鉄くずの山の上で
もうアイデアがなさすぎてやばいです。軽い気持ちでやらなきゃよかったかも。
闇の中、彼は自分が自分自身であるのを確かめるようにゆっくりと目を見開いた。
すると、そこには様々な大きさのタイヤやライト、フレーム、エンジン、モーター、などなど車の部品らしきものがぞんざいに山のように積まれていた。中には、まだ使えそうな古びたスーパーカーもある。
しばらく、彼は目に映る光景を呆然と眺めていた。そして、妙な脱力感を楽しんでいた。
上を見ると、夕焼けの空が徐々に夜の闇に飲み込まれていくところだった。始めてみる景色は彼にせいの実感を与えさせた。
彼が認識しているのは自分が人間であったということ。そして、今も人間であるということ。
彼は自然に、自らを証明すべく、体を起こそうとした。すると、ガガガガという音を立てながら、体が車の山を滑り落ちていった。
彼は気づく。自分の体が以前のような体ではないということに。自分の姿が崩れて落ちてきたバックミラーに映った。
斜め50度くらいの傾斜の茜色のボンネット。バンパーは少し丸みを帯びてとんがっている。フェンダーも茜色だが、文字が少し見える。でも、かすれていてよく見えない。ルーフやサイドシルはなく、まるでマリカーに出てきそうな車体だった。
間違いなく、車だった。それも、マリカーに出てきそうな。中の構造はほとんど見えないが、ハンドルだけ見える。彼は一瞬、自分の姿を疑った。そして、確かめるように手と足を少し動かす。
「ブルルルルンッ」
エンジンの音がした。そして、それと同時にさらにいろいろなものを巻き込み、ほかの部品が崩れていく。間違いなく、自分の意志でやったものだった。
車には詳しくないのですが頑張ります!




