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魔王の生き様~遠い未来で君と共に~  作者: 赤天アリス
四章 新たなる時代の幕開け
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新たな国を

――――朝食時


「――――国を作るぅ!?」


「本気かシード!?」


「あぁマジだ。…あっ、これ美味いな」


ファームとフロルが茫然とする中で、疑似的な頭蓋骨を生み出して食事を食べるラスハント。流石は初代から仕えるデュラハン、一切驚いていない。


「国の経営は簡単ではないぞ」


「問題無いさ。それにお前らの支援も要らない。ただ…そうだな、俺の派閥の兵士は流石に連れてくぞ。騎士団と宮廷魔導士団からも」


「それは良いわよ、流石にね」


「なら安心だ。まぁ街が完成したら呼んでやるよ」


「楽しみにしてるね!」


「おうよ!」


―――その後、兵の大半が休暇中という事で手紙を書いて慕ってくれてる将軍の所に届けに行った。住所を調べるのが大変だったが、無事届けることに成功。


「まぁそう言う事で来てくれるか?」


「勿論です!部下も呼んで宜しいでしょうか?」


「勿論さ。その手紙に書いてある日時。9/1に集合場所に来いよ。それまで休みだが、その日に第二魔界だから十二分に気を付けろ」


「ハッ…!」


そんなやり取りを数十名と繰り返し、今度はシャナリアの所へと移動した。


「良いわよ」


「まだ何も言ってないんだが」


「貴方に付いてくから。騎士団は元々全員貴方の派閥よ?分かったら行って、今忙しいの。あぁ、魔導士団の方は貴方に付いてく派閥だけこっちに寄越してくれれば連れてくわよ。場所はどうせ第二魔界でしょ」


「今度美味い喫茶店紹介するよ」


「ホント?フフッ、期待してる」


流石はシャナリア、既にわかっていたか。やっぱかなりの猛者だな。取り敢えずこれで騎士団はOKだよな。だとすれば次は宮廷魔導士団か。


バルバストは一応こっちの派閥だが、どうなるんだろう。こっちだとは言えレイちゃんを心から尊敬する人だもん。俺とレイちゃんは若干違う。だから微妙な気がする。


「―――私はシード様の道より…フロル様を応援すると決めました」


「ん、そうか。大丈夫、その道を選ぶなら俺はそれを応援しよう」


「…申し訳ございません、そして……ありがとうございます」


「んで、俺が連れてける兵は居るのか?」


「こちらに」


「どうしてお前等は情報がそんなに早いんだか…」


「シャナリア殿が連絡をしてくれました」


「なるほどな」


「約一万名となっております」


騎士団が総勢四万弱だから、合計で五万か。悪く無いんじゃないか?ってか結構良い方な気がするね。…本当は騎士団はもう一万程度居たが、前回の戦争で殉職してしまった。


魔導士団はそれなりに生きていたが、やはり騎士団が戦っていた場所は前線だったからな。


「全員を転移で飛ばすのは無理があるし、お前等は一旦シャナリアの指揮下に入れ。あぁ別に騎士団として戦うわけじゃ無く―――」


「「―――承知しました!!」」


「う~ん、従順過ぎて俺感動。騎士団の所に行けばすぐ迎え入れてくれると思うから。…まぁ基礎訓練はお前等もやる羽目になるだろうけど頑張れ」


「「ハッ!」」


今度は屋敷に移動し、皆に事情を簡単に説明。まぁ結果は言わずもがな快諾。と言う事でお引越しをササっとする事に。バハとアザは忙しいらしいので居ないが、まぁ…別に良いだろ、多分。どうせ何時か来る。


―――やる事は大体終わったので城の方に俺だけ転移し、ルナテクスに転移の魔法陣を草原エリアに設置してもらった。


「あっちには設置したのね?」


「勿論」


「それじゃやるわよ」


刹那、魔法陣が輝いて屋敷と旅館のある敷地がそのまま移動してきた。マジでそのまま来たのでかなりびっくり。中庭に居たワールスやエトワールも腰を抜かしている。


「うん、こんな所かしら」


「やっぱ凄いな」


「僕は天才だからね。それじゃ図書館に行くから付いてきて」


「は~い。あっ、お前等は別にそこでそのまま生活してればいいから。このエリアをどんなふうにするかは後々な」


「「ん!」」


「良い子だ」


可愛い二人の笑顔を見てからルナテクスに付いて行き、図書館へ到着。別に汚い訳じゃないが、確かに埃が目立つ。


「此処は当然ながら地下もあるんだけど隠し部屋とかもあってね。ダンジョンの能力を使ってるせいで転移門もあるから正直迷子になりやすいの。序でに大きさは……凄いわよ」


「忘れたんだな、どの程度か」


「僕が忘れるとでも?忘れたけど」


「だよなぁ。…でもこれ、流石に広すぎじゃない?」


「仕方ないじゃない、世界各国の本を集めてるし。それに僕自身もそれなりに書いてるからさ」


「師匠が書いてるのが地下?」


「ううん、地下も此処も大体が私のだよ。世界中で生み出された本より、僕が書いた本の方が多いからね。…あぁそうそう、これ図書館の鍵でこっちが地下室の鍵。大事に持っておいて」


「良いの?」


「僕も持ってるからね。それに君は此処で授業を受けるし此処で掃除をするんだから必要でしょ?」


「まぁ確かに」


そんな会話をしながら図書館の中を一緒に歩いていく。換気用の窓が無いなぁ、とか思ってたが全然ジメジメしておらず、何なら草原エリアみたいな雰囲気で爽快な気分になる。


「後で今この城で働いてる同僚を紹介するけど、一応僕がトップ、次点で君かな。魔王は君が名乗って良いからね」


「優しいな」


「興味無いから、魔王なんて。僕は魔術師として奇想天外な人生、摩訶不思議な人生を歩みたい」


「もう十分奇想天外だと思うんだが…まぁ応援するよ」


「フフッ…どうも。それじゃ掃除始めましょ。魔法は使っちゃダメよ。一応全てに防火とか防水の効果を付与してもらったけど、一応ダメ。それに自分の足で歩きながら掃除する方が何処に何があるか分かるでしょ?」


「確かに。んで…どうやって掃除するんだ?」


「雑巾がけ。木の板だから気にせずやれるよ。僕が普段使う司書カウンターはあっちね。ほら、丁度背後が入り口で、あのカウンターの場所が最奥」


「ごめん、ちょっと遠すぎじゃない?」


「…そうね、移動させましょう。手伝ってくれる?」


「俺は師匠の手伝いさんだぜ?」


「フフッ、そうだった。こき使うわね」


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