小町の湯
おじいさんのありがた~い おはなし。
そのころ頼光一行は
「おい、貞よ まだ着かんのか。」
「ええ、まだまだ、先は長いです。」
「貞兄、もうすぐ、おらのいた足柄山につくぞ。」
「で、季武よ。なんで赤子を抱いているんだ。」
「いや、さっき川を渡ったときに渡された。」
「おまえ、何度目だよ、」
「切ればいいの、切れば」
とまあ、珍道中を繰り広げていましたが、
「ん? 足柄山???」
「んだ、そろそろ見えてくるんじゃないか。」
「おい、貞!われわれは、どこに向かっているんだ?」
「え?小野小町の温泉でしょ?」
「おまえ、大江山に小野小町の温泉があるって言わなかったか?」
「何言ってるんですか。出羽の国、米沢にある『小野川温泉』が、小町の湯って言われるんですぜ。」
「なんで、温泉?」
「だって、頭、小町『の』湯まで、案内しろって言いましたよね。」
「大江山に小野小町温泉があるって言ってなかったか?」
「はい、小野小町温泉は大江山、小町の湯は小野川温泉のこと。」
「だから、その大江山の『酒呑童寺』に行くの。」
「おれ、大江山から下りてきたやつ切ったっていいましたよね。切るよ!」
そんなわけで、あわてて、頼光一行は大江山に向かったそうな。
ようやく、博雅三位が大江山に着くと、「ほすとくらぶは」跡形もなく無くなっていたそうな。
「あっ、博雅さ~ん。」
「小式部さん、ライヴ会場は?」
「ライヴ?」
「『酒呑童寺』で、ライヴバトルやるんじゃない?」
「『酒呑童寺』?」
「そうだった、『酒呑童寺』を取り締まれと、関白殿のご命令だ。」
「この騒動、『酒呑童寺』は関係ないんじゃないですか?」
「いや、そもそも あなたが、風紀の乱れって占ったからでしょ。」
「なんかわからないけど、ライヴバトルやるの?いいわよ、やってやるわ。」
と、いうわけで、どりあえず4人はくらぶ「酒呑童寺」に向かった。
「『ライヴバトル』の出演受付は、こちらです。」
「酒呑童寺」の脇にある受付所で、手続きを済ませた、小式部たちは、会場に入っていった。すでに「酒呑童寺」の周りには、長い列ができている。
「きょうは、何組出るの?」
「はい、今、あなたがたで5組目ですね。」
「ふ~ん、だれ?」
「はい、まず『嵐を呼ぶ、おにふたーず』」
「『おにふたーず』じゃなくて?」
「ええ、めんばーが事故にあいまして、急遽変更しました。」
「ぶーとかいうウクレレの名人はいるんだよな。」
「はい、サウンドの中心ですから」
「で、あとは?」
「挑戦者が『三人官女』『五人囃子』『バンタナ組』ですね。」
「あいつら、出られるのか?」
「もう一枠、残ってるんですが……。」
「っていうか、『三人官女』って、まさか、違うよな?」
「パパ、どうしたの?」
「いや、なんか変な予感がするんだ。」
【ごきょうくん】
おじいさんとの約束だよ。
「の」のつかいかたに 気をつけようね。
「の」の使い方に注意ですね。




