じゃない動物もテイムできるとは驚きだ。


「卵よろしく」


 コケッ


 クックが頷く。本当にテイムされているんだよね。


 ワインを仕込むためブドウを潰す。無論魔法で。


「エアハンマー」


 空気の塊でブドウを潰す。

 あとはこのブドウジュースを樽に詰め詰め。

 あとは1~2週間熟成すればOK。まぁ、半分は種と皮が沈殿したら取り出して白ワインにするんだけどね。


「他の酒は作る行程がワインより複雑なのが頂けない」


 酵母が必要だったりホップが必要だったり・・・


「出来上がりは2週間後と・・・」



 ちょっと時間が空いたので冒険者ギルドに向かう。


「チビどもに仕事依頼」


 ギルドの受付嬢に声を掛ける。


「あなただってチビでしょ?」


「仕事依頼辞めようかな~。冒険者ギルドは依頼者差別して依頼を断るって噂こみで」


 受付嬢の顔色が青くなる。


「勘弁してくれよ」


 マルクが間に入る。


「私が貴族だったらギルド全体の問題でしょうに」


「そうだな。注意しておこう」


 マルクは受付全体の問題として受け取った。ここでなぁなぁとすればいつか取り返しのつかない失敗となると認識したようだ。

 有り得ないで切って捨てるのは自殺行為だと思う。

 冒険者ギルドは国とは独立した組織とは、取り扱い説明書にも書いてある。国を跨いで活動するので国から独立しているのだ・・・表向きはね。でも、国や貴族は冒険者ギルドに取っては大口のスポンサーでもある。

 相応の口出しはしてくる。隙は見せない方がいい。


「私からチビたちに仕事」


 ドサドサと収納から森で収穫してきたイチゴを出す。


「実と葉っぱを分けて。さらに大きい実・・・銅貨一枚分の大きさ以上とそれ以下の実にも分けて。それと大きいのは綺麗なのとそうでないものに分けて。料金は金貨一枚。雇う人数で割っていいわ・・・明日タ方に取りにくる」


 受付嬢が条件を必死に書き取る。


「随分気前がいいな」


 マルクが大きくため息をつく。


「私よそ者でしょ?人気は欲しいの・・・だから依頼主が誰か宣伝してね」


「ゲスな理由だな!」


 マルクは大笑いした。


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