第70話 妖精の隠れ家でマッタリする
「もぅ!本当に分かってるのかしら?…まぁ良いわレオンさん待たせるのは確かに悪いしね、ミリス、このメニューからお昼を選びましょう」
「あ、はい!分かりました!…えーと凄い!絵が貼ってあると良く分かりますね!オムライス…鳥の卵と…ケチャップとは何でしょう?これ凄く美味しそうですね!!」
「ケチャップってのはトマトって言う野菜を加工して作ったソースだよ。まぁ悪く無いぜ?じゃミリスはオムライスで良いか?そんじゃ飲み物は、またオレンジジュースで良いか?」
「あ、オレンジジュースでも良いんですがメニューを見ますと、こんなに色々な飲み物があるんですね!この身体は子供なので、こういうのが凄く興味が湧きます!コーラとは、どんな味何ですか!?スプライト…?ソーダ?メロンジュースにジンジャーエール?どれもカラフルで美味しそうですね!!」
「うん、まぁ好みによるかな?じゃあ試しにオレンジジュース以外飲んでみろよ気に入るのがあるかも知れないぜ?」
「は、はい!そうですね!では、このコーラと言うのを今回は飲んで見ます!」
「了解ですミリスはオムライスにコーラですね。シグレ様とウリシュク様は、どうされますか?」
「あ、俺は…そうだなカツ丼と味噌汁、飲み物はお茶でよろしく。ウリシュクは決まったか?」
「ま、待ちなさい!今選んでるから…あれ?あのカプメンとか言う美味しいのがメニューに載ってないんだけど?」
「お前本当にカップメン好きだな…あれはさ簡単な食べ物何だよ携帯食に近いんだ。料理のメニューに載せるほどのもんじゃねーんだよ」
「あ、あれが携帯食ですって!?あ…あんな高級で美味しい食べ物なのに!?あなたの食べ物の基準は、どうなってるのよ!?ま、まさかあなた貴族だったんじゃないでしょうね!?」
「高級でも無いし俺は貴族じゃねぇ!まぁあれは、おやつ見たいな物でもあるからさ、またいつでも食わしてやるからちゃんとした昼食はしっかりした料理にしろって。ラーメン好きならソバとかどうだ?この肉うどんとかも美味いぞ?カップメンの数倍ちゃんとした料理だ」
「そ、そうなの!?…う、うーんそうね、じゃあこの日本ソバ?もりソバって言うの美味しそうね。じゃこれで飲み物はオレンジジュースでお願い」
「ん?オレンジジュースお前も好きだな。ミリスみたいに色々試してみたらどうだ?」
「え?そ、そうね…じゃあ私もコーラ…はミリスが頼むからスプライト…いえじゃあこのジンジャーエールって言うの頼んでくれる?」
「了解しました。では、テーブルに転送いたしますね」
すると俺達が座っている部屋のテーブルに料理が転送されて来た。
「うわ!もぉ来ましたよ!本当に毎回驚きます!!一体どうなってるんですか!?」
「そ、そうよ!何かもぅ毎度の事で慣れて来ちゃったけど料理頼んですぐ、こんな数秒で出て来るなんて、い、異常よ!何なの、あなた達は!?」
「いや、船に戻れたらさ詳しく説明するけどフードクリエイターって言う機械が船にはあるんだ。そいつがあれば原子レベルで食べ物を構築してくれるんだよ。まぁもちろん元になる素材が必要だけどな。船の素材が足りなくなってたけど、この前サイクロプスとか森でキノコとか船に送ったから少しは足しになったんで1ヶ月半位は、大丈夫らしいぞ?」
「え!?この料理はサイクロプスの肉なんでしょうか!?」
「ああ、いやそのまんま使ってるんじゃなくってタンパク質として補充して、それを他の肉に変換して牛肉とか豚肉に、してるんだよ。心配しなくても良いぜ」
「あ、言え我は、どんな物でも大丈夫ですがサイクロプスの肉は高級食材です。なので驚いたんですよ、それに我は基本的に好き嫌いがありません。この身体になってからまだ日が浅いですが前の身体より小さいのに何故か食欲はある気がします。何故だか分からないのですが」
「え?前って確か戦った時のおっさんの声の奴だろ?そりゃおっさんの時よりはさ、子供は成長期なんだ、いっぱい食べて大きくなるんだよ人間は…いや他の種族だって子供は食欲旺盛なのが正常だろ?」
「そ、そうなんですか?なる程100年くらい初老の男性だったので、それは新発見です!すると、おじさんの時は無かったのですが、何故か甘い物を欲するのも、それが原因ですか?」
「そうだな子供は甘いものが大好きだからな正常だと思うぞ?」
「何言ってるのよ大人ぶってシグレだって14才でしょ?まだまだ子供じゃない」
そう言って妖精サイズから人間サイズにウリシュクが変わって文句を言った。
「いや、お前だってどう見ても子供じゃん!?」
「あのね私はこう見えても160年生きてるのよ!お姉さんなの!!」
「あ、我は5016年生きてますので正確に言えばウリシュクさんより年上ですよ?」
「ミリスは、その身体になってまだ10日も経ってないでしょ?じゃああなたは1才にもなってないって事よ私が一番の年上よ!」
「えーそんなー理不尽です、ミリスもお姉さん振りたいです…」
「あんなぁ二人共見た目が大事なの!見た目が!!どう見てもミリスは10才位!ウリシュクも13〜14才位!!なので俺が、この中では一番の年上だ!敬って良いぞ!」
「あなたね、何勝手な事言ってるの!あなただって、まだまだどう見ても子供じゃない!?変な事言わないで!!」
「何ぃ!?俺はナイスミドルな、どう見てもお兄さんだろ!!」
「はぁ?シグレは、もっと客観的に自分を見れなきゃダメよ!だから自分の強さも分からないのよ!どう見ても、お子様でしょ!あなたは!!」
「いや、お前に言われたくないわ!このロリコンキラーめ!!」
「誰が、ロリコ…何!?それ悪口でしょ!?訂正しなさい!!」
「あ、あの我そろそろ我慢の限界何ですが…た、食べても良いでしょうか?」
するとミリスのお腹が、漫画みたいに
「グーーー!」
と、鳴った。
うん、凄いグーだな…
「そ、そうだな、せっかくの料理も冷めちまうしな取り敢えず飯、食っちゃおうか」
「そ、そうね、くだらないケンカしてる場合じゃないわねレオンさんが用意してくれた料理が冷めちゃうもんね」
「あ、お前の、もりソバは冷めてる料理だから温かくは無いぞ?」
「え!?そ、そうなの!?…って何この木の棒は?フォークとスプーンは無いの?」
「ああ、そうか、割り箸は使えんわな、レオン、スプーンとフォーク送ってくれ」
「了解しました」
「もりソバはさ、このつゆに、ソバをつけて食べるんだ。好みで、このワサビも入れると美味しいぜ?」
「ああ、知ってるわ東の大陸で似た様な、つけ麺の料理があるのよ似てたから美味しそうだと思ったの。親切にありがと。じゃ食べましょうか」
「あ、ワサビってこの世界にあるのか?」
「え?カラシならあるけど似たような物じゃないの?」
「うーん、カラシと違ってワサビは、ちょっと独特な味だから少し味見してから少量つゆに入れた方が良いぜ?でないとツンっとくるからよ」
「え?そ、そうなの?じゃちょっと味見を…っ!?か、辛い!!な、何これ!?本当に食べ物なの!?」
「うん、薬味だ。大丈夫、少量なら隠し味になってソバも、美味いぞ?」
「…私には、合わないわ。ワサビは無しでいただくわ」
そう言うとウリシュクはワサビを遠ざけてソバを食べだした。
「オムライス!美味しいですよ!!我も、こんな美味しい物を食べたのは初めてです!!あ、ウリシュクさん、これいらないのですか?じゃあ我が、いただきます!!」
そう言うと、山盛りのワサビを、一口でミリスは、たいらげてしまう。
「何か、変な味ですね…こう鼻にツンっと…!?」
「ああ、バカね!ミリスあんな辛いのを!?」
「ふ、ふんぎゃあ〜〜!!」
ミリスが、あまりの辛さに、のたうち回ってしまった。
「ああ!バカ!!レ、レオン!!水!水だ!!早く!!」
「了解です!!」
そんな、お馬鹿なトラブルもあったが俺達は美味しく昼食をいただいてエアバイクでウリシュクの隠れ家を出て王都に向かったのだった
次回の更新は11月7日(土曜日)
第71話 アハ・イシュケーン対カイエン
です!お楽しみに!(^^)




