No. 73 倒し方
「とは言ったけど••••••」
さて、どうしよう。
どうやって倒せばいいんだ。
『策が無いのに、倒してから考えるとか言ってたの!?』
そうだ、悪いか!
『あんたが凄く残念な人に見えてきたわ••••••』
勘違いするなアダマス。
オレは最初から残念な人だ!
『開き直ってんじゃないわよ!』
そんなことより、何か対策を教えてくれ。
見ろ、真冬とツバキさんがなんとか近くに寄れたみたいだが、華麗なステップで攻撃が擦りもしてないぞ。
『というか、もうちょっと考えてから攻撃しなさいよ。あの二人で連携とかすればいいじゃない』
いや、出来たばかりのパーティだし、下手な連携はお互いの足を引っ張るだけになるんじゃないのか?
『ああ、それもそうね』
そうこうしてる間にも、ケンタウロスは大量の矢を放っている。
「何処から矢を出しているんだよ••••••!?」
あいつは四次元ポ○ット的なものでも持っているのかよ!
『多分、錬金術に近いスキルでも使えるんじゃないかしら?』
つまり、弾切れは期待出来んわけだな!
弱点とか無いのか?
『あるわよ』
「マジで!?」
教えてくれ!
『んー、いきなり答えを出すのもあれだから••••••まずはヒントをあげるわ』
「いや、答えを教えろよ!?」
オレはクイズがしたいわけじゃないんだよ!
『まあまあ、そう言わずに。で、ヒントだけど、そうね、神話でケイローンはどうやって死んだかを考えれば簡単ね』
ケイローンがどうやって死んだかって••••••。
てか、前から思ってたんだが、神話の出来事って、この世界では実際にあったことなのか?
今度、リオンに聞いてみよう。
まあ、そんなことよりケイローンの死因だ。
確か••••••。
「••••••毒矢か!」
正確には、毒矢を受けたその後にゼウスに不死を無くしてもらって死んだわけだが、それはいいや。
「ヒュドラの毒が付いた矢を撃ち込めばいいのか?」
『正解。基本、神話に出てくる存在は、神話と同じような殺し方が効果的なのよ』
怖ッ!?
しれっとそんなことを言うなよ。
『まあ、いいじゃない。倒し方は教えたわ。後は、自分が何をすればいいかわかるわね?』
••••••武装召喚で毒矢を召喚して撃ち込めばいいってか?
オレ、弓なんて使えないぜ?
『別に弓で当てなくてもいいのよ。当たればなんでもいいわ』
いや、そんなこと言われても••••••。
と、そこでピンと来た。
そうだ、弓なんて使う必要が無いじゃないか。
『顔が怖いわよ。ま、何か思い付いたみたいだし、頑張りなさいな』
・おまけ
弾切れ
数ヶ月前。
真冬「ねえ、お兄ちゃん。なんでゲームのアーチャーとかガンマンって弾切れが無いの?」
秋矢「真冬、それは気にしちゃいけない。それはまさしくゲームだからこそ弾切れが無いんだ」
真冬「そっかー。まあ、現実とは違うもんね」
秋矢「ああ、リアルなら普通に弾切れするからな」
••••••と、思ってた時期がオレにもありました。




