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エルフの幼女(30)。異世界のんびり転生記  作者: 那田野狐


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魔法とは?

閲覧・感想・ポイント評価・ブックマーク・誤字報告・いいねありがとうございます。

9話と10話が被ってました。正しいものを掲載しています。

 今日もメイン通りの隅っこでうどんを提供します。

 10食。うどんは銀貨2枚。


「うどんをくれ」


 初日にうどんを食べてくれた戦士の人です。


「これは?」


「揚げ玉です。味をつけた小麦粉を油で揚げました。うどんの付け合わせです」


 戦士は怪訝そうに揚げ玉をスプーンですくってうどんに投入する。


「どれどれ・・・うん美味いな」


 ほっこりした顔でうどんをすする。


「お?やってるねぇ」


 ドワーフの鍛治職人が戦士の隣りに立つ。

 彼もまた、先日うどんを食べた人だ。


「値段の割りに意外と腹に溜まるんだよ」


 ドワーフはがははと笑う。


「ここは何の店?」


 猫耳のお姉さんが立ち寄ってくれる。


「うどんのお店です。今日からトッピングでボア肉が付きます」


「へぇ。じゃあボア肉ひとつ」


「はい」


「うん。このボア肉美味しい!」


 尻尾を立てて美味しそうにほおばった。



「ふう・・・今日は完売したな」


 今しがたうどんを食べていた人が店を離れていく。評判は悪くない。

 ただ、ちょっと列が出来た。ここは反省点。

 椅子と机を用意して隣りに食べるスペースがいる。収納のスキル持っているのがバレるがまあ仕方ない。

 工房街に足を向ける。家具屋で椅子4脚と長テーブルを買う。届けようかと言われたが、収納スキルがありますからと収納。

 驚いてたけど、どこに住んでいるのか聞かれたよ。

 仕事ですね?


「冒険者ギルドを通して依頼してくれれば運びますよ」


 ギルドを通してください。


「解ったよ」


 お客様ゲットです。


 昼過ぎから森に入ります。ヒール草を乱獲。魔力草というMPを回復する草もあったので乱獲。

 雉が2羽。兎が3羽。ホーンラビットが4羽。ボアが1頭。魔法無双です。ホーンラビットからは魔石も取れました。


「魔石って何に使うのだろ?」


 この辺は冒険者ギルドに尋ねた方がいいでしょう。


「魔石ですか?そうですね。まずは灯りです」


 冒険者ギルドに回復ポーションとマジックポーションを卸しに行った際に聞いたところこのような回答が。


「火の魔石はコンロの火付けに水の魔石は冷蔵庫の冷やしに風の魔石は送風機に土の魔石は街灯の動力源になります」


 意外に活躍してた。


「工房街で売ってますよ」


 なるほど。後で見にいこう。さて、今日は魔法の講義がある。2階の大会議室にGO!


「え~魔法の講義をする前にこの水晶を触って貰います」


 講義の前、真っ黒なローブを着た青い髪のエルフのお姉さんがにっこりと笑う。


「これは魔力を図る水晶で、魔力のない人は光りません光からない人は素質がないのでお引き取り下さい」


 きつい現実だな。受講生のうち三人に二人はごめんなさい。だった。厳しい。


「全属性に反応・・・」


 他の人が赤やら緑やらの色が出ているのに私の場合は虹色だった。

 エルフのお姉さんの顔面が蒼白だ。


「魔法学校に特待生として・・・」


「あ、興味ありません」


 あるんだ魔法学校。


「簡単なモノなら使えますし」


 指先から青白い炎を出す。かなりの高温だ。


「自分の魔法理論が正しいのか聞きにきただけですし」


「そ、そうですか・・・」


 とりあえず講義の始まりです。



「以上が魔法理論の基礎になります」


 エルフのお姉さん・・・マリンさんがどっと疲れた顔で説明を終えます。

 簡単にいうと、魔法とは、理屈ではなく昔に天才が発明した魔力にああしなさいこうしなさいという命令を呪文の暗唱で行うということでした。

 簡単に言うと、「火、塊、前に飛ぶ」というのを魔力に命じると火の玉が飛んでいくと言った感じです。

 だから魔力のないモノは使えないそうです。

 空気を圧縮したり膨張させて温度を上げた下げたり、摩擦で火をおこしたりする必要は無かったんだ。

 まぁ、同じ現象が起きているからいいか・・・想像するだけで発動するし・・・


「あの、火の色が違ってましたよね?」


 マリンさんが恐る恐る尋ねる。


「空気中に目には見えないけど、火が燃える燃料があるのです。それを集めて燃やすのです。鍛治で釜に空気を送ると温度が上がるようにですね」


「そ、そうなんですね」


「ああ、空気の中には燃えやすいモノと燃えにくいモノが混じってますので、一緒に送り込むと効率が良くありません」


 酸素は空気中に21%しかありません。


「な、なるほど・・・」


 なんか複雑な顔をしてますね・・・

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