第一回 設定解説&設定開示コーナー
モノ アヘナ「設定解説&設定開示コーナー!!!」
モノとアヘナが舞台の上で台本片手にそう宣言する。
モノ「ついに始まりました、こちらのコーナー。第一回は我々が担当すると言うことで。ほんと嬉しいですよ、ねえアヘナさん」
アヘナ「そうですね、モノさん。まさか我々がこのコーナーを担当できるとはびっくりです」
いつもと違う謎の口調でそんなことを言ったモノとアヘナは唐突に黙り手に持っている台本をじっと見始める。
モノ「え?なにこれ?」
アヘナ「知らない」
モノ「わざわざ台本まで用意されてるけど。バトロワするんじゃなかったのか?」
台本を見ていたアヘナが気づく。
アヘナ「台本に書いてあるよ。ここにいる私たちは本編とは関係ないって。
このコーナーは本編で出すほどでもないけど存在する設定や
本編で詳しく解説される予定のない設定について話していくコーナーなんだって」
モノ「ほんとだ。ここで俺達が知ったメタい設定は本編の俺達には一切伝わりませんって書いてある」
舞台の下の人からカンペが出される。
モノとアヘナはそれを見て困惑した。
カンペ「早く始めて」
アヘナ「なんか早く始めてって言われてるけど」
モノ「全然状況が分かんないんだよ……」
カンペ「台本通りに行けばいいから」
モノ「じゃあ……第一回、設定解説&設定開示コーナーは主人公モノと」
アヘナ「メインヒロインのアヘナでやっていくよー」
ぎこちなくモノとアヘナが始める。
モノとアヘナが台本のページをめくる。
モノ「えっと……最初のテーマは名前について」
アヘナ「登場キャラの名前の由来を話していくよ。確かに私も気になる」
アヘナはかなり興味を示した。
アヘナ「じゃあ主人公のモノからどうぞ」
モノ「親になんでこの名前にしたか聞いたことないから知らないな」
アヘナ「そうなんだ。ちなみに私は自分でつけたよ。
モノの精神で生まれて本読んでるうちに名前が欲しくなったから。
名前の由来は女神アテナを英語で書いたときのスペルのAthenaからtを抜いただけ」
モノ「なんでtを?」
アヘナ「そこの理由はないよ」
モノ「ふーん。あ、台本に作者がなんでその名前にしたか書かれてる」
モノは大して興味がないのか軽く流して次に進む。
アヘナ「ほんとだ。私の名前は今説明した通りだね。モノの名前の由来も書かれてるよ」
モノ「えっと……ギリシャ語の数字の1が名前の由来って書いてあるな」
アヘナ「小さく、ざっと調べただけなので数字の読み方を間違えてるかもしれませんとも書いてあるよ」
モノ「そんな理由だったんだな。でも俺この名前好きじゃなかったんだよ」
アヘナ「なんで?」
モノ「物みたいじゃん。だから嫌いだったんだけど、お前らに呼ばれるうちにそんな気持ちも消えていった」
アヘナ「よかった、私がモノを傷つけてたらどうしようかと思ったよ」
モノ「ん?なんかジディの名前の由来も書いてある」
アヘナ「モノはどういう理由で息子にジディって名付けたの?」
モノ「なんか急に思いついた。ピンと来たんだよ」
アヘナ「そうなの?ちなみに作者はモノに繋げてギリシャ語の数字の2を元にしたみたいだね」
モノ「へー」
モノとアヘナは納得して台本のページをめくっていく。
アヘナは読むのがはやくページをさっさとめくっていた。
アヘナ「次は他の主要メンバーの名前だって」
モノ「まずは鬼からだな」
アヘナ「鬼は炎華、影葉、鉄真、鬼玄師匠、妖玄師匠だね」
モノ「こんなの由来もなにもキャラの特徴にもう一文字つけただけだろ」
アヘナ「そうだろうけど一応ね。ちなみに私たちは作者のこの名前にした理由しか話さないよ」
モノ「みんなの親がどんな考えで名前をつけたかは知らないからな」
アヘナ「もしかしたら別の回で話すことがあるかもね」
モノ「じゃあ行くぞ。炎華は火や炎の魔法が得意なキャラで、
そこに華っていう適当に選んだ文字を足したのが由来だって」
アヘナ「影葉は一応存在する忍って設定から影に、適当に選んだ文字の葉を足して影葉。
鉄真は鍛冶師だから鉄、そこに真を足して鉄真ってなってるね」
モノ「鬼玄師匠は鬼だから鬼となんか達人感がでる玄で、妖玄師匠は魔法が得意で妖とさっきの理由で玄」
アヘナ「妖玄師匠のほうは魔を使うのも考えたけど妖のほうがしっくりきたらしいね」
モノ「元々は鬼の名前には全部鬼が入ってたみたいだな。
炎鬼、影鬼、鉄鬼、武鬼、妖鬼だったけどワンパターン過ぎてやめたらしい」
アヘナ「炎華と炎牙とかめちゃくちゃ似てるけど、それはどうなの?」
モノ「作者の発想力の限界だ。作者がこの作品を書く時に苦労したことで真っ先に名前って言うくらいには名前決めに苦労してる」
アヘナ「色んな作品のキャラと同じような名前にならないようにしようとした結果、泥沼にはまったらしいよ」
モノ「話の大筋はできてるのに名前が思いつかないせいで書き始めるのが遅れたらしいな」
アヘナ「しかも一番苦労したのが主人公であるモノの名前だから一話で止まるっていうね」
モノ「俺の名前が思いつかず名前の由来として良さそうなやつを探した結果が数字らしい」
モノとアヘナは台本を読みながら話していく。
アヘナ「話が逸れたね。次は悪魔の名前いくよ」
モノ「悪魔は炎牙、震音、雷斗、蒼水だな」
アヘナ「炎牙は炎華と同じ理由だね。得意な魔法に適当に選んだ牙」
モノ「ていうか他も同じ理由だな。得意な魔法に一文字。震音は能力が衝撃だからどうしようか悩んだ結果、地震から取ったってなってる」
アヘナ「じゃあ次の設定行くよー」
台本を見たモノが少し戸惑う。
モノ「これは本編でやったほうがいいんじゃないか?」
アヘナ「本編でやるのは難しい上に本編でやっても、上手く活かせそうにない設定だからここでやるって」
モノ「えー……じゃあ言うぞ。俺が元いた世界は地球がある世界ではない……そもそも俺は地球を知らないな」
アヘナ「作者によると地球と似たような歴史があり同じように発展していったまったく別の世界でモノは生きていました、だって」
モノ「歴史は似てるだけで違うから俺が王様やってた国含めて同じ国はないみたいだな。
でも別の世界とはいえ同じ人間が同じ条件で発展させてるため、
地球にある国と似たような国は俺の世界にも存在しますだってよ」
アヘナ「モノの世界と地球の世界はどちらも魔法がないし他も全く同じ法則みたいだね」
モノ「俺がそっちの世界に行く可能性もあったのかもな」
アヘナ「そうなってたら私たちがモノと会えないからものすごく嫌」
モノ「そうだな。あれ?台本終わったな」
アヘナ「第一回は終わりみたいだね」
モノ「じゃあ第一回、設定解説&設定開示コーナーを終わります」
アヘナ「第二回がいつあるかわからないけど、次回は私とモノじゃない人が担当すると思うよ」
モノ アヘナ「それじゃあ、見てくれてありがとうございましたー!本編と次回のコーナーもお楽しみにー!」
モノとアヘナが一礼をして幕が下りていく。
モノ「俺達はこれからどうすんの?」
アヘナ「え?……さあ?」
幕が下りきってもモノとアヘナは喋り続けていた。




