↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SOUL BREAKER (ソウルブレイカー) 〜転移した漫画家の最強異世界冒険譚〜  作者: 百屋敷レイ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/71

第54話 帰路へ

「え?別に…まぁマクドル君がお前達の反応を感知してアハを連れて転移したのを、たまたま見てたからさ面白そうだったから連いて来ただけだよ」


だ、だめだこいつ、全然深い理由なかったよ!


「面白そうってだけで、あんなに暴れんなよなお前は…迷惑な奴だな」

「うわっ!君がそれ言うかな!?あんなに君だって暴れたくせに!!」

「いや、それは、お前が暴れるから止めただけだろ!俺は悪く無いだろ!」

「僕を、あんなひどい目に遭わせといて良く言うよ!責任は取ってもらうんだからね!」

「か、勘違いされそうな言い方するな!あれは男同士の真剣勝負だろ!やましい事何て無いだろ!!」

「だから僕は女だって言ってるでしょ!!間違えるなよ、バカッ!!」

「あ、そうだっけ?って紛らわしいな、お前は!もぅどっちでも良いわっ!!」

「良く無いだろっ!!」

「エ、エミリオとか言ったか?では我らは目的を達したので帰投する。お前も、これ以上我らに危害を加えぬなら不問とする。それで良いか?」


カイル王子が珍しく、ちょっと怖がりながらエミリオに、そう言った。

うん。

エミリオ竜に変身する変な奴だし、近寄り難いよね、さすがに。


「え?僕は別に暇つぶしに来ただけだから良いんだけどマクドル君は、その剣を守護するのがエルフ王からの勅令じゃ無かったっけ?良いの?マクドル君!!」

「だから私の名を下賤の前で連呼するなと言っておるのだっ!!」


ビクビクしながらマクドルと言ったエルフが俺達に近づいて来た。

結構な距離あんな…

あんな所から喋ってたのか。

まぁそれだけシルファが怖かったんだろうね。

あの子怒ると怖いからな。

まぁ気持ちは分かる。


[シグレ…]


あ、はい、すいません怖くないよ!

うん、ちょっとまだ怒だねシルファ…

やっぱ怖いっての!

息を切らせながらマクドルは俺達の所に辿り着いた。

うん、体力は見た目通り無さそうだね。

魔力は凄そうだったけど典型的な魔法使いだねこのエルフ。


「わ、私は確かにインフィニティを守護する様に勅令を受けてはおった。しかし私の召喚する戦士を打ち負かす様な戦士が現れた時は剣を譲渡して良いと言われておった。まさか本当に、そんな事が起こるとは思いもしなかったが…良いだろう釈然とはせぬが、お主らは条件を達成した。インフィニティはお主らの物だ。エルフ王には、そう伝える。それにエミリオまで加勢して負けたのだ…納得していただけるだろう…」


うん、本当悔しそうだね。

人間の事を下に見てるから、そんな種族に負けちゃって剣を取られちゃったんだし、そりゃ悔しいだろうね。でもこの依頼には俺の冒険者登録も、かかってるんだし我慢してもらわないとね。


「それは、もう良い…だがシグレアキラと言ったか。もう一度先程のエルフと会わせてくれぬか?奴がハイエルフだと言うなら我が国で保護せねばならぬのだ!この様な下賤の地に置いてなどいけぬのだ!!」

「は?何言ってんの、お前シルファは俺達の大切な仲間だ。なんで、お前なんかに預けなきゃならねぇんだよ?」

「ひっ!?」


その言葉に、抑えていた俺の魔力(?)が、また上昇したらしくマクドルは、かなり怯えている。


「ははは、バカだねマクドルじゃシグレに勝てっこないよ?怒らせたら僕でもシグレには勝てないんだから、やめといた方が良いよ?」


エミリオの言葉にハッとなって俺は怒りを沈めた。

どうやら魔力が出ちゃってたぽい。

怯えさせる気は無かったんだけどシルファを預かるとか言うから、そんな事言われたらそりゃ怒るよね。

シルファは俺の家族みたいな物なんだしね。


[うん…ありがと]


シルファの声が聞こえた気がした。


「す、すまぬ怒らせる気など無いのだ!た、只、我らハイエルフは仲間を保護するのも任務の一つなのだ。善意で言っているのだ。彼女もきっと我らの国に来れば優遇されるのは保証する。いや…あの魔力だ私と同格の五大賢者として向かい入れるのも、や…やぶさかではないぞ!?」

「いや、シルファは行かねぇっての!じゃ、その話は終わりな!用も済んだなら、さっさと帰るぞ!なぁカイル!」

「ま、待ってくれ!もう一度、彼女に!!」

「しつこいっての!じゃあな!剣ありがと!バイビー!!」


そう言って、俺はマクドルに手を振ってウリシュク達の所に戻ろうとしたが


「そうだよ!しつこい男は嫌われるよ!じゃあねマクドル君、僕はこれからシグレアキラと一緒に行動するからエルフ王には、よろしく言っていてね♡」


そう言ってエミリオが俺に連いて来ようとしたが


「いや、待て!この様な重要な事柄を私だけで王に報告など出来ぬ!お前も一緒に帰るのだ!!」

「はあ?僕に命令する気?あんま調子乗んなよマクドル。龍王様の命令で、お前達エルフには手を借してるけど、その命令は絶対じゃ無いんだよ?」

「…では、龍王にも、その様に報告するぞ?」

「え!?ちょ、ちょっと待って!!それはダメだろ!!…クソッ!分かったよ!一旦一緒に国に帰るよ!それで良いんでしょ!!」


あのエミリオが、相当な怯え様だ。

龍王とか言う奴は、かなり強いんだろうね。

それに、エルフ王か。

何か妙なワードが出て来たね。

面倒だから会いたくないけど、これってフラグかな?


「じゃあ残念だけど、僕は行くね絶対また会いに来るからさ!」

「分かった分かった、じゃあ俺達も帰るから、またなエミリオ」

「う、うん!またね!シグレアキラ!!必ずまた会おうね!!」


そう言うと、エミリオは近寄って来て、ほっぺにキスをしていった。


「うおっ!!何すんだ!?」

「ウフフ、殺気を出さないと、こんなに近寄れんだね♡油断大敵だよシグレ♡」


そしてウインクをしてエミリオは転移して消えて行った。

それに続いて名残惜しそうにマクドルも転移して行く。

まったく騒がしい連中だったな。

まぁこれで一件落着って所かな!

うん護衛の依頼も誰も死なせなかったし剣も手に入った!!

これって100点じゃ!?


「シグレ…あなた今あの男の子にキスされてなかった…」

「うぉっ!?ウリシュク!?み、見てたのか!?」

「あなた…男でも女でも、見境無いの?」

「ばっバカ!ちげぇっての!エミリオは女だって言ってたぞ!男じゃ無いんだってさ!俺も男だってずっと間違ってたんだけどさぁ!」

「は?…それじゃまた、女の子を、たらしこんだの?」

「違う!ご、誤解だ!!あいつが勝手にほっぺにチューをしていったんだよ!俺が頼んだり強制したんじゃねぇっての!!」

「ふーん…」


あ…凄い今日一番のウリウリのジト目来ましたよコレ…って、あれ?

そう言や何で俺は、ウリシュクに謝ってんだ?

ウリシュクは、俺の親かっての!!

誰とチューしようが自由恋愛だろ!…あれ?もしかして焼いてる!?

…いや、それは無いかな。

だってウリシュクは本当は妖精だし人間の男には興味無いだろ。

…多分。


「シグレよ!すまぬな!!この借りは必ず返すぞ!!本当に感謝してもしきれぬよ…してそのア…アハ様は、これからどうされるのでしょうか?ぜひ一度父にも会って頂きたいのですが!!」


恐る恐るカイル王子は俺達の後ろに、おとなしく立っていたアハに話しかけた。


「うむ、命令とは言え傷つけてしまい、すまなかったな。ヨルグの血を引く剣士よ。その詫びもあるしなヨルグの子孫と言う者が今は王なのだな…フフ、とても信じられぬが一度俺も今の国王に会ってみたいな。良ければ、王に会わせてもらいたい」

「は、はい!ぜひに!!父も…いえ、王も喜びますよ!!何せアハ様は伝説に歌われる剣士なんです!では一緒に王城へ向かいましょう!」


カイル王子は、とても嬉しそうだ。

死ぬ寸前まで追い込まれた相手だってのに全く気にして無いみたいだ。

まぁご先祖様らしいし操られてたみたいだしな。

魂を見ればアハが良い奴だってのは良く分かる。

優しい色をしてるよ。

あんなに強い剣士だってのにね。


「うむ!また雌雄を決しようぞ!ライバルよ!」

「ピギャー!!」

「グギャギャ!!」


ん?何か、ミリスのゴーレムと、2匹の火竜が打ち解けて仲良くなってないか?

こぶしとこぶしを軽くぶつけ合って健闘を讃えあってる感じ?

戦いの中で友情でも芽生えたのか?

うーん意外と熱い奴らだな。

すると2匹の火竜はミリスに手を振って転移して帰って行った。

凄いな、あの竜達転移出来んだ。

意外と知能高いんだな。

そんなこんなで俺達は帰路に着く事になったのだった

次回は9月12日(土曜日)に更新です!(^^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。