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35.第二形態とは
「刮目せよ、我がアイオーンの第二形態をさぁ!」
クロウリーは手にした本のページを開き、天に掲げる。
「クロウリーが命ずる!汝、偽りの姿を脱ぎ去り、真の姿を現「御免!!」
キィン、と澄んだ金属音が鳴り響いた。
いつの間にかクロウリーの背後に立っていたハンゾウの、文字通りの一閃。
声の一つも上げないまま、眉の一つも動かさないまま。クロウリーの首が、勝利を確信した表情のまま宙を舞い、地面に落ちる。
制御を失った肉体は糸の切れた人形のように倒れ伏し、頭部もろとも塵になって消えた。
「ええ……」
「まずかったでござるか?」
「いや、いいんだけどさ……」
闊歩していた魔物たちも消えていく。
奴らもクロウリーが操っていたのだろう。
「一件落着でござるな。拙者少し休みたいでござるよ」
言葉が出ない。
俺たちの家はめちゃくちゃ無事だった。
空いている部屋に余っている毛布と一緒にハンゾウを押し込み、俺たちも寝ることにした。もう何か考えるのも面倒だ。寝よう。
一万文字超えのバトルになる予定でした。




