米は流通してない!
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9話と10話が被ってました修正しております。
魔法の講義が終わりました。大半は覚える必要はありませんね。
毒も鑑定で解析したら解毒できそうですし、傷も細胞の活性化で対処できそうです。まぁ実験は必要ですが・・・
「先生。火魔法ですが威力を上げるにはどうしたらいいでしょうか?」
マリンさんがメモ帳片手に聞いてきます。誰が先生じゃ。
「空気を構成するのは7割の窒素と2割の酸素。その他1割の気体からなります。火はこの2割の気体を燃料に燃えます」
日本と違うのは魔素的な何かたと思う。
「空気を分解し2割のブツを取り出して火に焼べることを想像してください」
2割のブツという説明で酸素が取り出せるのは魔法的な力だと思う。
「本当だ」
マリンさんの指先に灯る火が青白い。空気から酸素を取り出して酸素を火に焼べたのだろう。
知ることでイメージし実践してみせたのだ。
「今回はこれまで・・・」
そう言うとマリンさんは素直に去っていく。
多分、習熟するまで静かだろう。
「森へ行きますか・・・」
戦果は兎3羽、雉1羽、ボア1頭、ヒール草多数でした。
【ポーション作成Lv.1を習得しました】
ヒール草で回復ポーションを作っているとメッセージが出ました。
ポーション作成に補正がかかるそうです。
今更な気がしますが、作るポーションが、回復ポーション(良)と出るのは気分がいいです。買取価格にもっと影響が出るのでしょうか?ヒール草が10束から7束になったのも地味にありがたいです。
続いてうどん玉を10個製作。こちらも、熟れてきた感じです。今回は焼き豚を銅貨8枚のトッピングにて提供。
それから醤油と砂糖とワインと鶏がらで出汁を作ります。あとは揚げ玉とネギと香草という無料トッピングの準備。
翌日。
今日は家の一階でスライムゼリーの販売。砂糖はなくても十分甘い。
「今日は店開けてるんですね」
商業ギルドの受付嬢アルマが顔を出す。
「砂糖入りはありませんよ?」
「それは残念。ま、普通のスライムゼリーでも十分だけどね。5つ下さい」
イチゴのスライムゼリーを所望するのでケースから取り出して紙の箱に詰める。
「メイン通りの隅っこで新しい汁料理を提供してるって聞いたんだけど?」
「うどんという我が集落の郷土料理ですね。明日出店します」
「あら。そうなの?じゃあ明日はそちらに顔を出すわ」
アルマは笑う。
「10人前なのでお早めに・・・」
そう言うのが精一杯だった。
50個近いスライムゼリーは夕方近くにはご近所さんの乱獲にあい消滅した。
次はいつ売るのかという問い合わせもあった。甘いモノ強し。
翌日。
かなり早い時間にアルマが同僚の人とともに来店した。調味料の醤油に関心を寄せたのだが、材料が大豆だと言ったら驚かれた。
「大豆は馬の餌です」
それが彼らの感覚だった。
「ええっと米はどういう扱いですか?」
収納から米を取り出す。
「初めて見ますね。食べられるんですか?」
穀物として扱いされてなかった。まぁ産地が限定されていて調理方法も特殊だから仕方ないと言えば仕方ないけどね。
「どうしたんですか?」
「いえ。食文化の違いによるショックがですね」
心で泣くしかありませんでした。
スライムゼリー、うどん、森での採取で生活していくことは確保出来ました。
なのでもうワンランク上の生活を目覚まします。
それは酒。もうね。見た目が幼いからどこも売ってくれない。
お使いです!って手が使えないのだ。
お使いって手段で酒を買って呑むお子様がいたそうな。
一応16歳からエールとか水で薄めたワインとか飲めることは飲めるんだけど、流石に見た目6歳の幼女には売ってくれない。
しかし中身は30歳のおっさんである。飲みたい。なんとしても・・・
となると作るしかないな。森にブドウを探しに行こう。




